「1858タイムライターII クロノグラフ バイ-フリークエンス 1,000」
1/1000秒単位の計測を実現！

機械式にして1/1000秒単位のクロノ計測が可能、しかも45分という異例の長時間で行うことができる、革新のモノプッシャー（シングルプッシュボタン）クロノグラフ。1万8000振動／時（毎秒2.5Hz）のロービートで振動する古典的なチラねじ付きテンプのほかに、その20倍の36万振動／時（毎秒50Hz）の超高速で振動するクロノグラフ専用を備えており、リュウズ上に設けられたクロノボタンをプッシュ（スタート）すると、クロノ針を文字盤外周に刻まれた1/100秒刻みの目盛に沿って動かす。さらにこのテンプが規則的に放出するエネルギーを使って、「1/1000ホイール」と呼ばれる、毎秒10回転するホイールを駆動。この2つを2セットのコラムホイールで制御して、1/1000の計測を実現しているのだ。計測結果は、針ではなく12時位置にあるインジケーターで読み取ることができる。クロノ針を無理に超高速で駆動せず、限られたエネルギーを効率的に使う巧みなシステムであり、モンブランの高級時計研究所の実力が遺憾なく発揮された画期的なモデルといえる。なお「タイムライターII」の名称は、2010年に発表された、やはり画期的なモデル「タイムライターI メタモルフォシス」のシリーズ名を引き継いだものである。

手巻き、ホワイトゴールドケース、アリゲーターストラップ、ケースサイズは直径47×厚さ10.6ミリ、3気圧防水、世界36本限定。2887万5000円（予価）。10月1日発売予定。

「ニコラ・リューセック クロノグラフ オープン ホームタイム」
モノプッシャークロノに加え、ディスク式GMT機能を初搭載

2008年にスタートした、「ニコラ・リューセック」コレクションの最新作。ル・ロックルのファクトリーで製造される、コラムホイール＆垂直クラッチ採用の完全自社製クロノグラフムーブメントを搭載。回転ディスクによるクロノグラフ30分計、60秒計のほか、文字盤上部にオフセットされた時分針＆時刻表示インダイヤルの6時位置に、ホームタイム（第2時間帯）の時をディスクで表示する。さらに9時位置にデイナイト表示、3時位置に日付表示を備える。世界を飛び回り、世界と仕事をする人にふさわしいGMTウォッチだ。

自動巻き、レッドゴールドケース、アリゲーターストラップ、ケースサイズは直径43×厚さ15ミリ、3気圧防水。307万4400円（予価）。9月1日発売予定。同じムーブメントを搭載したSSケース＆ブレスレットのモデル（予価126万円）もある。

「スター クラシック オートマティック」
洗練が生んだシンプル・ドレスウォッチ

モンブランのトレードマークである「ホワイトスター」をモチーフにとり入れた「スターシリーズ」に新登場。シンプルなスモールセコンド付きのドレスウォッチだ。“バック・トゥ・ベーシック”をテーマにした文字盤やケースは、とにかくシンプルで、薄く、エレガント。モンブランのステーショナリーにつうじる“主張し過ぎない”控えめなデザインが好ましい。また39ミリというケースサイズは、日本の男性にもピッタリ。サファイア風防には両面無反射コーティングが施されているので、視認性も申し分ない。落ち着きある大人の男性のためのプレミアムな腕時計だ。

自動巻き、レッドゴールドケース、アリゲーターストラップ、ケースサイズは直径39×厚さ8.9ミリ、3気圧防水。92万5050円（予価）。7月1日発売予定。SSケースモデル（予価29万6100円、6月1 日発売予定。ホワイトまたはブラックダイヤル）もラインナップ。

「タイムウォーカー ツインフライ クロノグラフ グレーテック」
グレーが魅力、人気クロノの限定版

クロノ秒針と、それより短いクロノの60分積算計の針を、時分針と同軸に置く表示システム。さらに12時位置に文字盤の“模様”によるデイ＆ナイト表示つきの、セカンドタイムゾーン機能を組み合わせた昨年のヒット作「タイムウォーカー ツインフライ クロノグラフ」。マニュファクチュール（完全自社製）ムーブメントを搭載したこの人気モデルに、エレガントでシックなグレーのグラデーションカラーで仕上げた世界888本の限定版が登場した。このグレーの色合いは直接見ないとわからない微妙、絶妙なもの。百聞は一見にしかず、ぜひ実物を確認していただきたい。

自動巻き、サテン＆ブラス仕上げのグレーチタニウムケース、アリゲーターストラップ、ケースサイズは直径43×厚さ15.3ミリ、30mメートル防水、世界888本限定。137万7600円（予価）。10月1 日発売予定。