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特集｜2012AW トレンドキーワード25｜今季注目のアイテム・色・テイストは？（1）

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特集｜2012AW トレンドキーワード25｜今季注目のアイテム・色・テイストは？（1）

ここ数年来の人気アイテムとなっているベストだが、今シーズンはぜひアウターとしての活用をお薦めしたい。トレンドの英国調を消化し、かつアウターとしての存在感を備えているのがラペル付きのベストである。素材はウールメルトンやツイードなど、秋冬らしく、無骨で、やはり英国的なものが人気となるだろう。インナーはシャツを合わせるのが本筋。なかでもネルシャツ、デニムシャツといったラギッドなシャツがよく合うだろう。バンドカラーのクラシックなデザインのシャツなども“アリ”だ。

起毛感のあるヘリンボーンのウールの表地と、裏地の青い小花柄が、絶妙なコントラストを描いている。1920～30年代にかけて英国内で流行したというラペル付きオッドベストを、現代的に解釈。ジェントルマンにこそふさわしい一着だ。<br /><br />2万6250円（ポール・スミスロンドン）<br />ポール・スミスリミテッド<br />Tel. 03-3486-1500

ガブリエレ・パッシーニ率いるREVIVALプロジェクト。その中核をなすスーツラインのジレは、素材にツイードを使用、大きめのハウンドトゥース柄でクラシカルな仕上がり。共地のジャケットも用意されており、組み合わせて着るのもお薦めだ。<br /><br />3万3600円（リバイバル）<br />ストラスブルゴ<br /> <img src=

ナイジェル・ケーボンのネイビーのベストは、「そこに山があるから」という名言でお馴染みの英国の登山家、ジョージ・マロリーが着ていたものをベースに製作。前身頃だけでなく後身頃にもハリスツイードを使うことで、優れた保温性を実現しつつ、クラシックなムードを醸し出している。<br /><br />3万7800円（ナイジェル・ケーボン）<br />アウターリミッツ<br />Tel. 03-5457-5631

昨シーズンのトレンドであったサルエルパンツに代表されるように、ややワイドなパンツも選択肢の一部として認識されるようになった。その“太めパンツ”への注目は今季も継続しており、メンズ服のなかでもきわめて定番的なアイテムであるクリース入りのウールパンツにおいても、「タック入り」が注目株となっている。男らしさといなたい雰囲気を備えたボトムスと言えよう。秋口はローファーなどを合わせて軽快なイメージを残し、冬にはウイングチップなどでガッチリした足元を作る。いずれにしても定番のオックスフォードシューズがよく合うパンツである。

イタリアを代表するパンツブランド、G・T・Aが今季よりスタートしたニューライン、「G・T・Aデザイン」のタック入りパンツ。フロントにインバーテッドプリーツを入れ、ほどよくワイドなシルエットを形成。着こなしに取り入れやすい一本といえる。<br /><br />3万3600円（G・T・A デザイン）<br />インターナショナルギャラリービームス<br />Tel. 03-3470-3948

チェスターフィールドコートのような「アイテム」、ツイードやコーデュロイといった「素材」、タータンチェックやグレンチェックなどの「柄」……つまり今季の傾向のなかで最も注目されているのが“ブリティッシュテイスト”である。英国調を着こなしに落とし込むと定番的なスタイルに近づいていくものだが、スタイルとして新しさを感じるのはアレキサンダー・マックイーンが提案するヴィクトリアン調スタイル。同ブランドは老舗テーラー、ハンツマンとのコラボレーションラインをスタートしている。今季の注目キーワードのランキングをつけるとすれば、ブリティッシュテイストはナンバーワンであろう。

伝統的なヘリンボーン柄を用いた、タイトフィットのダブルブレストジャケット。手に持つのはベルベットカラーのチェスターフィールドコート。今シーズンのバーバーリープローサムは伝統と革新を咀嚼した、あらたな英国スタイルを提案する。<br /><br />バーバリープローサム／バーバリー・インターナショナル<br /><img src=

定番柄であるアーガイルや伝統素材のカシミアを1815年の創業以来使用しつづけ、現代にも通用するモードを作り出しているプリングルオブスコットランド。今季はチェスターフィールドコート、ヘリンボーン柄のニットなどを用い、「英国らしさ」をそこかしこに散りばめた、濃厚なブリティッシュスタイルを展開している。<br /><br />プリングルオブスコットランド／A.K.A Tokyo<br />Tel. 03-5468-3388

2012年春夏シーズンから英国老舗テーラー、ハンツマンとのコラボラインを復活させたアレキサンダー・マックイーン。その影響もあってか、本ラインにも英国テーラードへの強いこだわりが巧みに表現されている。ハンティングから着想を得たクロップドパンツなどは、強烈な英国らしさを湛えるアイテムといえよう。<br /><br />アレキサンダー・マックイーン／M inc<br />Tel. 03-3498-6633

ウィメンズにおけるクラッチバッグに呼応するように、メンズバッグの新潮流として話題になっているのがドキュメントケースだ。この秋冬に選ぶべきは、シックな色合いのもの、そしてシンプルかつエレガントなデザインのものである。そのクラシックな佇まいは、あたかも昭和のジェントルマンのようなムードを醸し出す。ビジネスシーンに合わせてももちろんOKだが、このアイテムが進化を発揮するのはカジュアルの領域であろう。

上質なシボ革を使いながらも、太めのステッチで親しみやすさも感じさせるドキュメントケース。内側はリネン素材で、書類など整理しやすい2つの収納を備えたすぐれものである。脇に抱えても、手に持ってもさまになる絶妙なサイズ。<br /><br />7万4550円（フェンディ）<br />フェンディジャパン<br />Tel. 03-5414-6762

アイコンであるイントレチャート（革の編み込み）が美しいボッテガ・ヴェネタのドキュメントケース。深みのあるグリーンの色合いも魅力だが、特筆すべきはその大きさで、13インチノートPCを収納できる（編集部調べ）。これほどエレガントなドキュメントケースはそうないはずだ。<br /><br />14万7000円（ボッテガ・ヴェネタ）<br />ボッテガ・ヴェネタジャパン<br />Tel. 0570-000-577

イギリス・アラン諸島の漁師たちの作業着、というルーツを持つケーブル編みセーター。今季のトレンド、ブリティッシュというジャンルに分類されるアイテムのひとつである。70年代のヘビーデューティー・アイビーの時代に代表されるような、生成り・クルーネックの本格派も悪くないが、今季はタートルネックやボタンフロントといった、表情のあるデザインのものがお薦め。アウターを合わせる場合にはピーコートやダッフルコートなどがよく合うはず。アランセーターの力強さに負けない素材感のものをセレクトするのがコツだ。

ミラノのトータルウェアブランド、アルテアのアランセーター。鮮やかにして味のある見事なオレンジの発色は、スプレープリントによるもの。ミディアムゲージで編まれた適度なザックリ感も魅力だ。<br /><br />3万6750円（アルテア）<br />アマン<br />Tel. 03-6805-0527

アランセーターを作るブランドとして最も有名なのがインバーアランであろう。トラディショナルラインとはことなる、軽量かつ撚りの弱い糸を使用することで、リーズナブルな価格を実現したカジュアルラインのカーディガン。本物が持つ雰囲気を手軽に味わえるというわけだ。<br /><br />3万8850円（インバーアラン）<br />シップス渋谷店<br />Tel. 03-3496-0481

一般的に秋冬はブラウン、ダークグレーに代表されるシックな色が多くなるが（もちろん今季も基本的にはその傾向）、今シーズンは爽やかな色合いのパステルカラーにも気を残していただきたい。ピンクやグリーンなどのジャケット、パンツ、シャツでセットアップスタイルを提案するトムブラウンはまさにその代表格。そのほか、ランバンも鮮やかなブルーのセットアップスタイルを提案、ウォルターヴァンベイレンドンクでもパステルカラーのルックが見られた。

丸みを強調したダウンショルダーや、ハイウエストからストレートに伸びるパンツのシルエットなど、革新的なプロポーションを提案した今季のランバン。その形にばかり注目が集まるが、ランウェイでは写真のような美しいパステルブルーで統一されたセットアップスタイルも披露した。<br /><br />ランバン／ランバンジャパン<br />Tel. 03-3289-2782

アメリカントラッドのアップデートと、過激なパンクスタイルの見事なコントラストをみせつけた今季のトムブラウン。なかでも注目したいのは、緑やピンクなど鮮烈なパステルカラーのアイテムを使ったコーディネイト。その美しさと個性で、ダークトーン一辺倒の秋冬スタイルに一石を投じた。<br /><br />トムブラウン／クロスカンパニー<br />Tel. 03-5770-5570<br />©Dan and Corina Lecca

ハイテクなランニングシューズは、結論から言えば「ハズシ」のアイテムとして活用していただきたい。ウール、ツイード、スエードといった重厚な素材、ダークグレー、ブラウンといったシックな色が増えてくる秋冬のコーディネイトにおける、足元のアクセントである。例えばアランセーターにウォッシュの効いたコーデュロイパンツをロールアップして、ハイテクなランニングシューズを合わせる。たんなるハズシ以上に、着こなしに洗練された印象を加味してくれるはずだ。

究極のベンチレーションシステムを搭載したアディダスの「H3LIUM LITE」。その鮮やかな色合いと軽さが特徴だが、じつはソールも面白い。ひっくり返すとわかるのだが、アウトソールの形状が“ZXZ”と象られているのだ。ちなみにランニング専用ではなく、タウンユース向けのシューズ。<br /><br />1万1550円（アディダスオリジナルス）<br />アディダスグループお客様窓口<br /><img src=

ナイキの最新技術を結集した「フリーラン」は、2004年の発売以来、多くのランナーから支持を得ているシリーズだ。その人気はナイキエアシリーズに匹敵するほど。こその最新作が「フリーラン＋3」。斬新なルックスはそのままに、さらに裸足に近い感覚を高めたランニングシューズである。<br /><br />1万1550円（ナイキ）<br />ナイキお客様相談室<br /><img src=

裸足感覚の履き心地を実現したというニューバランスの「MR20」は、アッパーからソールまでとにかくカラフル。走るためのシューズとしてはもちろん、いつものファッションを刺激的に彩るガジェットとしても秀逸なのだ。<br /><br />ランニングシューズ9975円（ニューバランス）<br />ニューバランスジャパンお客様相談室<br /><img src=

“ビジネスシーンにおけるカジュアルバッグ使い”の主流は、やはりトートバッグや手持ちに対応するショルダーバッグであろう。しかし服が重厚になってくる秋冬を迎えて、存在感で引けを取らない無骨なリュックに注目が集まっている。強靭なバリスティックナイロンを使用したブリーフィングの新作や、ミルスペック準拠のケルティタクティカルラインなどの質実剛健なバックパックを、ジャケットやスーツの上から背負う<span style=

昨シーズンに登場したブリーフィングのジムパック。シューズ専用のコンパートメントやテニスラケットなどを入れるのに適したフロントポケットなどにくわえ、メインコンパートメントはドローコードで絞る巾着仕様。その使い勝手の良さと骨太な面構えで、男子の物欲を十二分に刺激してくれる。<br /><br />3万9900円（ブリーフィング）<br />セルツリミテッド<br />Tel.03-3448-1330

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