INFINITI Ethrea|インフィニティ エセレア 初の小型5ドアモデルが誕生
CAR / NEWS
2015年3月6日

INFINITI Ethrea|インフィニティ エセレア 初の小型5ドアモデルが誕生

INFINITI Ethrea|インフィニティ エセレア

インフィニティ初、コンパクトなプレミアムカーが誕生

日産の海外マーケット向けプレミアムブランド インフィニティは、ジュネーブモーターショーにて、コンパクトかつラグジュアリアスなコンセプトモデル「エセレア」をお披露目した。

Text by OPENERS

若い顧客に照準をあわせたラグジュアリーカー

このエセレアの開発目的は、インフィニティのクーペ/セダン セグメントであるGラインの下位にあたるコンパクトモデルを投入することである。

日産自動車の執行役員でグローバルインフィニティ(&ラグジュアリー)ビジネスユニットを担当する斎藤徹氏が「より若い顧客に照準をあわせたラグジュアリーカー」と語るように、プレミアムブランドとしての伝統を踏襲しつつも、ライバルを凌駕するあたらしいセグメントを創出することを目指してつくられたという。

INFINITI Ethrea|インフィニティ エセレア 初の小型5ドアモデルが誕生|02

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日産自動車常務執行役員、チーフクリエイティブオフィサーの中村史郎氏ディレクションのもとデザインされた同車は、多様なニーズに応えるため、クーペ、セダン、ハッチバック、クロスオーバー、あらゆるボディ形状の特色をブレンドさせたインフィニティ初の5ドアモデル。そのボディサーフェスは彫刻的といえるほどの固まり感をもっている。

2.5リッターエンジン+電気モーターのハイブリッドシステム採用

ボディサイズは、全長のみ発表されており、約4,400mmと、現行のインフィニティG セダンの4,775mmと比較すると350mmほどコンパクト。しかし、斬新なレイアウトを採用、パノラミックルーフの装備などの恩恵によって、快適性も確保したとインフィニティ側ではしている。

そのほかのデザインにかんしては、2009年のジュネーブモーターショーで公開されたコンセプトモデル「インフィニティ エッセンス」同様、三日月型のCピラーを採用。

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しかし、エセレアは今後のインフィニティ車のあるべき姿として登場したあたらしいモデル。日本独自の素材を使用し、仕上がりも日本の価値観にあたらしい解釈をくわえた独自のものになっている。

今回のプレミアで具体的な発表があったのはパワートレインで、2.5リッター4気筒スーパーチャージャーエンジンを積み、電気モーターと組み合わされるハイブリッドシステムが用いられる。また、このシステムはゼロエミッションも可能であるということだ。

スペックなどにかんしては以上だが、インフィニティは、今後のマーケティングにかんして言及をしている。現在、インフィニティは、欧州をはじめ、中国、中東、ロシアを中心に19カ国で販売をおこなっている。しかし、2013年までには、さらに市場を拡大し、おもに東南アジアに焦点をあて、25カ国まで引き延ばすことで、月間14万5,000台以上の販売を目論んでいるという。まず、この2週間以内で、インフィニティ車をインドネシアでローンチするとともに、半年以内にはシンガポールでも販売をおこなうとしている。

           
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