マイルズ・ポラードとゼイヴィア・サミュエルがまっすぐな情熱をもつ兄弟を熱演

いまや10億ドルを売り上げる巨大な産業に成長したサーフィンビジネスの起源ともいえる男たちの熱いドラマを描く『ドリフト』がサーフィンのメッカであり、優れた映画や俳優が続出しているオーストラリアから上陸した。

監督は、すでにハリウッドからのオファーも数多くあるという俊英のモーガン・オニールとベン･ノットのふたり。オーストラリアの海の美しさと荒あらしさをともに描き、ダイナミックなドラマを展開させることに成功した。

主人公のアンディとジミーの兄弟を演じるのはマイルズ・ポラードと、ゼイヴィア・サミュエルだ。まっすぐな情熱を体現した彼らの熱演は、ラッセル・クロウやヒュー・ジャックマンらにつづいてオーストラリア映画界が放つスターの誕生を予感させる。また、やはりオーストラリア出身で、『アバター』でスターダムに躍り出たサム・ワーシントンが脚本にほれ込み、ひさびさに自国の作品に重要な役で出演している点も見逃せない。

兄弟が追いかけていた夢の行方

子どものころから波に親しんできた、オーストラリア西部の海辺の町に住むアンディとジミーの兄弟。母と3人の生活は決して楽ではなかったが、家族の絆はサーフィンへの愛情とともに強固なものとなっていた。ある日、町に流れてきたJBという旅暮らしのカメラマンと出会い、彼の生き方に大いに触発されたふたり。兄弟は仕事を辞め、夢に向かって生きることを決意し、サーフショップを立ち上げる。

JBやその女友達らの協力、かつての職場の仲間からの融資を得て、兄弟は店の拡大に成功。だが、大型サーフショップの進出や、ドラッグがらみのトラブルに巻き込まれたことで兄弟の絆は揺らぎだすのだった。

追い込まれたアンディは大金が懸かったサーフィン大会への出場を決意するが、ほかの出場者は名うてのサーファーばかり。強敵に対抗できるはずの弟のジミーは兄と袂を分かち、町を去ろうとしている。兄弟が追いかけていた夢は、ここで終焉を迎えるのか？ 真の大波がいま、彼らの前に立ちはだかろうとしていた──。

海を愛し、波に人生をかけてサーフィンの歴史を変えた男たちの物語。兄弟が夢に向かって進んでゆく、胸をゆさぶる濃密なドラマを堪能したい。

『ドリフト』試写会に5組10名をご招待！
日程│5月16日（木）
時間│18:45開場、19:00開映
会場│ヒューマントラストシネマ渋谷
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti7、8F
Tel. 03-5468-5551
応募締切｜5月9日（木）午前10時まで

応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

『ドリフト』
5月25日（土）より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
監督・脚本│モーガン・オニール
共同監督│ベン・ノット
出演│マイルズ・ポラード、ゼイヴィア・サミュエル、サム・ワーシントン
配給│日活
2012年/オーストラリア/114分
http://drift-movie.net/

© 2012 world wide mind films Pty Ltd, Screen Australia, ScreenWest and Screen NSW.