コンセプトは“VISIODRIVE（ビジオドライブ）”

2002年の欧州での発売開始以来、8年ぶりのフルモデルチェンジを果たした「シトロエンC3」。新型のコンセプトである“VISIODRIVE”とは、今までに例を見ない広い視界と類まれな快適性を融合させることで、まったくあたらしいドライビングプレジャーを提案するという意味を込めてVISIONとDRIVEを掛け合わせた造語である。

ラインナップは「C3」と「C3 Exclusive（エクスクルーシブ）」の2モデルで、両モデルとも“ゼニスフロントウインドウ”が採用されている。この“ゼニスフロントウインドウ”が、じつは今回のあたらしいコンセプト“VISIODRIVE”を象徴している。前後長1,350mm、左右幅1,430mmの広大なフロントウインドウは、垂直視界方向の視界が最大108°にまで広がり、フロントシートにいながらにしてパノラマビューを楽しむことができるのだ。

また、スライディングサンバイザーをおろすことにより、直射日光を有効に遮ることもできる。さらに、フロントウインドウガラス上部250mmの範囲にはスーパーティンテッド加工がほどこされており、スライディングバイザーを使用しなくとも直射日光を和らげる働きがある。

コンパクトかつ個性的なデザイン

美しい曲線を描くラウンドフォルムの車体は、全長は4メートルを切る3,955mm。インテリアも、ダッシュボードに2層のコントラスト構造を用いたり、メーターパネルを覆うアーチ型のバイザーは、前方から光を通すスリットがほどこされ、宙に浮いたように見える“フローティングバイザー”を採用するなど、洗練されたデザインが各所に見受けられる。また「CS3」は、新デザインのシトロエンのエンブレム“ダブルシェブロン”が掲げられる初のモデルとなっている。

フロントで8cm、リアは3cm、それぞれ旧モデルより足もとのスペースを拡大し、また、300リットルという大容量のトランクルームや徹底された防振防音対策など、コンパクトな外見からの想像を超えるゆとりと静粛性を実現している。

エンジンは、ヨーロッパ排出ガス規制、Euro5に適合した1.6リッターDOHC16Vを搭載。最大出力88kW(120ps)/6,000rpm、最大トルク160Nm(16.3kgm)/4,250rpmを発揮。このエンジンに、マニュアルモードを備えた4速ATが組み合わされる。サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リアにトーションビーム式を採用。

ボディカラーは新色3色を追加した、全8色。ベロア地のシートはラマ（グレー）とミストラル（ブラック）から選択することができる。また、「C3 Exclusive」はアルカンタラ＆ファブリックのコンビネーションシートとなる。

CITROEN C3｜シトロエン C3
ボディ｜全長3,955×全幅1,730×全高1,530mm
ホイールベース｜2,465mm
車両重量｜1,190kg
エンジン｜1,598ℓ 直列4気筒DOHC
最高出力｜88kW(120ps)/6,000rpm
最大トルク｜160Nm(16.3kgm)/4,250rpm
トランスミッション｜4速AT
タイヤ｜195/55 R16
価格｜209万円

CITROEN C3 Exclusive｜シトロエン C3 エクスクルーシブ
ボディ｜全長3,955×全幅1,730×全高1,530mm
ホイールベース｜2,465mm
車両重量｜1,210kg
エンジン｜1,598ℓ 直列4気筒DOHC
最高出力｜88kW(120ps)/6,000rpm
最大トルク｜160Nm(16.3kgm)/4,250rpm
トランスミッション｜4速AT
タイヤ｜195/55 R16
価格｜239万円

シトロエンコール
0120-55-4106