FASHION /
FEATURES
2020年12月24日
OPENERS統括ディレクター・松本博幸が感じた、BROOKSのラグジュアリー性｜BROOKS
ブルックス｜BROOKS
BROOKS「ゴースト13」。チューニングを極めた走るためのシューズ
「騙されたと思って、一度履いてみて欲しい」。その一言をきっかけにオーダーしたBROOKSの「ゴースト13」。いざ走ってみると自然と足が前に進んでいく感覚が味わえ、軸もぶれずランニングが楽しくなった。そして「このシューズの魅力は車や時計と似ている」と思うに至ったという、OPENERSのメディア統括ディレクター・松本博幸。その真意とは？
完全に見落としていたBROOKSという現在進行形ブランド
学生時代から現在までスポーツが大好きで、誘われればどんなものでもチャレンジしてきました。それがこのコロナ禍で仲間と運動ができなくなって、ご多分にもれずウォーキングやランニングをするようになったんです。そんなタイミングで伊藤忠商事の平山さんにばったり出会って、「最近、BROOKSを取り扱っているんですよ」と言われたんです。でも、申し訳ないことに正直ピンと来なかった。というのも、BROOKSといえば「クラシックスニーカー」という20年以上前の認識で止まっていたからなんです。
でも、今や「USランナーの着用率No.1」を獲得するほどの人気だとか。そのきっかけになったのは、2001年に会社として「ランニングに注力する」ことを宣言したからだと聞きました。そう言われたら、俄然興味が生まれますよね。ビジネス界でよく聞く「選択と集中」です。もちろん、これまでも専門店に行けばBROOKSが並んでいることや、専門誌で頻繁に取り上げられてることも知っていました。でも、ついナイキやアディダス、ニューバランスなど人気ブランドに目が行っていた。そんな折に平山さんから興味深い話を聞き、「騙されたと思って、一度履いてみて欲しい」と強く言われたことで、試しにロングセラーモデルの「ゴースト13」をオーダーしてみたんです。
車や時計のように「味付け」の妙が「動き」を生む
いざ履いて走ってみたら、ちょっとびっくりしてしまいました。自然に足が前に出ていく感覚があって、とにかく気持ちよく走れる。クッション性がありながら、指で大地を掴む感覚も味わえる。さらにヒールカップのホールド感が優れていて、軸がブレずに安心できる点も魅力でした。
この快適性は、外側と内側で硬度の異なるラバーソールを配していること。また、2018年に開発されたクッション性の高いミッドソールの「DNA LOFT（ロフト）」によるもの。そのほかにもいろいろあるんです。とはいえ、ランニングシューズの世界は各社が熱心に研究していますし、BROOKS独自のすごい素材があるわけではありません。それでも、「ゴースト13」をなぜ気持ちいいと感じたのかを考えたとき、車や時計の世界に似ているなと思ったんです。つまり、吟味した素材を使いながら「最適な味付け」を施している。それが「動き」に反映されているということです。組み合わせのバランスが完璧なんです。
どんな体型の人でも快適に感じるチューニング
「BROOKS DNA」と呼ばれるクッション性能の総称があるのですが、その特徴は「どんな体型の人にも、どんなスピードでも、最適なクッションを提供する」ということ。USランナーの着用率No.1と言われたときに、「体型が違うし、アメリカ人に最適なシューズなのでは？」という思いがよぎった人も多いと思います。自分もそうでした。でも、実際に履いてみたら背が低く体重もない自分にもフィットする。また、自分の勧めで履いた友人たちの評判もすこぶるよかった。これは相当綿密なチューニングをおこなっているんだなと、すぐに理解しました。
ラグジュアリーとは気分を高揚させる逸品である
現職となる以前、私は『モノ・マガジン』という媒体でさまざまなジャンルの職人や工場、ファッションブランドなどを取材し、モノが生まれる現場に立ち会ってきました。そして、実際に使うことで本当の「価値」とは何かを常に考えてきました。モノの価値は価格で決まるものではありません。使うことで気分が高揚し、代替が不可能だと感じられるモノであることが重要です。また、そういうものこそが「ラグジュアリー」といえます。ランニングシューズにおけるBROOKSの製品は現在進行形の名品であり、僕にとってラグジュアリーなアイテムのひとつです。
問い合わせ先
BROOKS公式サイト
https://www.brooksrunning.co.jp/
問い合わせ先
アキレスお客様相談室
Tel.03-5338-8440