LAMBORGHINI GALLARDO LP560-4 SPYDER|ガヤルドLP 560-4 スパイダーを発表
Lamborghini Gallardo LP 540-4 Spyder|ランボルギーニ ガヤルド LP 540-4 スパイダー
ランボルギーニ、ロサンゼルス・モーターショーで
ガヤルドLP 560-4 スパイダーを発表
ランボルギーニ(Lamborghini)は、2008年11月19日、ロサンゼルス・オートショーでガヤルドLP 560-4 スパイダー(Gallardo LP560-4 Spyder)を世界初公開した。
文=ジラフ
ガヤルドLP560-4スパイダーは、今年3月にジュネーブショーで発表され、日本でのデリバリーも開始されたガヤルドLP560-4の2シーターオープンモデル。ランボルギーニ史上屈指のパフォーマンスとハンドリングに加え、オープンエアドライブの楽しも提供してくれる、極上の1台の登場だ。
エンジンに関しては、LP560-4・クーペと同様の5.2リッターV10が搭載される。最高出力は前モデルから40psアップの540psとなり、0-100km/h加速はわずか4秒、最高速度は324km/h に到達するという。
トランスミッションには、6段MTとeギヤと呼ばれる2ペダル式6段MTを用意(eギヤではコルサモードの場合シフトタイムを40%短縮)。新設計のシャシー、リファインされたサスペンションとの組み合わせにより、その走りが各段に進化しているのは間違いない。同時に燃費を向上させ、CO2排出量を18%削減するなど、環境性能も大きく改善されているのも、ニューモデルの特徴だ。
世界のモータージャーナリストから絶賛を受ける、ガヤルドLP560-4・クーペの究極のパフォーマンス、アグレッシブなデザイン、向上したドライバビリティをそのまま受け継いだ待望のニューモデル、LP 560-4・スパイダー。日本でのデリバリーは2009 年6 月以降が予定されている。
BRAND HISTORY
イタリアを代表するスポーツカーメーカーとして、常に対比されるのがFERRARI(フェラーリ)とLAMBORGHINI(ランボルギーニ)だ。しかし、それは至極当然のこと。なぜならランボルギーニの原点は、フェラーリを超えることだったのだから。
フェルッチオ・ランボルギーニがスポーツカーメーカーのランボルギーニ社を興したのは1963年。彼が47歳のことだ。第二次大戦後、トラクターやエアコンで財を築いたフェルッチオは、それまでに数々のスポーツカーを乗り継ぐが、どれひとつとして彼を満足させるものがなかった。フェラーリも例外ではなく、ある日、フェルッチオがエンツォ・フェラーリに愚痴を並べると、「君はトラクターでも転がしていればいい」と返されたことから、自らのブランドを立ち上げ、打倒フェラーリを掲げたというのはあまりにも有名な逸話だろう。
早速ランボルギーニは1963年のトリノショーに先進のV12と美しいボディを持つ「350GTV」を送り込み、翌年には生産型の「350GT」を世に送り出した。その後は一世を風靡した「ミウラ」や「カウンタック」などを発表するが、トラクター事業のつまずきやオイルショックの影響などから、自らの名を冠したスポーツカーメーカは人手にわたることになる。
その後もランボルギーニ社は幾度も身売りの憂き目に遭うが、1998年、アウディの傘下に収まってからは、順調な成長を見せている。現在はV12エンジンを積む「ムルシエラゴ」とV10の「ガヤルド」をラインナップする。