Diary-T 154 The Night of the Hunter
Lounge
2015年5月8日

Diary-T 154 The Night of the Hunter

Diary-T

Diary-T 154 The Night of the Hunter

文・アートワーク=桑原茂一


『狩人の夜』(原題:The Night of the Hunter)

左手に HATE 右手に LOVE ロバート・ミッチャム扮するその男の両手の指に彫られた強烈な言葉の刺青を彷彿させる男に出会った。

chim↑pomのサバイバル・ダンスに出向いた夜のことだ。

タイプライターを愛しすぎた男ドナルドは
タイプライターの文字をそのまま両手に刺青している。

この男のしでかすことはいちいち危ない。
2004年、パレスチナの分離壁をテーマにした映像作品「LOVIT」と国内外のアーティストがデザインした戦えないミリタリーウエアをTOWER RECORDやセレクトショップなどで展開。

この作品は間もなくhttp://www.clubking.com/で公開するので乞うご期待。

ドナルドのつくるアクセサリーの強烈な個性もさることながら、

このケースに入っているのはドナルドの父親の葬儀場で焼いた骨だ。
しかもその骨は年月のせいで少しずつ崩れて砂のようになっているとか、

そもそもなぜそんなものがここにあるのか、

それは、なんでも父親から”死んだら俺の骨を海に撒いてくれ”

と頼まれたのだそうだ。が、

折角なら七つの海に撒いてやりたくて、
そのチャンスを待っているのだとか……

ドナルドの寝床は米国製の棺桶

自分のつくった気に入ったアクセサリーを全部つけて、

ドナルドはこういった・”これってコスプレなんだよね”

Muneaki Kuyama a.k.a Donald (Royal Lazy Type Guild主宰)
久山 宗成 a.k.a ドナルド。1975年製造の日本製。
月刊ライフスタイルマガジン「Free&Easy」(1997年創刊)創刊メンバーとしてHELLS ANGELSのサニー・バージャー単独インタビューなどの企画編集を行う。7年間在籍の後、リアルFree&Easyになるため独立。2003年に洋服とメディアを結びつけた「AMOEBA」プロジェクトを立ち上げ、国内外のアウトサイダーアーティストをフォーカスしたフリーペーパー「NONSENCE」と彼らのイズムとデザインとリビドーを洋服に落とし込んだプロダクトをユナイテッドアローズにて展開。2004年、パレスチナの分離壁をテーマにした映像作品「LOVIT」と国内外のアーティストがデザインした戦えないミリタリーウエアをTOWER RECORDやセレクトショップなどで展開。2005年に出会ったタイプライターの修理職人「尾河昇」氏の出会いをきっかけに、利益や利便性の追求でみんなが置き忘れたイズムや手仕事を世の中に伝える『Royal Lazy Type Guild』のプロジェクトを開始。以後、ギルドに参加した国内外のアーティストやクラフトマンたちとタイプライターや機械式時計の文字盤などのアンティークジャンクたちを編集し小道具、衣装、アクセサリーなどにカスタムすることを始める。

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http://ckstore.shop-pro.jp/?pid=36333979

           
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