ミハラヤスヒロ、齢五十にして洗濯を知る【後編】|Haier
DESIGN / FEATURES
2022年3月18日

ミハラヤスヒロ、齢五十にして洗濯を知る【後編】|Haier

Haier|ハイアール

ファッション好きに勧めたい洗濯機『AITO(アイト)』の魅力

ドラム式洗濯機は欲しいけれどより手ごろな価格だと嬉しい。でも、デリケートな衣類も洗える機能は豊富に欲しい。そんな、ファッションが好きで洋服を傷めたくない人に最適な洗濯機『AITO(アイト)』が、ハイアールジャパンセールスより発売される。消費者のわがままを叶えた商品を前に、服作りに対してこだわりが強く洗濯が苦手なデザイナーのミハラヤスヒロが邂逅。洗濯に対する率直な疑問をぶつけていく。

Text by TOMIYAMA Eizaburo

ミハラヤスヒロ、齢五十にして洗濯を知る

機能を使いこなして実験してみたら、いろいろな発見がありそう

洗濯への苦手意識から、洗濯機を過信していたミハラヤスヒロ。そのため、すべての洋服の洗濯を乾燥までノンストップでおこなっていたことが判明。『AITO』に乾燥機能がないことに衝撃を受けつつも、ファッション好きやエコロジー派にとっては正解なのかもしれないと考え始めたところからスタート。

さまざまな衣類に対応する各種機能を搭載

ハイアールジャパンセールス お洋服を大事にされている方のために、『AITO』ではさまざまな衣類に対応できるよう「ソフト」や「ドライ」などいろいろなコースも設けているんです。
ミハラ えっ、ソフト? ドライ??
ハイアールジャパンセールス 「ソフト」は標準より柔らかい洗い方ができるので、セーターなども対応できます。「ドライ」はよりデリケートな衣類をオシャレ着洗剤を使って洗えるようにしています。「脱水」も柔らかいものに設定しているので服を痛めません。逆によく洗いたい人には「念入り」コースがあります。
さらに、20~50℃まで4段階で設定できる「温水洗浄」機能も搭載。シャツの襟の黄ばみなどにも効果的。
ミハラ ほぉ、それは洗濯するのが楽しくなりそう。

見るだけでどこを触ればいいか教えてくれるデザイン

ーー普段、家電を買う際はどのように選ばれていますか?
ミハラ 機能も見るけど、結果的には見た目で選ぶことが多いかもね。とにかく説明書を読むのが大嫌いだから、わかりやすいほうがいい。置いていて不快にならない程度が一番いい。
ーー『AITO』のデザインはどうですか?
ミハラ きれいなデザインだよね。洗濯機の思い出って、小さいときに母親がやっているのを見ていた記憶があって。家族で使うんだったら、フューチャリスティックだったり冷たい表情とかよりは、かわいらしいほうが愛着が湧くんだろうなって。記憶に残るデザインって完璧じゃないほうがいい。
でも、もし自分が家電のデザインをやりなさいと言われたらすごく悩むだろうなって。なぜかというと、日常で使うものだから手慣れが必要で。見た目も大事だけど、わかりやすい大きなダイヤルとか、少ないボタン。これは1個しかないからね、説明されなくても言語があるというか。
ハイアールジャパンセールス まさにダイヤルで回して、感覚的に選べるようになっています。細かい設定は液晶表示の上半分を使って、洗濯の時間やすすぎの回数、脱水の時間や回転数などお好みに合わせて選べるようにしています。『AITO』はシンプルなデザインがテーマ。ですから、電源を消したときにボタンなどが目立たないようにしています。そこはこだわってデザインしました。
ミハラ すべてを片手で作業できるのもいいなと思って。ボタンを押して、ダイヤルを触って、音がピピピと鳴るので見ずにでも設定できるだろうなと。横目で何かをしていてもできるのはラクそう、なんにも考えたくないからね。逆に言えば、目が不自由な人や行動しずらい方にも便利だし。人に対してちゃんとした機能じゃないかな。
ハイアールジャパンセールス 仰るようなユニバーサルデザインについても考えてはいますが、まだ完璧とは言えないので今後の参考にしていきたいです。
ダイヤルとタッチパネルでシンプルなデザイン。感覚的に操作が可能
ーーミハラさんは本来、凝り性だと思うんです。洗濯もハマったら自分好みの設定を細かくしそうですよね。
ミハラ こだわりだしたら異常だと思うんです。洗濯に対しての「理想像」が芽生えちゃったらもう終わりでしょうね。衣類ってコットンとかリネンとか、化繊でもいろいろあるし、糸を混紡していたり撚っていたりいろいろある。生地を触りながら設定を合わせられる達人になるのは楽しそうだよね。

洗濯はもっと楽しくなればいい

ミハラ 「知識」をつけたら洗濯って面白そう、今年の目標として洗濯教育をしていこうかな。“洗育”。ちゃんと使いこなして実験してみると、いろいろな発見がありをそうだし。でも、洗濯機はこれからどう進化していくんだろうな。
ハイアールジャパンセールス この10年は洗剤の進化という側面も大きいです。粉末系の合成洗剤が減って、液体洗剤に変わってきました。それによって「洗剤の自動投入」が標準機能として付くようになっています。さらにはコンパクトな液体洗剤が発売されて、泡切れのいい方向になってきたことで「すすぎ1回」が可能になったり。おしゃれ着用の洗剤もどんどん発売されているので、セーターや洗えるスーツなどを家庭で洗濯できるようになっています。この先もまだまだ洗剤は進化するでしょうし、洗濯機のほうも最終的には畳んだり、裏返った靴下を直してくれたりするかもしれないですよ。
ミハラ AIに「靴下まるまってるよ」とか「ウールが入ってるからダメ!」「色落ち注意!」とか言われたら、家電に名前を付けちゃうかもしれないよね。そのときは、ウオッシュくん、バブルくん・・・あっ、バブがいいかな。名前で反応して欲しいよね、「バブ、俺の勝負下着洗っといて」とか(笑)
ハイアールジャパンセールス 今後、センサーやカメラなど、いろいろ付くようになると思います。
ミハラ 洗濯が楽しくなればいいなと思っていて。楽しくないと結果的に何も生まれないというか。洗濯って「哲学」があって「理想」があって、だからこそ「文化」になってるんだろうなって。お話を聞いて、洗濯をもっと遊んでみたいなと思いました。いろいろ実験してみようと思います。まずは、乾燥機能を使わずに脱水で終わらせて干すことから始めてみますね。
問い合わせ先

ハイアール
https://www.haier.com/jp/
https://www.haier.com/jp/markets/jw-td90sa

                      
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