この夏のビッグイベント！

名古屋人なら誰でも一度は訪れたことがある東山動植物園。動物園の動物の種類は日本一と言われています。その動物園の象舎の壁に、モザイクアートで未来につなぐ巨大壁画づくりがおこなわれました。廃材のタイルを提供していただき、たくさんの親子が真夏の炎天下にもかかわらず、タイル貼りに参加してくれました。壁画デザインは名古屋出身の漫画家 江川達也先生！　すばらしい絵です。動物たちが虹の橋を渡って未来に向かって行く、そんな趣きがあります。

そして動物そのものは実際に動物園にいる動物とおなじに描かれています。つまり、身体の柄がおなじ動物が必ずいるということです。探すのも楽しみですね。できあがった壁画はもう圧巻！　すごい迫力です。名古屋に行かれるさいはぜひいちど東山動植物園に足を運んでみてください。

番組からあたらしい歌が誕生

タイルを貼ってくれた皆さんによって、このモザイクアートは未来にずっとつながって、語り継がれていくことでしょう。親から子へ。そしてまた子どもが大きくなって自分の子どもを連れて見に来るのかと思うと、胸が熱くなります。私も青木さやかちゃんも、プライベートでタイル貼りに行きました。私が貼ったのは中央に描かれた東山タワーの下を飛んでいるペンギンのお腹あたり。時間があれば一日中貼っていたかったです。私は子どもがいないので、皆さんでこのことを語り継いでくださいね（笑）。

そしてこの企画にプラスアルファとして番組からあたらしい歌が誕生しました。壁画完成記念に、青木さやか作詞、ソナーポケット作曲、そして歌は私。タイトルは『東山の風 手と手つながれ』。親子の絆を歌ったなかなかの大曲です。そして結構むずかしい……（笑）。番組の生放送で1回、東山動植物園の壁画除幕式の日にも東山から生放送で歌いました。たくさん歌えば歌うほど、優しさ溢れ出す、そんな曲です。いつか東海エリア以外の皆さまにもお披露目できますよう頑張ります！

また名古屋では今年も恒例の24時間テレビのイベントに参加しました。たくさんの募金ありがとうございました。

『東山の風　手と手つながれ』



やわらかな風の匂い　夏の日差しのなか手をひかれ歩く私を思い出す

あたたかな母の匂い　右手をひいてくれたあなたを思い出す



幸せでしょうと聞かれ　空を眺めふと思う　そう幸せなのかもしれない



うつうつとした時がある　気づけば溜息ばかり　それでも笑えなくはなくて

大人ってこんなかな　みんなどうなのかな　昔はちがってたのかもな



ふいに立ち止まり　振り返る景色　見渡せば　そこに幸せがあるよ



やわらかな風の匂い　夏の日差しのなか手をひかれ歩く私を思い出す

あたたかな母の匂い　右手をひいてくれたあなたを



階段を駆け上がり　そこに広がるすべてがいつの日にか　そう私のふるさと

私を今　笑顔にする君を　ここに連れてくるよ　君の右手をひきながら



君を連れてみる景色は　すべてがちがって見えるだろ

優しさ愛しさの意味を　君が教えてくれたんだね



いつも抱きしめてあげよう　悲しい時には　ギュッとギュッと抱きしめてあげよう

大人になって喧嘩したときも　ずっと心は抱きしめていたいよ



穏やかな坂の途中　君が振り向き手を振りながら駆け寄る　夏の日忘れない



水しぶき揺れる光　君が指さす空は青く

君の瞳　君の仕草　君のすべてが優しくつつまれてく東山の風に



今日の日を思い出と遠い記憶に　君がいつかしても

君がもし上を向いて歩こうとしなくなったとき

君がもし君よりも大事ななにかができたとき

ここにおいで　忘れかけていた　笑顔がここにあるはずだから



手と手つながれ　まだ見ぬ誰かへつながれ



やわらかな風の匂い　夏の日差しの中手をひかれ歩く私を思いだす

あたたかな母の匂い　右手をひいてくれたあなたを思い　明日へ歩きだそう