あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──日産自動車編 Pt.2
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2015年3月17日

あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──日産自動車編 Pt.2

あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──日産自動車編 Pt.2

電気自動車が広く社会で受け入れられるために重要な、バッテリー。これから、どのように電気自動車を進化させるか。リーフで新世代のリチウムイオン電池を採用している、日産自動車の技術者にインタビュー。未来の可能性を聞いた。

文=小川フミオ写真=吉澤健太(人物)

電気自動車(EV)は、3つの主要部から成り立っている。電気モーター、インバーター(変圧器)、そしてバッテリー(電池)。現在EVを代表する日産リーフを街中で見かけるようになったが、「社会に広く受け入れられたとは言いがたい」とする専門家もいる。その理由は、航続距離とコストだ。

ガソリン自動車なみの利便性と価格を目指さなくてはならないEVは、これからどのように進化していくべきか。電池の分野から可能性をさぐるのは大きく意味あることだろう。そこで、本格的EVの量産化をおこなうなど、一歩リードしている日産自動車のEV技術開発本部EVエネルギー開発部に籍を置く宮本丈司氏にご登場ねがい、EVが秘めたポテンシャルをめぐり、一問一答形式で語ってもらった。

――日産自動車は2007年にNECとともに、オートモーティブエナジーサプライ株式会社という、電池開発のための会社を合弁で設立しました。リーフのバッテリーも、この会社が手がけたものですよね。

           
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