新型メルセデス ベンツ Cクラスに試乗──ものすごくパワフルで期待以上にスポーティ|Mercedes Benz
CAR / IMPRESSION
2021年10月28日

新型メルセデス ベンツ Cクラスに試乗──ものすごくパワフルで期待以上にスポーティ|Mercedes Benz

コーナリングの楽しさを引き上げてくれる「リアアクスルステアリング」

試乗したモデルは、ちょっと乗り心地が硬めに感じられる場面もあった。速度が上がって、かつ路面に起伏がある道だと、けっこう硬いかなと思うことがあったのだ。タイヤのサイドウォールが硬いせい、と日本法人の広報担当者は説明してくれた。
スポーティな仕様として人気の高い「AMGライン」には、オプションで設定される「リアアクスルステアリング」が、コーナリングの楽しさを数段引き上げてくれている感じだ。小さなコーナーでもくいくいと気持ちよく回っていく。
車速に応じて前輪の舵角に対して後輪に角度をつけるシステムだ。時速約60km以下だと、前輪とは逆位相に後輪が動くことでホイールベースが短くなったのと同じ効果を。つまり狭い場所での取り回しが向上するのだ。
メルセデス・ベンツによると、最小回転直径がなんと40cmも、未装着車よりも小さくなるという。1970年代のメルセデス・ベンツ車は、高精度なジョイントを前輪に採用して、ものすごく大きな舵角を実現していたものだ。新しい世代は、電子の力でとり回しを向上させているのに、時の流れを強く感じる。
一方で、時速60kmを超えると、後輪は前輪の舵角と同位相に動く。そのことで走行安定性が高まる。従来のCクラスもとてもいいクルマだと思ったものの、最新モデルは技術力で引き離している。
インテリアは、新型Sクラスのように、12.3インチの平面メーターパネルと、11.9インチのメディアディスプレイの存在感が大きい。音声対話式コマンドでエアコンやナビゲーションシステムの操作ができる「MBUX」は、聞き取りの精度が上がった感じだ。
かつ、指紋や声紋での生体認証システムが組み込まれる。これによって、シートポジション、コクピットディスプレイの表示スタイル、ステアリングホイールやドアマウントミラーのポジションや、ペアリングする携帯情報端末など、登録されたとおりに整う。
携帯情報端末を経由して、ウィンドウやスライディングルーフの開閉、ドアの解錠と施錠、ナビゲーションシステムの目的地設定が行える。駐車した場所も地図アプリに表示される。カメラの画像と組み合わせたARナビもオプションで搭載できる。
運転という原初的なクルマの楽しみがより向上しつつ、最新のデジタル化も抜かりない。そこがCクラスの最大の特徴。燃費は、従来はリッター12.9kmだったのに対して、新型では同14.5kmに。つまり走行距離あたりのCO2排出量が下がって、環境性能が高くなっている。
価格は「C200アバンギャルド」で654万円から。遅れて、2リッターディーゼル「C200dアバンギャルド」と、プラグインハイブリッド「C350eアバンギャルド」が投入される。
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