オウプナーズの2007年成績表――OPENERS Year in Review （1）
山野エミール
株式会社ヤマノアンドアソシエイツ CEO
GOOD 人の喜びを自分の喜びにしようとした年でした。善意が善意と受け取られないこともあったけど、人のために何かしようという気持ちをもち続けられたこと、そして怒らないように努められたこと、いい年齢になって少しは成長したのかな、という年でありました。
BAD 「忙しい、忙しい」という言葉が私はきらいです。忙しいということを人にいうことはかっこ悪いと思っています。忙しいのは、単純に自分のタイムマネージメントが悪いのだから、それをコントロールできないことで、「忙しい、忙しい」という自分が愚かに見えた年でもありました。来年はもっと精進し頑張るつもりです。
髙橋みどり
Oens 代表兼イメージングディレクター
GOOD 今年も、多くの仕事や人に出会い、とても楽しくあたらしい自分でいられたこと。日本の方だけではなく海外の人とも本音で話し合い、前に進むことができたし、来日された方には日本人のおもてなし、仕事の極意や意義、やり方をかなり認識してお帰りいただけたこと。個人的な夢である日本からの発信が少しはできた……1年な感じでした。
BAD 仕事中心の毎日（1年）で大切な人と一緒になかなか過ごせなかったこと。たまにはラブラブな感じで、めちゃくちゃ世界はふたりのため……？ みたいに生きたいのですが。なかなか、むずかしい状況でした。いつまでもこんなことではいけないとは思っているのですが。オウプナーズの方々はいかがですか？
小林ひろ美
ビューティ・ディレクター / 美・ファイン研究所主宰
GOOD 今年は「天中殺」だったのにもかかわらず、無理のない流れのなかで楽しく過ごせたこと。おかげさまで本も2冊出版することができました。なぜかとても素敵な友人に恵まれて、ひとりではとうてい切り抜けられない仕事もこなすことが出来たのはラッキー以外のなにものでもありません。みんな、本当にありがとうね！
BAD 仕事に夢中になりすぎて、家族やペットと過ごす時間が少なかったこと。ペットに関しては、つねにまるまった状態で眠りこける姿しか見ていないので、寝起きに目の前に立っていたりすると、心臓が破裂するほど驚いて騒いでしまったこともたびたび。ただ単純に遊んで欲しかっただけなんだろうなぁ……。ごめんなさいねっ！
大門千寿子
会社員 / 音楽事業
GOOD 何年ぶりかで雨の降らなかった七夕の前の晩、旅先でたくさんの蛍を見たこと。自然のなかの蛍は20年ぶりくらい。あらたな人や自然との出会いが、水辺をフワー、フワーと飛交う星のような蛍たちの光に象徴されているように思えた。昨年、ハンブルク歌劇場舞台美術家ブラーデ氏が大切にもち歩いてる年季の入った「御朱印帳」を拝見し、それから日本の社寺の存在をあらためて意識し、身近に感じています。
BAD 〈夢〉を実現する強い情熱と創意でプロフェッショナルな仕事をしてきたチャーミングで偉大だった
先人達の逝去。
昨年11月末に亡くなった映画監督 実相寺昭雄氏のオペラプロダクション・7月公演『魔笛』は、願い叶わず、監督不在の再演となった。そして9月には、日本のオペラ史を見守り記し続けてきた、オペラ評論家の増井敬二氏が86歳で亡くなってしまった。そんななか、次代を創る優れた才能との出会いや発見があり大層心の慰めとなりました……。
広見 護
ヒロミエンタープライズ株式会社 代表取締役社長
GOOD プライベートでは結婚。半分仕事ですが、新婚旅行をかねてパリとバレンシアに行きました。バンクリフの結婚指輪とジラール・ペルゴの腕時計を購入したおかげで左手が華やかに。仕事関係では、（株）TLCとの共同制作でオリジナルシガー「アロマ・デ・ニカ」を製作することもできました。来年はスペインのイビザ島やマヨルカ島、南米のエクアドル（ガラパゴス諸島やパナマ帽で有名なモンテクリスティ）に行けそうです！
BAD プライベートでは実家のリフォームをかんがえていたのですが、今年中には間に合いませんでした。仕事関係では、社員の不幸が続いたのが大きな痛手。そしてなにより、お店（シガーショップ）を開きたいとかんがえていましたが、これも今年中には間に合いませんでした。でも来年中にはなんとか、実現したいです。総合的には×よりも○の方が多かった1年でした。来年は飛躍の年にしたいです！ みなさまよろしくお願いいたします。