プジョー アーバンクロスオーバーコンセプトを出展|Peugeot
Peugeot|プジョー
アーバンクロスオーバーコンセプトを出展
プジョーは都会的なイメージを打ち出したコンセプトモデル、「アーバンクロスオーバーコンセプト」を北京国際モーターショーに出展した。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
都会的なイメージを強く打ち出したモデル
プジョーは「308」、「408」、「508」、さらにコンパクトSUV「4008」、と末尾に8を持つ現行世代モデルを一挙に北京モーターショーに出展。すでに288のディーラー、700の代理店を中国内にもつというプジョーではあるが、さらなる攻勢をかけるかまえだ。
プジョーカーにしばしば特別仕様、「ローラン・ギャロス」モデルが登場することからもあきらかなように、プジョーは1984年以来、ローラン・ギャロスこと全仏オープンテニスの公式スポンサー。2011年、その全仏オープンで優勝したことで、アジア人初の4大大会優勝を果たしたリー・ナ選手の活躍が記憶にあたらしい中国で、スポーティでエレガント、そしてエモーショナルなブランドイメージの確立をねらっている。
また、ヨーロッパメーカーとして、はじめてのディーゼルハイブリッド車「3008 Hybrid4」を市販したプジョーは、おなじシステムを搭載した「508RXH」とガソリンハイブリッドの「3008 HYbrid4 THP」を出展し、市場にあわせて、ガソリン、ディーゼル、いずれの燃料でもハイブリッドパワートレインをもつことを印象づける。
そのプジョーがワールドプレミアとして発表するのが「アーバン クロスオーバー コンセプト」というコンセプトモデル。プジョーによれば、都会人のイメージと、その都会からの逃避をのぞむイメージを同時に演出する、リラックスしつつもダイナミックで挑発的な一台。パリ、上海、サン・パウロのデザインチームが協力してつくりあげたデザインは、「3008」と上海モーターショー2011に出展された「SXCコンセプト」を引き継いだもので、都会の暮らしにもフィットする全長4.14m、全幅1.74mというSUVとしては控えめなサイズ。ルーフデザインで「RCZ」のダブルバブルルーフを踏襲しているのもみどころだ。