ベストセラーをはじめ、新作家具など120アイテムを展示

1970年にイタリア・メーダで産声を上げたフレックスフォルム。高い品質と美しさを誇る家具メーカーとして、世界53カ国で展開され、ニューヨーク、ミラノ、ロンドンにつぐ4番目の路面店として、新ショールームを骨董通りにオープンする。

そのフレックスフォルムに欠かせない存在として知られるのが、デザイン監修のアントニオ・チッテリオだ。

アントニオ・チッテリオは、プロダクトデザイナーとして、多くの有名メーカーから多彩なプロダクトを発表。作品はMoMAパーマネントコレクションにも選定されている。建築家としてもブルガリホテル＆リゾートのバリやミラノ、デビアス銀座、ブルガリ銀座タワーなど数多くを手がけるほか、ミラノ大学やロンドン・ロイヤル・カレッジオブアートでも教鞭をとるイタリアンデザインの巨匠だ。

フレックスフォルムの創業地メーダ出身で、ミラノ工科大学の学生だった若き日のアントニオ・チッテリオがはじめて手がけた家具がフレックスフォルムだったことがきっかけとなり結ばれたパートナーシップは、現在にいたるまで40年以上にもわたってつづいているという。

「家というのはつねに美的表現である」「人間を魅惑的に優雅にするアイデンティティとは、形状や形態のゆるぎない進化、新技術の研究や新素材の創造的使用に基づくもの」などをコンセプトにした、チッテリオイズムに溢れモダンかつシックで機能性も満たされたフレックスフォルムの家具は、世界中で愛されている。

あらたにオープンした2階層、延べ床210平方メートルの「フレックスフォルム東京」は、アントニオ・チッテリオみずからが店舗デザインを手がけ、光が降り注ぐあたたかな空間を構築。ブランドを代表するベストセラーでモジュールバリエーションも豊富な「GROUNDPIECE」をはじめ、約50コレクション、120アイテムが展示される。

ベストセラーのほかにも、ゆったりとした海をイメージしたソファ「GRANDEMARE」や貝をイメージしたパーソナルチェア「GUSCIOALTO」、木製脚と大理石の天板の組み合わせが印象的なチェアセット「TRIS」など2011年の最新作も、10月末からの東京デザイナーズウィークの期間より展示予定。トータルパッケージされた空間を提案する。

アントニオ・チッテリオの哲学と最新の技術が詰まったフレックスフォルムのファニチャー。「フレックスフォルム東京」はシンプルで洗練された室内、くつろぎの空間を求めるひとに解を与えるショールームとなりそうだ。

フレックスフォルム東京
住所│東京都港区南青山6-11-1
Tel.03-6418-5590
営業時間│11:00～20:00
定休日│水曜日