キギ＋ブルーストラクト＋丸滋製陶の新ショップが白金に誕生｜OUR FAVOURITE SHOP

OUR FAVOURITE SHOP｜アワフェイバリットショップ

大きなキッチンカウンターとギャラリーを併設したショップ

キギ＋ブルーストラクト＋丸滋製陶の新ショップが白金に誕生

アートディレクションをおこなう「キギ」（植原亮輔、渡邉良重）と、企画制作をおこなう「ブルーストラクト」（森谷健久）、信楽焼窯元の「丸滋製陶」（今井智一）が手を組み、「OUR FAVOURITE SHOP（アワフェイバリットショップ）」が東京・白金の住宅地の一角にオープンした。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

それぞれの異なる分野で活動する3者がコラボ

町工場だったスペースを「KIGI（キギ）」がデザインし、料理ができる大きなキッチンカウンターと、さまざまな用途に使えるギャラリーを併設したアワフェイバリットショップは、彼らがかんがえるアート、デザイン、工芸、ファッション、音楽などの文化を発信していく場として、さらに、ゲストを含む“わたしたち”が大好きなお店となることを願って、「OUR FAVOURITE SHOP」と名付けられたという。

ショップのシンボルとなるロゴマークの3つの丸は、空の青＝bluestract（ブルーストラクト）、木の緑＝キギ、土の茶＝丸滋製陶をあらわしている。

オリジナルプロダクトとセレクトアイテムで構成

ショップ＆スペースには、「KIGI（キギ）」が手がけるプロダクトやファッションを中心に、セレクトしたアイテムを展開。“Mother Lake Products Project”の活動から生まれたプロダクトブランドで、キギと滋賀県の琵琶湖周辺を拠点として活動する伝統工芸の技術者たちが共同開発している「KIKOF（キコフ）」のテーブルウェアや家具、デザイン会社「DRAFT（ドラフト）」のプロダクトブランド「D-BROS（ディーブロス）」、ジュエリー作家・薗部悦子氏のブランド「Etsuko Sonobe」、キギの渡邉良重氏と「ほぼ日」がつくる洋服「CACUMA（カクマ）」などを揃える。

また、沖縄の就労支援施設授業所でつくられた商品や外注委託業務を仲介する「沖縄セルプセンター」とキギの取り組みで、沖縄の知恵と恵みを伝えていくプロジェクト「琉Q（ルキュー）」で、製造された食品なども取り扱う。

独自のイベントなども定期的に開催

いっぽう、ギャラリースペースでは、2015年8月9日（日）まで写真家・大矢真梨子氏の写真展「sky, trees, earth」が開催されている。

今後は、「KIKOF」＝滋賀、「琉Q」＝沖縄など、商品の地域性とリンクしたイベントをはじめ、「アワフェイバリットショップ」のかんがえるデザインやアートのエキシビション、食のイベントなどの定期的な開催を予定している。さまざまなクリエイティブな文化とプロダクトが発信される、あたらしいスポットに注目したい。