マルチタイムゾーン表示のタフな航空時計

センターに配された時刻表示とGMT針はどちらも、昼夜が明確にわかる24時間表示式。現地時間と本国時間をそれぞれ表示し、さらに24時間インデックスを配した回転ベゼルを時差に合わせて調整すれば、第3国の時刻まで把握できる。もともと高い防水性とタフなスペックをもつ「エンジニア ハイドロカーボン」にあらたにこうした航空系モデルがくわわり、選択のバリエーションが広がった。

文字盤にマイクロガスライトを装備するだけでなく、存在感もたっぷりなセラミック製の両方向回転ベゼルに文字を刻み入れ、そこにマイクロガスライトをセット。さらに、その上にサファイアクリスタルでコートして、抜群の強度も誇る。精度を司るテンプを衝撃から守る、ボール独自の耐震機構も装備するなど、耐衝撃性はISOの基準を大きく上回る7500Gsに達している。タフに使えるトラベルウォッチを探しているのなら、断然にこの時計である。

エンジニア ハイドロカーボン エアロGMT
ケース｜ステンレススチール
直径｜42mm
厚さ｜13.85mm
ムーブメント｜自動巻き（Cal.RR1201-C）
機能｜マルチタイムゾーン表示（GMT針で第2時間帯表示、回転ベゼルを利用して第3時間帯表示）、日付表示
ブレスレット｜ステンレススチール
防水｜300ｍ
発売時期｜8月予定
価格｜39万9600円

BMWのダッシュボードを意識したデザイン

ボール ウォッチが鉄道時計の伝統を継承して培った耐衝撃性や高い視認性はモータースポーツにおいても有用であり、近年のBMWとのパートナーシップに基づくコレクションも好評である。

この新作タイムトレッカーは200ｍ防水のスポーツモデルでボール ウォッチらしいタフなスペックを踏襲。14個もの自己発光型マイクロガスライトを利用したインデックスと針は、抜群の視認性だ。5000GSの耐衝撃性とムーブメントの周囲にラバーブロックを配して衝撃を吸収する“アモータイザー”システムによって、時計を着用したままゴルフも楽しめる。

BMWのダッシュボードメーターを意識してデザインされ、文字盤には繊細なテクスチャーパターンが刻まれている。リューズはBMWに採用されているiDriveコントローラーをモチーフとしている。BMWとボール ウォッチの共通する世界観を感じ取れるモデルであり、シンプルなスポーツウォッチに仕上がっている。

BALL for BMW タイムトレッカー
ケース｜ステンレススチール
直径｜44mm
厚さ｜13.45mm
ムーブメント｜自動巻き（Cal.RR1102-C)
ブレスレット｜ステンレススチール
防水｜200ｍ
価格｜39万3120円

特殊合金とカーボンファイバーの融合

この新作エンジニアII ボルケーノにはミューメタルと呼ばれる新素材が使用されている。具体的には、強靭な素材であるカーボンファイバーとミューメタルを幾重にも重ね合わせ、高圧をかけてケースへと成型されているのだ。

こうして生まれたミューメタル・カーバイトのケースは、カーボンファイバーの強靭さとミューメタルの耐磁性を兼備。耐磁性は、従来の検査機の測定上限だった8万A/mを上回る（現在、正確な数値は研究機関にて検証中）。

もちろん、ボール ウォッチらしい5000Gsの耐衝撃性、15個のマイクロガスライトによる視認性も併せ持つ、まさにタフで頼りになる腕時計なのだ。

エンジニアII ボルケーノ
ケース｜ミューメタル・カーバイト
直径｜45mm
厚さ｜12.4mm
ムーブメント｜自動巻き（Cal.RR1102-C）
機能｜日付表示、曜日表示、15個のマイクロガスライトによる自己発光システム、8万A/m以上の耐磁性
ストラップ｜ブラックラバー（ナイロン製NATOストラップ付属）
防水｜100ｍ
発売時期｜11月予定
予価｜43万2000円