Ralph Lauren｜ジュネーブサロン総力レポート！

Ralph Lauren｜ラルフローレン

「スポーティングコレクション」にアウトドア用モデル登場

コレクションの誕生から4年目を迎えたラルフローレンウォッチ。他の時計ブランドと比較すると、完全な新作モデルは例年同様に控えめだ。しかし、コレクションそれぞれにバリエーションの充実が図られており、本格時計ブランドとして確実に進歩をつづけている。

Text & Event Photographs by SHIBUYA Yasuhito

いま一度コレクションを確認しよう。まずはラルフ・ローレン氏ご自慢のヴィンテージカー・コレクションのひとつ、「ブガッティタイプ57SC クーペ・アトランティック」の内装をモチーフにデザインした、「スポーティングコレクションオートモーティブモデル」。次にブラックセラミックケース＆ブレスレットにローマ数字インデックスというユニークな組み合わせで、精悍さとエレガンスを両立する「スポーティングコレクションクロノグラフモデルブラックマットセラミック」。続いて、超薄型スクエアケースとローマ数字＆アラビア数字を組み合わせた文字盤が素晴らしい、アールデコスタイルの「スリムクラシックコレクション 867 モデル」である。

昨年大きな拍手で迎えられたこれらのコレクションは今年、それぞれに魅力的なバリエーションがラインナップ。「～オートモーティブモデル」には毎日快適に着けられるブレスレット仕様が登場。「～クロノグラフモデルブラックマットセラミック」には、あらたにブレスレット中央に鮮やかカラーのレーシングストライプが入るモデルがお目見えした。そして「スリムクラシック～」には、ひと回り大きな32ミリサイズや、ベゼルにダイヤモンドをセッティングした仕様が追加されている。

「スポーティングコレクション」にくわわった、あたらしいテイストのモデルが「クロノグラフモデルサファリRL67」である。ガンメタル加工のケースにオリーブグリーンのキャンバス地ストラップは、キャンピングやトレッキングなどアウトドアでの着用にピッタリの一本だ。またブランドの顔ともいえる馬のあぶみ型ケースの「スティラップコレクション」には、あたらしいレディスハイジュエリーモデルも登場している。

「スポーティングコレクションクロノグラフモデルサファリRL67 45mm」

精悍さとエレガンスが融合したフィールドウォッチ

コレクション初となるアウトドアテイストのクロノグラフ。ステンレススティール素材に特殊化学熱処理を施すことで、ケースの硬度は約4倍にアップ。また落ち着きのある精悍な色味となった。搭載されるクロノグラフムーブメントはジャガー・ルクルトがラルフローレン専用に組み上げた「キャリバーRL751/1」で、65時間のパワーリザーブ。ストラップにはヴィンテージ加工が施され、ケースの色味とのマッチングは完璧だ。また仕様はまったく同じでケースサイズが直径39ミリのタイプも用意。なお“RL67”というネーミングは、「ラルフローレン」ブランドがスタートした1967年にちなんでいる。

自動巻き、ガンメタル加工のSSケース、キャンバス地ストラップ、ケースサイズは直径45×厚さ12.2ミリ、シースルーバック、5気圧防水。89万3550円、今秋発売予定。39mmモデルは82万8450円。

「スリムクラシックコレクション 867 モデル」
男性待望のラージサイズ！

これまでの27.5ミリサイズよりもひと回り大きい、大柄な男性の腕にもピッタリの縦横32ミリサイズの超薄型ドレスウォッチ。搭載ムーブメントは27.5ミリサイズと同じ、マニュファクチュールのピアジェが製造する極薄ムーブメント「キャリバーRL430」である。写真のローズゴールドケースのほか、ホワイトゴールドケースの仕様もある。

手巻き、ローズゴールドケース、アリゲーターストラップ、ケースサイズは縦32×横32×厚さ5.7ミリ、3気圧防水。162万7500円、10月発売予定。ホワイトゴールドケースは178万7100円。

「スポーティングコレクションオートモーティブモデル」
夏でも安心のブレスレット仕様

中央がブラックマットのガルバニック仕上げ、その周囲にブラウンの楡の木目装飾を施し、ヴィンテージカーに通じる古き良き機械のテイストを漂わせるスポーツウォッチ。搭載ムーブメントは、時計愛好家垂涎のIWC製の通称“ジョーンズキャリバー”RL98295。シースルーバックのケース裏からその姿を鑑賞する楽しみもある。

手巻き、SSケース＆ブレスレット、ケースサイズは直径44.8×厚さ11.2ミリ、シースルーバック、5気圧防水。128万9400円、今夏発売予定。