MOVIE｜ヒュー・ジャックマン＆ジェイク・ギレンホール主演『プリズナーズ』

MOVIE｜ヒュー・ジャックマン
ジェイク・ギレンホール主演

2011年、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が満を持してハリウッド・デビュー。愛する娘を取り戻すために行動を起こす父親の姿を描いた『プリズナーズ』が、5月3日（土）より全国ロードショーされる。

Text by KUROMIYA Yuzu

「娘の誘拐」という難しいテーマを掘り下げ、世界の批評家に絶賛された『プリズナーズ』。監督は『灼熱の魂』（2010年）でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、本作がハリウッド・デビューとなるドゥニ・ヴィルヌーヴ。

愛する娘を誘拐され、自力で犯人を捕まえようと行動を起こす父親を演じたのは、ヒュー・ジャックマン。そして事件を担当する警察官を、ジェイク・ギレンホールが熱演している。そんな二人の脇を固めるのは、ヴァイオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオなど、錚々たる顔ぶれだ。

『レ・ミゼラブル』（2012年）ではゴールデン・グローブ賞とトニー賞をダブル受賞し、「X-MEN」シリーズでも圧倒的な人気を誇るジャックマンが、これまでにない迫真の演技で、観客に「もし自分の身におなじことが起こったらどうするだろう？」という極限のテーマを問いかける。

ペンシルヴェニア州で小さな工務店を営むケラー（ヒュー・ジャックマン）の幸せに満ちた日常は、なんの前触れもなく暗転した。感謝祭の日、6歳の娘アナが一つ年上の親友と外出したまま、突然姿を消してしまったのだ。

平穏な家庭を襲った「娘の誘拐」という惨劇。手がかりは少なく、警察の捜査は錯綜する。そんななか、ケラーは証拠不十分で釈放された第一容疑者の証言から、ある男を犯人だと確信するが残された時間は少ない。

「パパはどうして助けにきてくれないの？」。愛する娘の叫びを聞いたケラーは、自力で救い出すために、決して越えてはいけない一線を越える。

『プリズナーズ』

5月3日（土）より新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督｜ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演｜ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール
配給｜ポニーキャニオン／松竹
http://prisoners.jp