AVEDA｜ジェイソン・ウー2010年秋冬コレクションの「フラットシニオン」

AVEDA｜アヴェダ

2010年秋冬ニューヨークコレクション・バックステージレポート（1）

Jason Wu × AVEDAの「フラットシニオン」

2010年秋冬ニューヨークコレクションでのアヴェダは、環境意識の高い5つのブランドとパートナーシップを組み、バックステージでヘアをサポート。第1回は、2010年2月12日におこなわれた「Jason Wu」2010年秋冬コレクションを紹介。

Photo by AVEDA

ソフトでロマンティックな「フラットシニヨン」

アヴェダの主任ヘアスタイリストのオディール・ギルバートが、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に開かれたJason Wu 2010年秋冬コレクションでつくったヘアは、5月6日（木）発売の「スムーズインフュージョングロスストレイトナー」と今年発売予定の「コントロールフォースヘアスプレー」を使った、ソフトでロマンティックなフラットシニヨン。

「このシーズンのJason Wuのヘアスタイルのテーマは“チャーム”。そこでロマンティックでイノセントな雰囲気溢れるヘアスタイルに。映画『ピアノ・レッスン』のホリー・ハンターに着想を得ました」とオディール・ギルバートは語る。

以下、オディールとジェイソンへのインタビューをお送りする。

――今回のスタイルは、なににインスピレーションを受けましたか。スタイリングにあたり、デザイナーとどのようにコラボレーションしましたか。

ジェイソンと私は『ピアノ・レッスン』の浜辺のシーンでのホリー・ハンターからインスピレーションを得ました。今シーズンのヘアルックは、あのシーンの雰囲気を出したいと考えました。とても若々しくてイノセントなスタイルです。前から見るとすっきりした部分とゆるくまとめた部分があり、ゴムを使って編み込みふうに仕上げたシニヨンには洗練された雰囲気も感じられます。ソフトでロマンティックなヘアルックです。

――自分でこのスタイルに整える方法は？

昼にも夜にも向いていますが、とくに夜のスタイルとしてロマンティックです。濡れた髪にスムーズインフュージョングロスストレイトナーを塗布してストレートにブローします。横の髪が耳にかかる程度にゆるめに引っ張りながら、後頭部の低い位置で結びます。結んだ髪に長いゴムを引っ張りながら巻き付けて細くしばります。または三つ編みにしてもかまいません。これをピンで留めながら後頭部に巻き付けて平らなシニヨンをつくります。

ショー全体のエコを追求することがなによりも重要

――デザイナーのジェイソン・ウーに質問しますが、今回のスタイルは、なにを表現したものですか？

今シーズンはアーヴィング・ペンの写真、とくにプラチナプリントから多くのインスピレーションを得ました。ペンの作品はもちろん、そこにある個人的な雰囲気を自分のコレクションに取り入れたいと思いました。

――今シーズンのショーを「グリーン」なものにするため、本当に努力されましたね。これを成し遂げられたことについて、どう感じていますか？

コレクションそのものに自然で素朴な連想やテーマをもたせましたが、それにくわえてショーという企画全体についてエコを追求することがなによりも重要だと感じています。バックステージで「グリーン」な製品を使うこと、またごみの量を最小限に減らすことで、ファッション業界も環境への影響を減らすために自分たちに可能な役割を果たすことになるはずです。