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ART
2020年8月19日
渋谷PARCO・NANZUKA 2GにてHaroshiの新作個展開催|ART
ART|スケートボードの廃材を素材に用いるHaroshiの新作個展
Haroshiの新作個展「HAROSHI FREE HYDRANT CO」が、渋谷のギャラリー・NANZUKA 2Gにて開催
渋谷PARCOのギャラリー・NANZUKA 2Gにて、スケートボードデッキの廃材を使った彫刻作品、インスタレーションを制作するアーティスト・Haroshi(ハロシ)による新作個展「HAROSHI FREE HYDRANT CO」が、2020年8月21日(金)から9月13日(日)まで開催される。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
Haroshiが設計デザインしたブロンズ製の消火栓を用いたインスタレーション
スケートボードデッキの廃材を用いて、様々な作品を制作しているHaroshi(ハロシ)の新作個展「HAROSHI FREE HYDRANT CO」が、渋谷パルコ2Gのギャラリー・NANZUKA 2Gにて開催される。本展では、消火栓をモチーフとしたブロンズ製のインスタレーションを展示。スケーターたちの間では、オーリーという技を駆使して80センチ前後の高さの消火栓を飛び越えることはひとつの目標と考えられており、自身も熱心なスケーターであったHaroshiも、20年ほど前に初めてアメリカに渡航した際に夢中になって消火栓を飛び、その様子を見た現地の警察官が車中から応援してくれたと語っている。
今回展示されるインスタレーションは、こうしたHaroshiの思い出や、常日ごろ身の回りのモノに対して抱いている愛情を表現したもの。作品についてHaroshiは「世界中いろいろな町に行った。どこの町にも大抵消火栓があって、古くて錆びていても、落書きされていても、ピカピカの新品でも、みんな違っていてみんなそれぞれ素敵だった。ある時ふと、彼らは街角で、僕らのことをいつも見守ってくれているのだなと思うと同時に、どこにも行くことができないのだな、と思った。チェーンで両手を縛られて拘束されているようにも見えた時、ちょっとかわいそうだなとさえ思った。いつかもし、僕が消火栓を作ることがあるのなら、世界中どこにでも行くことができる自由な消火栓を作ろうと思った」と述べている。
これは、単に物質的にリユースやリサイクルをするという行為に留まらず、アーティスト本人の精神や価値観に深く根ざした一連の活動と呼べるもの。また、本展についてHarhosiは「『FREE HYDRANT CO』は、僕らのために消火するという目的から彼らを解放し、自由な権利を与えるために生まれました。今から彼等がどこに行き、どんな生活をするのか、僕はとても楽しみなのです」とも語った。廃材を作品に用いるHaroshiにとって、「解放」はひとつのキーワードと言えるだろう。
これは、単に物質的にリユースやリサイクルをするという行為に留まらず、アーティスト本人の精神や価値観に深く根ざした一連の活動と呼べるもの。また、本展についてHarhosiは「『FREE HYDRANT CO』は、僕らのために消火するという目的から彼らを解放し、自由な権利を与えるために生まれました。今から彼等がどこに行き、どんな生活をするのか、僕はとても楽しみなのです」とも語った。廃材を作品に用いるHaroshiにとって、「解放」はひとつのキーワードと言えるだろう。
HAROSHI FREE HYDRANT CO
会場|NANZUKA 2G(渋谷PARCO 2F)
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1
期間|2020年8月21日(金)~9月13日(日)
時間|11:00~21:00 ※入場は閉場の30分前まで、最終日18時閉場
会場|NANZUKA 2G(渋谷PARCO 2F)
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1
期間|2020年8月21日(金)~9月13日(日)
時間|11:00~21:00 ※入場は閉場の30分前まで、最終日18時閉場
問い合わせ先
NANZUKA
Tel. 03-3400-0075
https://nug.jp