花人・赤井勝氏プロデュース。屋内花見イベント「瑞華院了聞」主催さくら祭り｜EVENT

EVENT｜「瑞華院了聞」主催さくら祭り

広尾「瑞華院了聞」のロビーが桜で彩られる

瑞華院了聞にて、4年連続となる「瑞華院了聞さくら祭り」が 2024年3月6日(水)から3月10日（日）までの5日間開催される。出店ブースやイベントを設け、昨年までとは違うお祭りのようなイベントにリニューアルした。

Text by WASEDA Kosaku（OPENERS）

出店ブースやプログラム満載。お祭りのようなイベントに

東京メトロ日比谷線・広尾駅から徒歩3分ほど。笄小学校西交差点の近くに荘厳かつ洗練されたルックスの建物が目を引く。

花人・赤井勝氏プロデュース。屋内花火イベント「瑞華院了聞」主催さくら祭り｜EVENT

「瑞華院了聞」は、郊外に設けられることが多い墓地を街中に設置した都市型納骨堂だ。なぜ、市街地に墓地を作り上げたのか。それはアクセスの良い場所に設置することにより、物理的・心理的な距離を取り払い、ご先祖や故人と向き合う機会を少しでも多くしたい、との願いからだという。完全個室でお参りできるため、静謐かつゆっくりと時間を過ごすことができる。

3月10日（日）までの期間限定で、「瑞華院了聞」では世界的な花人・赤井勝氏プロデュースによる、さくら祭りを開催している。

本イベントの開催は今回で4度目。コロナ禍で外出を自粛する動きが強いなか、少しでも故人との安らぎの時間を提供したいという思いから始まったものだ。昨年までは、全国から集めた十数種類の桜をじっくり鑑賞することをメインにしていたが、今年は趣向を変更し、多数出店ブースの設置を行なうことで、まるでお祭りのようなイベントに仕上げられた。

取材に赴いた3月6日は、花人赤井勝氏による装花パフォーマンスショー及び各国全権大使夫人によるコーラスが披露され、終始なごやかな雰囲気が漂っていたのが印象的だった。

夫人らはそれぞれ桜を思わせるピンク色の装いで、歌を披露。美しい歌声が響くなか、赤井氏の繊細かつ大胆な装花パフォーマンスは、瞬時にギャラリーの目をくぎ付けにした。

会場には、吉野桜など馴染み深いものをはじめ7種類の桜が会場を彩る。上品な設えをもつロビーに桜が組み合わさり、そこが都心であることを忘れてしまいそうだ。

また瀬戸内海小豆島ポルボロン、大信州酒造が試食・試飲、販売ブースを設けており、一層お祭りのような賑わいをみせていた。

特産品ブースのほか、音楽界の未来を担う学生らによる弦楽器四重奏や、ハープ奏者・製作者である寺本圭佑氏によるハープ演奏など、桜を見ながら楽しめるプログラムが多数用意されている。お子様から大人の方まで、宗旨・宗派は問わず、だれでも参加可能。ぜひ足を運んでみてほしい。

赤井勝
1965年大阪生まれ花人（かじん）。追手門学院大学客員教授。在大阪ロシア連邦領事館花、「パウロ6世ホール」にオブジェを制作、ローマ法王ベネディクト16世にブーケ献上、伊勢神宮式年遷宮の献花奉納など、独創的な作品は、高く評価されている。

瑞華院了聞さくら祭り
開催期間｜2024年3月６日（水）～3月10日（日）
時間｜９:00～18:00 （受付終了時間17:30）にて開催
開催場所｜東京都港区南麻布5-1-4　瑞華院了聞
お申し込み｜事前予約不要、観覧料無料
プログラム：
① 花人赤井勝氏による装花パフォーマンスショー（3月6日（水）11:30時頃）
② 各国全権大使夫人によるコーラス披露（3月6日（水）11:30時頃　※赤井勝氏とのコラボパフォーマンス）
③ 瀬戸内海小豆島ポルボロン販売ブース（3月7日（木）～3月10日（日）10:00～17:00頃）
④ 大信州酒造試飲・販売ブース（3月6日（水）～3月10日（日）10:00～17:00頃）
⑤ ハープ奏者/製作者である寺本圭佑氏によるハープ演奏（3月８日（金）15:30～16:30）
⑥ 香老舗：松栄堂によるお香販売/お香のカードゲーム「くんくんくん」体験（3月9日（土）10:00～17:00頃）
⑦ 音楽界の未来を担う学生らによる弦楽器四重奏／アンサンブルロジエによる木管楽器演奏（3月9日（土）、3月10日（日）14:00／17:00（各日2公演））
⑧ 山形県河北町マルシェ（3月9日（土）、3月10日（日）10:00～17:00頃）
⑨ 日本画家中井智子先生によるギャラリー展示／ギャラリートーク（2月24日（土）～3月16日（土）12:00～17:30　／　ギャラリートーク：3月８日（金）14:00～15:00）
⑩あみだすくい、福引き、おもちゃすくいゲーム、フォトスポットなどの期間中常時開催予定でございますので、どなた様もお楽しみいただけます。
※各催しによって実施日が異なりますので、ご注意ください。
※日程や時間は変更する場合がございますので、予めご了承ください。

問い合わせ先

瑞華院了聞
https://ryomon.jp

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