色鮮やかなスポーツ シック エディション

2010年5月に国内販売が開始されたシトロエン DS3は、シトロエンの登録台数において約4分の1を占めるほどの高い人気を誇っている。ユニークなスタイリングとドライビングの楽しさを両立させたこのコンパクトな3ドアハッチバックは、「ビークル・パーソナリゼーション」を採用し、ルーフ／ボディカラー、インテリア、および各種装備を、乗るひとそれぞれの個性に合わせて、自由にカスタマイズできる点も特徴のひとつである。

"スポーツ シック エディション｜Edition Jaune"

今回発売され限定車両も、ビークル・パーソナリゼーションの一環といえるもので、DS3の持ち味に、さらなる磨きをかけた特別なモデルとなっている。

まず、「DS3 スポーツ シック エディション」には、3色のボディカラーを用意。新色のブルーベリル（青）は“Edition Bleu”、ジョーヌペガス（黄）は“Edition Jaune”、そしてルージュエリトレ（赤）は“Edition Rouge”と名づけられ、どのモデルも鮮やかな色調で彩られている。ルーフカラーには、それぞれ共通でブランオパール（白）を採用。三者三様の個性をもっているが、とくにEdition Jauneにかんしては、アルカンターラ&ファブリックシートやシフトノブ、ホイールキャップにいたるまでイエローでまとめられている。

17インチツートーンノアールアロイホイールを装備し、ヘッドライト・ロアー、リアゲートウィンドウなどにクロームをほどこすことでタイトさも演出された同車の価格は、ベースモデルの「スポーツ シック」と同一の269万円。パワートレインには、最高出力156psの1.6リッターツインスクロールターボ・エンジンを積み、6段MTが組み合わされるスポーティなモデルである。

落ち着いた印象のシック エディション ブラン

DS3 シック エディション ブラン

ブランダッシュボード

一方の、「DS3 シック エディション ブラン」は、その名のとおりホワイトカラーを纏う落ち着いた印象をもつクルマだ。装備される17インチツートーンブランアロイホイールやブランダッシュボードにも、“白”をイメージさせる名がつけられ、ボディカラーとの統一が図られている。インテリアにかんしては、アマランテレザーシートにワインレッドを採用。トランスミッションに4段ATを備える同車は、特別感が随所に散りばめられたモデルであるのにもかかわらず、価格は255万円とベースモデルから6万円のアップで抑えられている。

DS3 スポーツ シック エディションのEdition Bleuは35台、Edition Jauneは25台、Edition Rougeは20台。そしてDS3 シック エディション ブランは30台の限定販売となっている。