新型SLクラスを発表|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ
2012年デトロイトモーターショー
新型SLクラスを公開
デトロイトモーターショーでメルセデス・ベンツは6代目となる新型SLクラスを公開した。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
スーパーライトウェイト
アンヴェールとなったのは、オールアルミのボディシェルを採用し、さらなる軽量化をはたした新型SLクラス。この新型は、メルセデス・ベンツによれば、スチールを採用した場合に比べて110kg、従来型との比較でSL500 が125kg、SL350が140kg軽量とのことで、よりダイナミックに、より好燃費になったと同時に、剛性面でもスチールを用いた従来型以上に有利だという。外観は、SLクラスのイメージを残しつつも一本バーのグリル、大型のヘッドライトが目を引く。軽量のハードトップは開閉ともに20秒で完了する。
より広くぜいたくな室内
全長4612mm、全幅1877mmというボディは従来型よりも全長で50mm、幅で57mm大型化。より広い室内空間を確保し、レザーシートとウッドトリムにより上質なイメージを演出している。フットウェル前方のフリースペースにバススピーカーを配置し、オープン状態でも“コンサートホールのような”音響空間をもたらすという、「フロントバス」というオーディオシステムがあらたに採用されるほか、ワイパーブレードから直接ウォッシャー液をだすことで、視界をさまたげず、ルーフをあけた状態でもドライバーやパッセンジャーに飛沫をあびせることのない"マジック・ヴィジョン・コントロール”も地味ながらも新規の機構だ。
2グレードを発表
今回は、2つのグレードが公開された。SL350は、最高出力306ps、最大トルク370Nm の3.5リッターV6エンジンを搭載し、 燃費は先代よりも約30パーセント良好な、6.8ℓ/100km。
0-100km/h加速を5.9秒でこなす。
いっぽうSL500には最高出力435ps、最大トルク700Nmの4.7リッターV8エンジンを搭載。0-100km/h加速は4.6秒。先代よりも32パーセントも最大トルクを向上させながらも、22パーセントの燃費向上を果たした。
すでに2011年12月15日から予約受付がはじまっているドイツでの販売価格はSL350 BlueEFFICIENCYで9万4,534ユーロ(約927万円)。SL500 BlueEFFICIENCYが11万7,096ユーロ(約1149万円)の予定だ。