【田原俊彦インタビュー】デビュー45周年（Since 1980）を記念してメディコム・トイとコラボレーション | MEDICOM TOY

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“キング・オブ・アイドル” 田原俊彦インタビュー

田原俊彦の歌手デビュー45周年を記念して、「BE@RBRICK SERIES 48 ARTIST 田原俊彦」および、KNIT GANG COUNCILより編み物☆堀ノ内デザインのニットセーター2種が発売される。そこで、“キング・オブ・アイドル”ことトシちゃんにその思いを聞いた。

Text by SHINNO Kunihiko｜Photographs by TAKAYANAGI Ken｜Edit by TOMIYAMA Eizaburo

BE@RBRICKの発売は本当に光栄に思います！

1980年にシングル「哀愁でいと（NEW YORK CITY NIGHTS）」で歌手デビューを飾り、今年45周年のアニバーサリーイヤーに突入した田原俊彦。これを記念してメディコム・トイより「BE@RBRICK SERIES 48 ARTIST 田原俊彦」、およびKNIT GANG COUNCILより編み物☆堀ノ内デザインのニットセーター2種が発売決定。
ニットセーターは2024年7月13日(土)00:00～2024年7月28日(日)23:59の期間、MCT TOKYOでの受注販売となる。

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田原俊彦
1961年2月28日生まれ、山梨県出身。1979年にTBS系ドラマ『3年B組金八先生』に出演。翌1980年にシングル「哀愁でいと（NEW YORK CITY NIGHTS）」で歌手デビュー。第22回日本レコード大賞・最優秀新人賞、第11回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞などを受賞。さらに主演ドラマ「教師びんびん物語」をはじめ、映画、ドラマ、ミュージカル、舞台でも活躍。2024年6月19日、通算80枚目のシングル「愛だけがあればいい」をリリース。同年7月20日より全国ツアー「45th ANNIVERSARY TOSHIHIKO TAHARA DOUBLE ‘T’ TOUR 2024 愛だけがあればいい」がスタート。
田原俊彦オフィシャルサイト
田原俊彦オフィシャルYouTubeチャンネル　

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【田原俊彦インタビュー】デビュー45周年（Since 1980）を記念してメディコム・トイとコラボレーション | MEDICOM TOY

僕の場合、赤のイメージカラーと衣装で田原俊彦の印象になる

──デビュー45周年おめでとうございます。これを記念してメディコム・トイより田原俊彦さんのBE@RBRICKが、BE@RBRICK SERIES 48にラインナップされることになりました。

田原　今年からHAPPY＆HEALTHY（ハッピー＆ヘルシー）をコンセプトに「田原俊彦ダブルHプロジェクト」として、いろんなことに挑戦しながら社会に向けて発信させてもらっているんです。そこにメディコム・トイさんからお声がけいただいて、「まずはBE@RBRICKのトシちゃんバージョンを作りませんか？」ということで実現しました。BE@RBRICKのことは前から知っていました。世界的にもいろんな企業さんとコラボしてますからね。

完成に至るまで3ヶ月以上、10回ぐらいやり取りしたんです。まだこの形になる前の、紙の上でのデザインから始まって。僕に近づけるためにスタッフを交えて、ああした方がいい、こうした方がいいって。最終的には自分で眉毛を描いたりもしました。
マイケル・ジャクソンをはじめ、これまで世界的な著名なアーティストとコラボしている中に加わることができて本当に光栄に思います。かわいいよね、これ550円だっけ？　安いな(笑)

──こちらは「BE@RBRICK SERIES 48」の中の一体として、箱に入った状態で発売されるので、田原さんのBE@RBRICKが出てくる確率は数パーセントなんです。なので、手にされた方はラッキーということになります。メディコム・トイとやり取りを重ねたのは、やはり顔ですか。

田原　そうですね。顔はなかなか難しいですよね。クマだからどうしても、しもぶくれ感が出てしまうし。ただ僕の場合、赤のイメージカラーと衣装で田原俊彦っていう印象になるんじゃないかな。

──イメージカラーの「赤」は歴史が長いですね。

田原　デビューした時からずっと「赤」ですね。「哀愁でいと（NEW YORK CITY NIGHTS）」の歌い出しも＜赤い薔薇投げ捨て＞で始まったので。たのきんトリオでは、マッチ（近藤真彦）が黄色、ヨッちゃん（野村義男）が青色。

僕は目立ちたがり屋なんで子供の頃から赤を着るのは好きだし、赤ってエネルギーを感じるじゃないですか。情熱、パッションの色だから。ライブでも必ず赤い衣装は着ますし、着ないと僕もなんかしっくりこない。黒とかシルバーも着ますけど、一発赤も必ず入れるっていう感じになりますね。

──確かに、最新シングル「愛だけがあればいい」のミュージックビデオで履かれていた靴のソールも赤でした。

田原　あれはルブタン（Christian Louboutin）だから。最近うちのスタイリストがよく持ってくるんです。サンローラン（Saint Laurent）とかヴィトン（Louis Vuitton）とか。普通のダンスシューズと違って硬いから、ステージ重ねながら踊りやすいように馴染ませないといけないのが大変なんだけど、デザイン的にやっぱりかっこいいですから。

──靴といえば、日本のスニーカーブームも田原さんから始まっています。デビュー当時よく着用されていた赤のナイロンアッパー×銀のスウッシュのナイキ（NIKE）「CORTEZ Ⅱ」に憧れた同世代は多いです。

田原　80年前半の頃はまだナイキって日本ではメジャー感なかったですからね。だから本当にあれでみんな「ナイキかっこいい」と思ってくれて。

──今回のBE@RBRICKのスーツの色も赤ですね。

田原　スーツの赤は赤司さん（メディコム・トイ代表取締役社長　赤司竜彦氏）から提案していただきました。赤司さんも名前の通り、赤が大好きらしくて。この前、原宿のアンテナショップ（MEDICOM TOY PLUS）にBE@RBRICKを見に行ったんです。とても広いスペースにたくさん並べられていて壮観でした。お客さんも外国人の方が多かったですね。

ニットセーターは大人の男性にも着てもらえたら嬉しいです

──今回もうひとつ、KNIT GANG COUNCILより田原さんの姿を編み込んだニットセーターも2種類発売されます。ニットデザインは、アーティストの編み物☆堀ノ内さんが手がけています。

田原　これもやってみないかと提案されたんだけど、2パターンとも良い仕上がりになりました。持つと結構、重量感あるんだよね。本当によくできてる。よくニットでこれだけリアル感出せるよね。ベースの色（グレーとネイビー）はこっちで決めたんです。かっこいいよね。ファンの方が着てくれるんでしょうから、ちょっと派手だけど落ち着いた感じもあるし。

──ラグジュアリー感があるので、大人の男性にも着ていただきたいです。

田原　着てもらえたら嬉しいですね。ファンの方で、僕の衣装に似た格好したりとかね。ステージの靴まで全部合わせて来てくれるファンの男性もいるんです。さっきのコルテッツの話もそうですけど、「見て見て！」って。決して安いものじゃないから、ありがたいよね。

──先日開催されたニューシングルリリースパーティー（2024年6月30日　豊洲PIT）に参加させていただきましたが、男性ファンも多いですね。

田原　ここ10年で、男性の比率が年々上がってきてますね。ファンクラブも男性の方がたくさん入会してくれてるみたいで。ライブで全国各地行った時に感じます。「ああ、男性多いなあ」って。

80年代は圧倒的に女性の方が多かったですから、観たいなと思ってもどこか引いちゃうじゃないですか。あれだけ若い女の子いたら。それがだんだん時を経てみんなも結婚して、子供ができて、その子供たちの手を離れた時、「ああ、田原俊彦いまだに頑張ってるな、行ってみようか」ってステージを観に来てくれるんです。

僕はステージ終わった後、男性によく「どうだった？」って感想を聞くんです。そうすると「元気もらった」っていう感想が一番多くて。僕は今63歳ですけど、当時と変わらず同じキーで歌って同じ踊りをするので、自分のおなかと見比べて「こんなんじゃいかんな」とか(笑)。トシちゃんがあんなに頑張ってるんだから「まだ俺も行けるな」とか、「自分も頑張ろう」と励みにしてくれてるんじゃないかと思うとすごく嬉しいですね。

──デビューから45年間ずっと第一線で走ってこられているアーティストはなかなかいらっしゃいません。令和の世において、田原さんは本当に「スター」という言葉が似合う方ですね。

田原　いや、「“ジ・アイドル”です」（きっぱり）。（所属レコード会社の）ユニバーサルミュージックさんは「KING OF IDOL」というキャッチフレーズを用意してくれました…… あれ？　KING OF COMEDIANだったっけ？(笑)　ハハハハハ！　

あと、これも言われたのが「最後のソロアイドルですよね」。まあそう言われりゃそうだなって。女性では同じ年にデビューした松田聖子ちゃんもまだ現役でバリバリ頑張ってますし、みんなそれぞれ見えないところで頑張ってるんでしょうけど、こうやって表立って活動してるのは、なかなかいないと思うんでね。そういう意味では自負になりますけど、生きている限り「ジ・アイドル田原俊彦」としていたいなと思ってます。

──励みになります。

田原　長いことこの世界でやってますけど、僕のメンタルって全く変わってないんです。この世界を夢見て飛び込んで、ラッキーにも田原俊彦という役回りをいただいて、めちゃくちゃ嬉しかったんですけど、嬉しさを上回る忙しさだったからね。仕事にずっと追いかけられて。
僕らのやる役割ってすごく多かったんですよ。レコーディング、コンサート、ディナーショー。歌だけじゃなく、ドラマ、映画、舞台、ラジオ、取材。本当にいろんなことをやんなきゃいけなかったんだけど、それを放棄せずにやってきたから今があるわけで。

苦しい時ももちろんありましたけど、苦しいと思ったって仕方ない。メシ食わなきゃ生きていけないですから。じゃあ、何ができる？　僕は歌って踊ることしかできないし、それをコツコツと継続してきただけで。それには支えてくれるファンの方がいてビジネスとして成立する。
自分がやりたいと思っても表舞台に立てない時期とか環境だってありましたから。それでも僕が僕でいられたのは、ファンの方がずっとついてきてくれたからです。あとは僕のしつこさ？　「負けないぞ」っていうハングリー精神。やっぱり良い思いをしたいですから。楽して良い思いはできないですから。

──デビュー当時からの著書『君だけマイラブ』『とびッきり危険（デンジャー）』『職業＝田原俊彦』を読ませていただくと、そのハングリー精神はずっと一貫していますよね。

田原　そう！　一貫してるんだよ。昭和頑固オヤジだから(笑)。

──ニューシングルリリースパーティーで「僕のファンは上品な人が多い」とおっしゃられていましたが、それも田原さんの一貫した姿勢にファンの方々も影響を受けていると思うんです。

田原　ファンクラブに入っている人は、僕が十代の頃からずっとそばにいてトシちゃんの生き様を見てきて、この人はこういう精神で生きてるんだなってのを理解してくれてるからね。僕のファンの方は本当に良い人が多くて、ファンの人同士の横の繋がりもすごくあるみたいで、とても親切にしてもらったという声をよく聞きますね。
「こうしたら良いよ」とか「ここで僕に会える機会があるよ」とか「ステージは最強だよ」って宣伝してくれたり。それは僕への愛だと思うんですけど、そういうひとつひとつの積み重ねがあって、田原俊彦は成立してるんじゃないかなと思います。

通算80枚目のシングルは63歳の田原俊彦が歌う愛のテーマ

【全編公開】田原俊彦80枚目シングル「愛だけがあればいい」MV 【6/19発売】

via www.youtube.com

──通算80枚目の最新シングル「愛だけがあればいい」のテーマも「愛」ですね。表題曲は作詞を松井五郎さん、作曲を都志見隆さん、編曲を船山基紀さんという豪華な顔ぶれが揃われました。

田原　近年はコンペで新人の方も含めて、いろんなジャンルの作家さんから集まった50曲、60曲ぐらいの中から、スタッフとレコード会社の方を交えて最終的に7、8曲に絞っていくんです。今回のテーマはバラエティで行こう、今回はダンサブルなもので行こうとかね。ただ、今回はアニバーサリーなので、決め打ちで松井さんと都志見さんと船山さんという最強トライアングルにお願いしました。「じゃあ、テーマは何にしよう？」「いや、愛でしょ」って。

──カップリング曲も「Another Love」（作詞：三浦鯉登　作曲：網倉一也　編曲：船山基紀）です。

田原　これも決め打ちでお願いしました。僕は網倉一也さんが好きなので。僕の曲でいうと「悲しみ2(TOO)ヤング」とか「ピエロ」とか、ちょっと泣きの感じのすごく良いメロディを書いてくれる大先生です。両方とも本当に甲乙つけがたい良い曲になりましたね。今言った4人は、毎年僕のライブに足を運んでくれるんです。この人たちが2階の1列目で観てくれるってのはすごいことですよ。絶対間違えられないなと思って、緊張するね。それでも間違いまくるけど(笑)。

──「愛だけがあればいい」は田原さんの中で、どんな曲になりましたか。

田原　松井さんは僕より3つ上、都志見さんは2つ上のお兄ちゃんですけど、二人とも僕のことを本当に俯瞰で見て、波動をちゃんと汲み取って詞と曲を書いてくれるので、「ごめんよ涙」以降も20周年（「涙にさよならしないか」1999年7月23日リリース）、30周年（「Cordially」2009年6月17日リリース）、40周年（「好きになってしまいそうだよ」2019年6月26日リリース）と、アニバーサリーのたびに僕はずっとお願いしているんです。

今回も「63歳の田原俊彦が歌う愛のテーマ」として上がってきたから、さすがだなとグッとくるものがありました。もちろんレコーディングでは気持ちよく歌わせてもらったんですけど、やっぱりCDで聴くより生で歌った方が僕が気持ちいいし、たぶん観てる方もグッとくるんじゃないかな。久しぶりにシリアスな二枚目を演じているので、それもまたファンの方には新鮮に見えたんでしょうね。ここ4、5年、ポップで明るいハッピーソングが多かったので、今回のちょっと昭和ポップスを意識したメロディーが余計みんなに刺さったんだと思います。

──歌詞の後半に登場する＜まだ先へ行こう　僕は君を離さない＞という部分にも心を掴まれました。今回80枚目のシングルですけれども、ファンとしては今から早くも100枚目が楽しみなところです。

田原　まあ、年に3枚出せば100枚目、すぐですから(笑)。ハハハハハ！

──7月20日（土）の埼玉・和光市民文化センター大ホールを皮切りに全国ツアー「45th ANNIVERSARY TOSHIHIKO TAHARA DOUBLE ‘T’ TOUR 2024 愛だけがあればいい」がスタートします。

田原　11月まで19カ所・20本。バンドは20年以上一緒にやって良い信頼関係ができているので、それが音にも反映されて、グルーヴ感や絆をすごく感じられるんじゃないかな。ダンサーは10年選手もいれば、3年選手もいますけど、僕のとこ離れるとそれぞれ先生ですから。みんなクラスを５個も10個も持っていて忙しい中、僕のためにスケジュール空けてくれてステージに付き合ってくれるのでありがたいです。女の子もかわいいし。
500人のオーディションから選んだ二人なので実力もそりゃすごいですよ。そんなみんなと一緒に今回のツアーも良いステージを作っていきます。まあ、損はさせませんから。楽しみにしていてほしいなと思います。

BE@RBRICK SERIES 48
サイズ｜各全高約70mm
発売日｜2024年7月発売予定
価格｜各550円（税込）
※クローズドボックス（開封するまで中身が判別不能）での販売となります。種類は「B@SIC」（ボディにBE@RBRICKの文字が一文字ずつ入った9種）「JELLYBEAN」「PATTERN」「FLAG」「HORROR」「SF」「CUTE」「ANIMAL」「HERO」「ARTIST」（アーティストとコラボレーションしたもの）、「SECRET」（シークレット）があり、それぞれ混入率は異なります。
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KNIT GANG COUNCIL

CREW NECK SWEATER “TOSHI”
ニットデザイン｜編み物☆堀ノ内
カラー｜NAVY
サイズ｜M、L （Mサイズ着丈65cm/肩幅43cm/身幅51cm/袖丈61cm。Lサイズ着丈68cm/肩幅44cm/身幅54cm/袖丈62cm）
素材｜ACRYLIC 70％ WOOL 30％
価格｜2万9700円（税込）
購入方法｜2024年7月13日(土)00:00～2024年7月28日(日)23:59の期間、MCT TOKYOにて受注を募ります。
※詳細はhttps://mct.tokyo/products/4530958537199をご覧ください。
発売日｜2024年10月下旬発売・発送予定
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©️ 2016 J-BRAVE All Rights Reserved

CREW NECK SWEATER “LIVE”
ニットデザイン｜編み物☆堀ノ内
カラー｜GRAY
サイズ｜M、L（Mサイズ着丈65cm/肩幅43cm/身幅51cm/袖丈61cm。Lサイズ着丈68cm/肩幅44cm/身幅54cm/袖丈62cm）
素材｜ACRYLIC 70％ WOOL 30％
購入方法｜2024年7月13日(土)00:00～2024年7月28日(日)23:59の期間、MCT TOKYOにて受注を募ります。
※詳細はhttps://mct.tokyo/products/4530958537212をご覧ください。
発売日｜2024年10月下旬発売・発送予定
価格｜2万9700円（税込）
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
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