セイコーが掲げる地に足のついたSDGs活動を、このモデルが体現！｜SEIKO

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数量限定1300本。美しい南極の自然環境保全を支援する「1968 ダイバーズ」

＜セイコープロスペックス＞から、1968メカニカルダイバーズを最新技術で現代的にアレンジした数量限定モデルが、世界限定1300本、うち国内300本について、2022年1月14日（金）より取り扱い開始される。本作は、南極の美しい自然がいつまでも続くよう願いを込めてデザインされたもの。海洋保護活動を支援するSave the Oceanシリーズに新たに加わるとともに、第63次南極地域観測隊への寄贈を通じて、セイコーダイバーズが約半世紀ぶりに南極の地へ赴くことになった。

Text by OZAKI Sayaka

オリジナルの革新性を継承しながら、更なる進化を遂げたセイコーダイバーズウオッチ

セイコーは、1965年に国産初のダイバーズウオッチを製造し、以来、独自のテクノロジーを搭載したウオッチを次々と世に送り出してきた。

1966年から1969年にかけては、日本の学術発展および国際協力事業の一環として、南極地域の観測を行うために派遣する「南極地域観測隊」の装備品として4回にわたって寄贈され、信頼性、安全性を第一に追求するセイコーダイバーズの性能が評価・実証された。その後も、地球のあらゆる過酷な環境下において多くの冒険家、探検家に使用されることで、高い信頼を獲得してきた。

「メカニカルダイバーズ」（1968年。非売品）

なかでも1968年に発売された「メカニカルダイバーズ」は、当時世界最高水準の10振動ハイビートムーブメントを裏蓋のないワンピース構造の300メートル防水ケースに搭載し、セイコーダイバーズウオッチの歴史を語る上で欠かせない存在となった。このマイルストーンを築いた画期的なモデルに、現代的なデザインアレンジを施し、最新技術による外装素材やムーブメントを用いて、オリジナルの革新性を継承しながら、更なる進化を遂げた「＜セイコープロスペックス＞1968 メカニカルダイバーズ現代デザイン Save the Ocean限定モデル」が誕生したのだ。

本作では「1968 メカニカルダイバーズ」の特徴である、上下のかん足を美しい鏡面で繋いだ流線型のフォルムを継承しながらも、そのスペックは約50年の時を経て大きな進化を遂げている。ケースとベゼルはもちろんリュウズに至るまで、世界最高レベルの耐食性を備え、白く美しい輝きを放つステンレススチール素材「エバーブリリアントスチール」を採用。プレミアムスポーツウオッチとして、長期使用に耐え得る素材を採用すると同時に、ねじロック式リュウズの内部構造には、「着脱巻真パイプ構造」を選択。リュウズが直接ケースではなく、ねじ溝が切られた専用パーツを介して固定されることで、ケース寿命を飛躍的に向上させることに成功した。

ムーブメントには、雫石高級時計工房において製造されるダイバーズウオッチ専用のメカニカルキャリバー8L35を採用することで、腕時計としての基本性能が大幅に向上されている。

ダイアル上には、約3000万立方キロメートルの体積を有する地球上で一番大きな南極氷床の壮大な景観を、ブルーグラデーションの型打ちによって表現。内面無反射コーティングを施したデュアルカーブサファイアガラスに加え、インデックスと時分秒針に塗布されたルミブライトによって、あらゆる環境下で高い視認性を確保する。

ストラップには、1968年当時のオリジナルモデルに使用されていた特徴的な凹凸形状のテクスチャーが再現されているが、素材は紫外線や汗・皮脂による劣化の少ない強化シリコンに改め、高強度を実現。また、付け替え用として、「製紐（せいちゅう）」と呼ばれる日本の伝統技法で編み込まれたブルーのファブリック製ストラップも付属される。タフな使用環境での長時間使用にも耐え得る高耐久性を有するだけでなく、斜めに織り上げた糸を袋状に編み上げる構造によって、肌当たりの良い快適な装着性と審美性も兼備している。

海洋保護活動を支援するSave the Oceanシリーズに加えられた本作は、その活動の一環として、南極地域観測隊を派遣する国立極地研究所への支援を行い、同時に、第63次南極地域観測隊への寄贈を通じて、およそ半世紀ぶりの連携を実現。セイコーは、国連が定める持続可能な開発目標（SDGs）の目標14（海の豊かさを守ろう）を念頭に、今後も活動を継続するという。