2015 ミラノサローネ 最新リポート｜Experimental Creations ギャラリー
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2015年4月21日

2015 ミラノサローネ 最新リポート｜Experimental Creations ギャラリー

<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>参加デザイナー。写真左上から時計回りに、BOUNCE、村越淳、kamina&C、工藤健太郎、福定良佑、秋山かおり（STUDIO BYCOLOR）、tsukasa goto、小宮山洋
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Material Experiments＞<br />村越淳「soup」<br />本作品は、製品の形状を決める型も作品の一部とすること、ひとつひとつに個性が生まれるようなランダムさの余地を残すこと、特別な技術を使用せずに単純な製造工程であることを前提条件としたCMFの実験として展開している
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Material Experiments＞<br />工藤健太郎「Weaving Porcelain」<br />素材単体での表情はさることながら、それを既成の物にプラスすることで意味や価値が変わるような試み。型で作られた均一的な量産品と、一点一点表情の異なる手作業を紡ぎ合わせることで、プロダクト単体の表情を変化させることができるだけでなく、量産とは異なる制作課程の可能性をも広げている
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br />＜Material Experiments＞<br />秋山かおり（STUDIO BYCOLOR）「MW:WW/More Works:With Wood」<br />「木は生きている素材」であることを伝えるため、表面加工「MW:WW」をベースに建築金物やアクセサリーを展開。木を構成するおもな組織から接着要素を除去し多孔質にすることにより、テクスチャーのおもしろさもさることながら、吸湿性・吸音性などの可能性も拡がった
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Material Experiments＞<br />秋山かおり（STUDIO BYCOLOR）「STONE COMPOTE」<br />“日本では年間1800万トンの食品廃棄物が排出されている。その背景から、野菜・果物の「皮」に注目。野菜や果物の皮と、石と水分をともにコンポート（煮る）し、十分な乾燥をほどこし、皮の色素を石へと移行させた。表面はまるでサブレのようなおいしそうなテクスチャに仕上がった。軽石とソープディッシュとして展開
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Material Experiments＞<br />tsukasagoto「metabolizing cement/dressing cement」<br />花弁や植物の種子などの素材のもつ色、テクスチャー、取り込むことで、固定化されたセメントのイメージを変えてみようという試み。身の回りにある当たり前のモノたちが交じり合うことで気づかなかったあたらしい“見る、感じる”感覚を表現している
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Material Experiments＞<br />kamina&C「wood layer」<br />木工作業をしていると木屑が必ず出る。それらの木屑は樹種によって色も違えば、加工する際に使用する道具や機械によっても形や大きさが変わってくる。木屑そのものの表情や質感、形状を活かすことで、今までに表現されてこなかったあらたな木の魅力を引き出している
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Material Experiments＞<br />小宮山洋「Sinkmarks」<br />今回実験に用いている現象「Sinkmarks（ひけ）」は工業製品において材料が起こす成形収縮によって生じるへこみ、窪み。量産を目的とした場合通常にできてはいけない「Sinkmarks（ひけ）」をあえて積極的に作り出すことで、射出成型でも手作りでも作ることができない一つだけのあたらしい表情を生み出している
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Digital Experiments＞<br />村越淳「SO」<br />3Dプリンタ特有の積層痕を水平に積み上げるのではなく、同心球状に積み重ねた際にできると考えられる積層痕をサーフェスにほどこした。ラバーペイントで色彩をくわえ、液体が創り出す意外性のある動きは一点ずつ異なる趣を生み出している
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Digital Experiments＞<br />福定良佑「Oriental Loops」<br />3D プリンタの機能として、継ぎ目のないリング状の形がつながりあったまま出力できるという特性を生かし、リング状の形を反復することでできる3ディメンショナルなテクスチャー表現の可能性を考察
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Digital Experiments＞<br /> 秋山かおり（STUDIO BYCOLOR）「TASTE of CELLS」<br />私たちが普段口にする野菜や果物などの植物は膨らんだ形状、尖った形状、凹んだ形状など、さまざまな表面テクスチャーで特徴づけられている。Grasshopperを用いることで、細胞が織りなす形の大きさやバランスをシュミレーションし、スプーンにさまざまな植物の表面テクスチャーを配し、それぞれの植物を使用しスプーンを染色
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Digital Experiments＞<br />小宮山洋「The Peculiar Stick」<br />「重心と中心のちがう、棒。あるいは、おもちゃのような、オブジェ」。デジタルファブリケーションによって数値化・最適化されていくプロセスまたは結果を、日常にやわらかく溶け込むような在り方の可能性を探っている
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br/>＜Digital Experiments＞<br />BOUNCE「Serendipity?」<br />デジタルにアナログのものづくりのプロセスをミックスさせることによって、つい触れたくなるようなあたらしい質感表現を生み出せないか？　コンピューターで緻密に計算された構造体に、手作業により生まれる偶然の美しさを融合
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong>
<strong>ミラノサローネ2015｜Experimental Creations</strong><br />＜Material Experiments＞<br />福定良佑「utsusiwa」<br />普段身のまわりにある素材をサーフェステクスチャーという視点から観察し、人工物でありながら意図せずできたサーフェスの魅力に焦点をあてている
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