Audi A8|アウディ A8もっともスポーティなフルサイズサルーン
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2015年3月13日

Audi A8|アウディ A8もっともスポーティなフルサイズサルーン

Audi A8|アウディ A8

もっともスポーティなフルサイズサルーン

アウディは約6年ぶりとなるフルモデルチェンジをおこなった、フラッグシップサルーン「A8」のニューモデル詳細を発表した。

文=ジラフ

よりワイド&ローが強調されたエクステリア

この新型A8は、革新的なラグジュアリーサルーンとして開発され、そのデザインはおなじクラスのライバル車のなかにあって「もっともスポーティであること」をテーマに進められたという。

ボディサイズは、全長5137×全幅1949×全高1460mmと発表され、ホイールベースは2992mm。これは現行モデルから、全長で75mm、全幅で55mm拡大されながら、全高は16mm低くなっている。アウディは「ダイナミックなデザインを狙った結果」と説明するが、事実、数あるライバル車のなかでも、そのシルエットはワイド&ローが強調されたものとなっている。ちなみにホイールベースも48mm延長された。

細かな部分では、ロー&ハイビーム、ポジションランプなどに消費電力が少ないLEDが使用される、フルLEDヘッドランプの採用などが特徴としてあげられるだろう。

搭載されるエンジンは、当面V8のガソリン1種、ディーゼル1種となる。ガソリンエンジンは直噴4.2リッター V8「FSI」が採用される。同ユニットは最高出力372ps、最大トルク45.4kgmを発生させ、そのパワーは、0-100km/h加速で5.7秒、最高速は250km/h(リミッター作動)という数値を現実のものとさせる。また欧州複合モード燃費は10.53km/lとなり、CO2の排出量も219g/kmと改善された。

欧州での発売は2010年初頭から

一方、ディーゼルエンジンは直噴4.2リッター V8ターボディーゼル「TDI」を採用。最高出力は350psを記録し、最大トルクは81.6kgmという驚きの数値を発生する。また最大トルクは1750‐2750rpmという低回転域で発生されることから、0-100km/h加速は、ガソリンのV8エンジンを上回る5.5秒を記録。この動力性能を誇りながら、欧州複合モード燃費は13.16km/l、CO2排出量は199g/kmを達成している。

やや遅れて登場する、直噴3.0リッター V6ターボディーゼルエンジン「TDI」は最高出力で250ps、最大トルク56.1kgmを発生。こちらは欧州複合モード燃費15.15km/l、CO2排出量でも174g/kmを記録するという。またV6TDIには204psバージョンも設定され、こちらは欧州複合モード燃費16.67km/l、CO2排出量159g/kmという数値を達成しているという。

すべてのエンジンにはアウディ初となる8速ティプトロニックトランスミッションが組み合わされ、駆動方式は4WDの「クワトロ」が採用される。

初代A8から受け継がれるオールアルミボディ構造の「ASF」(アウディ・スペース・フレーム)はさらに進化し、一般のスチールボディと比べ、約40%もの軽量化を実現。アダプティブエアサスペンションとあいまって、ハンドリングと乗り心地を向上させている。

インテリアは、ホイールベースが48mm延長することによって、後席が広くなることによって、ラグジュアリー感はさらに向上。ライバル車たちから一歩抜きん出た仕上がりとなっている。

新型A8は、2010年初頭からドイツ本国、ヨーロッパ各国での販売開始が予定される。

           
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