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特集｜2012AW トレンドキーワード25｜今季注目のアイテム・色・テイストは？（3）

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特集｜2012AW トレンドキーワード25｜今季注目のアイテム・色・テイストは？（3）

秋冬シーズンの定番、そして英国回帰の流れもあり、いつも以上に注目を浴びている素材がコーデュロイである。あらゆるブランド、あらゆるショップから多彩なアイテムがリリースされている。パンツはもちろんのこと、ジャケット、コート、ブルゾンなどのトップスのバリエーションは実に豊か。ダッフルコートのような「コーデュロイらしからぬ」ものが特に面白い。

ビームスの大人向けレーベル、ブリッラペルイルグストのダッフルコート。昨シーズンから続くトレンド、トグル留めのディテールを引き継ぎ、コーデュロイと合わせることで今っぽく仕上げている。短めの着丈、スリムなシルエットが特徴。<br /><br />6万5100円（ブリッラペルイルグスト）<br />ビームスハウス丸の内<br />Tel. 03-5220-8686

太畝の分厚いコーディロイ地を使った、3ボタン段返りジャケット。一見ラギッドな印象に映るが、裏地にはストライプ柄の裏地を配し、胸ポケットにはポケットチーフ付きと品の良い味付けが。エレガントな雰囲気を備えた、秋口から真冬まで長く使える一着である。<br /><br />2万8350円（417 バイエディフィス）<br />417 バイエディフィス渋谷<br />Tel. 03-5456-6971

少し光沢あるコーデュロイ素材を用いて、上品な雰囲気に仕上げたバルスタリーノのブルゾン。同ブランドの社長が着ていた私物のブルゾンを、エストネーションのバイヤーがいたく気に入り、エクスクルーシブで発注したもの。上品かつシンプルなデザインが魅力！<br /><br />5万9850円（バルスタリーノ）<br />エストネーション<br />Tel. 03-5159-7800

美しいテーパードシルエットを持つセオリーのワークパンツ。サイドポケットをジップ使いに、バックポケットをフラップ仕様にするなど、実用性とファッション性を兼ね備えたディテールが光る。洗い加工によるこなれた色合いもこの時期重宝するはず。<br /><br />1万9950円（セオリー）<br />リンク・セオリー・ジャパン<br />Tel. 03-6865-0206

上質なコーデュロイをウォッシュ加工し、通常のものに比べてライトオンス、ソフトタッチな仕上がりとなった、ヤコブコーエンのコーデュロイパンツ。天然藍染めならではの美しい色合いに、控えめなダメージ加工。まさに大人のためのカジュアルパンツといえよう。<br /><br />4万4100円（ヤコブコーエン）<br />コロネット<br />Tel. 03-5216-6521

細畝のコーデュロイ地を美しいテーパードラインで仕立てているので、厚ぼったさを感じさせないすっきりとした印象のパンツだ。コーデュロイの持つカジュアルさをほどよくドレスアップ。秋冬の定番パンツといえばグレイフラノだが、今季はこんな一本も戦力にしたい。<br /><br />2万8350円（インコテックス）<br />ストラスブルゴ<br /><img src=

チェスターフィールドコートなどの英国調を踏まえたドレッシーなアウターが目立っている一方で、レトロな雰囲気をのこした、スポーティなアウターにも注目が集まっている。すなわちダウンジャケット、ドリズラー、スタジャンなどだ。特にスタジャンは着丈を短く、ややタイトなフィッティングにモダナイズされたものが多く出揃った。インナーは上品なセーターなどでももちろんOKだが、クラシックなボタンダウンシャツ＆ニットタイといったアイビー的着こなしがお薦めだ。

ボディはメルトン、袖には柔らかくなめした牛革を採用したスタジアムジャンパー。ほどよくシェイプされたウエストや、少し短めの着丈は現代的だが、立ち襟、ボタンフロント仕様、色使いでクラシックな雰囲気を醸し出している。ボタンダウンシャツにチノーズといったトラッドな着こなしを、モダナイズしてくれるスタジャンといえる。<br /><br />4万4100円（アバハウス）<br />アバハウスラストワード原宿店<br />Tel. 03-5466-5700

春夏シーズンから引き続き、今シーズンも最重要靴となるのがブローグシューズだ。ジョンロブ、チャーチ、オールデンといったオーセンティックな靴ブランドのモデルはもちろんだが、メゾンからリリースされているモデルが面白い。色味がグラデーションになっていたり、ブローグ（穴飾り）が変わった形だったり……。少しだけユニークな味わいを備えたものをセレクトしてほしい。

モノグラム・フラワーを思わせるメダリオンが施された、外羽根のフルブローグ。トゥとヒールの両端部分に向かって、濃くなるように仕上げた色付けも個性的だ。すべてのパーフォレーションが美しく配された、ウイングチップ好きをうならせる一足。<br /><br />12万6000円（ルイ・ヴィトン）<br />ルイ・ヴィトンカスタマーサービス<br />Tel. 03-3478-2100

タッセルスリッポンは紳士の定番であるが、こちらはフルブローグでエプロン（キルト）付きという、その上をいくエレガンスを備えている。トゥ、ブローグ、シーム部分の色味が濃くなるよう手で染めるなど、アルチザン的こだわりも随所に見受けられる。<br /><br />8万4000円（グッチ）<br />グッチジャパンカスタマーサービス<br />Tel. 03-5469-6611

モンクストラップのような甲を覆うデザイン、メタルアイレットに沿うよう波型にカットされたアッパーのデザインが特徴的。甲の内側にゴムが仕込んであるため、ボタンを外すことなく簡単に着脱できる。じつに便利だ。<br /><br />6万7200円（ドルチェ＆ガッバーナ）<br />ドルチェ＆ガッバーナジャパン<br />Tel. 03-6419-2220

モータースポーツ、もっとあけすけに表現すればF1を彷彿させるモンクレーガムブルーのレーシング風ダウンジャケットや、バンドオブアウトサイダーズのセカンドライン、ディスイズノットポロシャツのクラシックな雰囲気のスキージャケット<span style=

フォーミュラ1のレース、さらにレーサーのユニフォームに着想を得たデザインを、ズラリ揃えたモンクレールガム・ブルー。おびただしいワッペンが貼付けられたテーラード風スタジャンや、ナイロンキルティングのスーツなど、トム・ブラウンの独創的な手腕が発揮されたコレクションだ。<br /><br />ステディスタディ<br />Tel. 03-5469-7110<br />©MONCLER

薬品に漬け込んだり、洗い加工を施すことで独特の風合いを獲得するシュリンクレザー。男らしさ、ワイルドさを表現するアイテムとしてこれまでももちろんリリースされてきたアイテムだが、今シーズンはエレガントな雰囲気も感じさせるものに注目したい。派手すぎるダメージや、汚れ加工が強すぎるものは避ける。ほどよい味出し具合を見極めることが最大のポイント。

特殊な加工を施すことで、ブラックとブラウンの絶妙なグラデーションカラーを纏ったダブルのライダーズジャケット。全体的に細身のシルエットだが、ストレッチレザーを使用しているので見た目以上に動きやすい。ワイルドかつモードな表情が魅力である。<br /><br />25万4100円（ドローム）<br />アルーナ<br />Tel. 03-6808-1098<br />

季節を問わず、胸元を飾るために欠かせない小物がストールである。デザインは柄物から単色まで、そして素材はリネンやシルク、コットンなど、とにかくバリエーションは豊富だ。今季らしいストールをピックアップするポイントは2つ。ますは大きさである。1×3メートルくらいの大判であること。そして花柄やレトロなムードの総柄を選ぶことである。素材はお好みで。見える面積を小さくまとめれば、思い切った色柄でも派手になることはない。適度なアクセントをもたらしてくれるはず。

モダール90％×カシミア10％の混紡生地ならではの、柔らかく、滑らかな肌触りを楽しめる。ストール全体にプリントされるのは、ホースクラブのルールをイラスト化したものなんだそう。広げて、眺めてみるのも面白い。<br /><br />3万450円（参考価格）<br />アマン<br />Tel. 03-6805-0527

昔ながらの木製シャトル織機を使って、丁寧に織られたアンドレアのプリントストール。カシミア素材にほどこされた花柄のプリントは、上品かつ見事な発色である。ピッティウォモの会場でも大人気だったそうだ。かなり大きなサイズなので、いろいろな巻き方が試せそう。<br /><br />4万2000円（アンドレアズ1947）<br />ビームスハウス丸の内<br />Tel. 03-5220-8686<br />

ヨーロッパやインドの古いテキスタイルを現代的にアレンジしたデザインで、いま最も注目を集めているブランド、ピエールルイマシア。エキゾチックな色・柄と、シルクの上質な光沢が魅力だ。ジャケットスタイルにぜひ。<br /><br />3万450円（ピエールルイマシア）<br />エディフィス東京<br />Tel. 03-3400-2931

スーツに合わせるうえで最も正統とされるコートがチェスターフィールドコートである。本来、流行というよりはドレスコードの文脈に成り立つアイテムと言えるが、今シーズンのモード界はこのコートにご執心のようだ。ラペルのファー使いと鮮やかなカラーリングが特徴的なプラダや、黒でシャープな男らしさを表現するジル・サンダー、英国テイスト溢れるヘリンボーンツイードを使ったバーバリープローサム……それぞれのこだわりが詰まったチェスターフィールドコートがリリースされている。

エポーレット、Dリングやストームガードなど、トレンチコートのディテールを大胆に取り入れた、バーバリープローサムのチェスターフィールドコート。伝統的なヘリンボーン織りの生地を採用し、英国らしさを強調したコレクションを提案する。<br /><br />バーバリープローサム／バーバリー・インターナショナル<br /><img src=

今季のプラダは、エレガントで洗練された19世紀のテーラリングがモチーフ。チェスターフィールドコートやドレッシングガウンといった、礼装服が目白押しだ。俳優のエイドリアン・ブロディがショーで着こなした、小紋総柄のチェスターフィールドコートも素晴らしかった。<br /><br />プラダ／プラダジャパンカスタマーリレーションズ<br /><img src=

典型的なヤッピースタイルに、現代的な男らしさ、そしてロマンティシズムを織り交ぜたジル・サンダー。このチェスターフィールドコートも圧倒的なダンディズムを放っている。ものによっては、かわいらしい恐竜やクジラのイラストがほどこされた、セーラーカラーがついたタイプも。<br /><br />ジル・サンダー／ジルサンダー・ジャパン<br />Tel. 03-5464-6729

ネイビーもしくはグレーのスーツに白か青のシャツ。この下地がスーツにおけるVゾーンの基本ではあるが、この秋冬はもう一段階色味にバリエーションを持たせるのが面白い。つまり、もっとカラフルにしていいということだ。スーツを赤や黄色にすることはできないので、具体的にはシャツとネクタイの組み合わせで楽しむことになる。オレンジ、グリーン、ピンク、パープルなどのコンビネーションを試していただきたい。決してトリッキーなテクニックではなく、スーツ発祥の地である英国ではカラフルなVゾーンが好まれる。例えば老舗シャツ店、ターンブル＆アッサーのスタッフの胸元は、例外なく派手なのである。

山吹色のギンガムチェックという陽気な柄のドレスシャツと、過去のアーカイブをモチーフにしながらも、現代的にアップデイトされたニッキーのストライプタイ。どちらも深みのある、それでいて鮮やかな色味が特徴だ。ダークな色のスーツはもちろん、明るいトーンのグレイスーツとも相性のいいVゾーンである。<br /><br />シャツ1万3650円（ユナイテッドアローズ）<br />タイ1万4700円（ニッキー）<br />ユナイテッドアローズ銀座店<br />Tel. 03-3562-7798

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