バスタイムが楽しくなる、日本の湯道具ブランド「YUIRO」デビュー|STUDIO BYCOLOR
STUDIO BYCOLOR|スタジオ バイカラー
3000年の歴史を誇る日本最古の道後温泉の歴史を紐解き誕生
バスタイムが楽しくなる、日本の湯道具ブランド「YUIRO」デビュー
湯に入るときに使う道具=「湯道具」を、伝統ある温泉文化を大切にしながら、デザイナーたちがあらたな色をくわえていく ―― これからの日本の湯道具をとの想いから生まれた湯道具ブランド「YUIRO」。2月17日(火)から東京ビックサイトで開催される「国際ホテル レストランショー」にて発表されることが決定した。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
心まで温まる湯道具7点をお披露目
STUDIO BYCOLOR(スタジオ バイカラー)主宰の秋山かおり氏らが、昨年初夏からデザインに携わった湯道具ブランド「YUIRO」がいよいよお披露目。
本プロジェクトのディレクター、渡部真史氏(roca branding)は、「豊富な湯源をもち、独自の発展を遂げてきた日本の温泉文化は、身体を洗浄するだけでなく、湯治や社交、そして人びとに癒しを与えてきました。
文明が発展した現代では、古来の温泉地だけでなく、都市部を含めた日本各地でも温泉場が生まれ、より身近な存在として進化しつづけています。温泉目当ての外国人観光客も増え、日本の温泉文化はあたらしい夜明けを迎えようとしています」と語る。
「YUIRO」の思いは、愛媛・松山の道後温泉の歴史を紐解きながら、あらたな日本の湯文化を彩っていくということ。風呂桶、椅子、アメニティ、湯衣などさまざまなアイテムのなかから、スタジオ バイカラーは7つの新商品をデザインした。ほかにも馬渕 晃氏(AKIRA MABUCHI DESIGN)、北野真理子氏(NanoMe)、福原奈津子氏がデザインに携わる。
スタジオ バイカラーの秋山かおり氏は、「今回このようなブランドの立ち上げに参加させていただき、改めて日本の湯文化について考えるきっかけになりました。生まれて初めて愛媛松山を訪れ、お会いした方々との話のなかで大切に感じたものをストレートに商品にするように心がけました。温泉の歴史に思いを馳せながら、日常生活が少しでも温かく豊かになるようご使用いただけたら幸いです」と、OPENERS読者にメッセージ。
愛媛産の姫ひのきを用い、空間に森林のような香りが漂う桶「座桶」や、道後温泉の湯玉(ゆだま)をモチーフとしたクッション性のあるバススツールをはじめ、木製歯ブラシと伊予竹工芸による歯ブラシトレイ、天然の色素で染色した軽石とトレイなど、どれも自宅でのバスタイムを楽しくしてくれるデザインとなっている。
国際ホテル レストランショー
日程|2月17日(火)~20日(金)
会場|東京ビックサイト 東展示棟
招待券|展示主催社ウェブサイトより登録
http://www.jma.or.jp/hcj/jp/visit/index.html
STUDIO BYCOLOR|秋山かおり
東京都出身。2002年、千葉大学工学部デザイン工学科卒業。2002年~12年、株式会社イトーキ/商品企画・ブランディング・デザイン・カラースキーム。13年、STUDIO SAMIRA BOON、9月、STUDIO BYCOLOR設立。
www.studiobycolor.com