六本木・森アーツセンターギャラリーにて「KAWS TOKYO FIRST」展開催|ART

KAWS ACCOMPLICE , 2010 © KAWS, photograph by Jonty Wilde

LOUNGE / ART
2021年1月12日

六本木・森アーツセンターギャラリーにて「KAWS TOKYO FIRST」展開催|ART

ART|約70点の絵画、彫像、プロダクトを展示する大型展覧会

××で両目を表現したキャラクターで知られるアーティスト・KAWSの展覧会

六本木の森アーツセンターギャラリーにて、両目に×印を施したキャラクターを使用した、色彩豊かな作品の数々で知られるアーティスト、KAWS(カウズ)の大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST」が、2021年7月16日(金)~10月11 日(月)の日程で開催される。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

あらゆるアートジャンルの垣根を越えて活動するKAWSの“原点回帰”

KAWS(カウズ)は1974年、アメリカ・ニュージャージー生まれ。1990年代初めにグラフィティアーティストとして頭角を現し、その後93年から96年までニューヨークの美術学校、School of Visual Artsで学ぶ。バス停の看板に広告を描いた作品などを通じて知名度を上げ、90年代のグラフィティアート界の一員となる。
KAWS © Nils Mueller for Wertical
日本との関わりも強く、96年には来日して東京のサブカルチャーに触れ、ストリートアートのプロジェクトにも携わった。2001年には渋谷パルコで自身の日本初個展「KAWS TOKYO FIRST」を開催し、2019年には富士山の麓で「KAWS:HOLIDAY JAPAN」が実施され、大きな話題を呼んだ。
今回、森アーツセンターギャラリーで開催される展覧会「KAWS TOKYO FIRST」は、2001年に渋谷パルコで開催された個展と同じタイトルだが、これは初の日本個展から20 年を経た2021 年、KAWSの創作と進化の軌跡を辿りつつ、「原点回帰」の思いを込めてネーミングされたものだ。
今や時代を象徴するアーティストとして、あらゆるアートジャンルの垣根を越えて活躍の場を広げるKAWS。グラフィティ、絵画、グラフィックデザイン、産業デザインはもちろん、ユニクロやア・ベイシングエイプなどのファッションブランドや、ディオールをはじめとしたブランドデザイナーとのプロダクトコラボレーションを通じて、若い世代を中心に幅広い人気を誇る一方、近年は画家としてファインアートの世界でも揺るぎない地位を確立している。
本展では、コマーシャルアートとファインアート双方の領域を網羅するKAWSの視覚的アプローチに迫り、約70 点の絵画や彫像、プロダクトを通して、そのユニークな芸術制作の軌跡や美術史的意義を辿る。さらにKAWS が保有するプライベートコレクションの中から、自身が影響を受けたアーティストの作品も展示される予定だ。
KAWS ISOLATION TOWER(MBF), 2015 © KAWS, photograph by Farzad Owrang
KAWS SEEING, 2018 © KAWS, photograph by Jonty Wilde

KAWS TOKYO FIRST

  • 会期|2021年7月16日(金)~10 月11 日(月)
  • 会場|森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52 階)
  • 主催|フジテレビジョン、森アーツセンター
  • キューレーター|ディーター・ブッフハート、アナ・カリーナ・ホフバウアー
問い合わせ先

森アーツセンターギャラリー (六本木ヒルズ森タワー52階)
http://www.kaws-tokyo-first.jp