TRAVEL THE ART WORLD
「TRAVEL THE ART WORLD」に関する記事
ART FILE 08｜「Valentino: Master of Couture」｜連載「世界のアート展から」
ART FILE 08｜イギリス・ロンドン｜「サマーセットハウス」オートクチュールの真髄を極める「Valentino: Master of Couture」ロンドンのサマーセットハウスで3月3日まで開催する「Valentino: Master of Couture」を紹介。50年と長い歴史を持つヴァレンティノのオートクチュール コレクションの作品を一堂に会し、彼の業績も同時に回顧できる展示だ。Text by Winsome Li (OPENERS)Valentino with models, 2007 ©Lorenzo Agius極上の素材と繊細な技術が融合したヴァレンティノのクチュールヴァレンティノのオートクチュール コレクションから選んだ130点の作品を展示。彼のクチュールは各王室のプリンセス、大統領夫人、セレブティまでに愛されてきた。今回はグレース・ケリー、ジャクリーン・ケネディ・オナシス、グウィネス・パルトロウが着用したドレスも展示される。三つのエリアでそれぞれのテーマを設...
ART FILE 10 & 11｜「Blue Jeans 350 years」 & 「L’AUTRE JEAN (The Other Jean)」｜連載「世界のアート展から」
ART FILE 10｜オランダ・ユトレヒト｜「ユトレヒト中央博物館」デニムのDNAを図解する2つの展示「Blue Jeans 350 years」今回はデニムをテーマにした2つの展示会「Blue Jeans 350 years」と「L’AUTRE JEAN (The Other Jean)」を一挙に紹介。まずは、オランダで初となるデニムの大規模の展示「Blue Jeans 350 years」。Text by Winsome Li (OPENERS)古今のワードローブにに見る“MUST HAVE”アイテムオランダのユトレヒト中央博物館にて3月10日（日）まで「Blue Jeans 350 years」展が開催されている。現在は普遍的な素材として使われているデニム。実は350年以上の歴史もある伝統的なファブリックだ。17世紀以来、デニムのデザインとプロダクトは常に進化しつづけている。今回の展示は古くから継承されてきた職人の優れた技と、デニム製作における最新のテクノロジーを紹介、35...
ART FILE 12｜「Juergen Teller: Woo」｜連載「世界のアート展から」
Art File 12｜イギリス・ロンドン｜「現代芸術協会ICA」ドイツ写真家ユルゲン・テラーの個展「Juergen Teller: Woo」現在最も注目される写真家、ユルゲン・テラーのエキシビションがロンドンの現代芸術協会（Institute of Contemporary Arts）にて3月17日（日）まで開催中。Text by Winsome Li (OPENERS)ファッション、アート、ファミリーポートレート、すべてを自然体で表現ドイツ出身のユルゲン・テラーは、ミュンヘンの大学にて写真を専攻しフォトグラファーとしての経歴をスタート。1986年に活動の拠点をロンドンに移し、本格的に活動を開始する。そして、2003年にシティバンク写真賞を授賞に以来、世界中でグルーブ展や個展を開き、世に知られるようになる。Bjork and son, Iceland 1993 by Juergen Tellerマーク・ジェイコブスをはじめ、ヘルムート・ラング、イブ・サンローラン、セリーヌまで、さ...
ART FILE 13｜「ARRRGH! MONSTERS DE MODE」｜｜連載「世界のアート展から」
ART FILE 13｜フランス・パリ｜「ゲテ・リリック」ランウェイから逃げ出した妖怪の集まり!?「ARRRGH! MONSTERS DE MODE」「ARRRGH! MONSTERS DE MODE（ファッション モンスター）」展が、パリのメディア センター ゲテ・リリックにて4月7日（日）まで開催中。怪異なクリエションの数々が展示される。Text by Winsome Li (OPENERS)着られない服の美学58名のファッションデザイナーによる80点以上のコスチュームとインスタレーションを集め、ファッションの怪異な一面を大胆に表現する今回の展示。新進デザイナーからマルタン・マルジェラ、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク、リック・オウエンスなどのビックネームまで幅広く参加している。彼らは特独な素材、色を使い、抽象的なシルエット、ボリュームのあるコスチュームを作り出した。また、衣装やマスクで顔を隠すことで、作品のミステリー性もアピールしている。Alexis Themistocle...
ART FILE 14｜「Shoe Obsession」｜連載「世界のアート展から」
ART FILE 14｜アメリカ・ニューヨーク｜「FIT美術館」なぜ女性は靴に夢中になるのか?「Shoe Obsession」ニューヨーク州立ファッション工科大学にあるFIT美術館にて「Shoe Obsession（靴に夢中になる）」展が4月13日（土）まで開催中。女性をとりこにする靴の魅力を、さまざまな展示作品で一挙に見せる。Text by Winsome Li (OPENERS)靴こそ“It”アクセサリー近年、靴のデザインは進化し、芸術品や建築物のようなモダンなデザインの靴が女性たちを魅了している。一足の靴は、全身のコーディネイトを左右するという不思議な力を持つ。また、靴の需要が年々増えていることにより、デパートの靴売り場は拡大し、女性客に買いやすい環境を提供できるように対応している。今回FIT美術館はこの現象をテーマにして、「Shoe Obsession（靴に夢中になる）」展を開いた。Shoes by Noritaka Tatehana数多くのデザイナーが手がけた150点の靴...
ART FILE 15｜「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」｜連載「世界のアート展から」
Art File 15｜アメリカ・ニューヨーク｜「MoMAニューヨーク近代美術館」「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook」「The Shaping of New Visions: Photography, Film, Photobook（新しいビジョンの成型：写真、フィルム、写真集）」展が、4月29日（月）までニューヨーク近代美術館（MoMA）にて開催されている。写真の歴史および進化を深く追求する。Text by Winsome Li (OPENERS)100年の歴史のまとめ1920年代から現在に至るまで、代表的なアーティストの作品から選りすぐりの写真、フィルム、写真集を集め、90人のアーティストによる計250点以上の作品がMoMAのエドワード・スタイケンギャラリーにて展示されている。写真の100年間の歴史をさまざまな作品を通して伝える。本展ははじめにフォトグラムの作品をメインとして展示される。フォトグラム...
ART FILE 17｜「Thierry Cohen Darkened Cities」TRAVEL THE ART WORLD～世界のアート展から～
ART FILE 17｜アメリカ・ニューヨーク｜「ダンジンガー・ギャラリー」「Thierry Cohen Darkened Cities」デジタル写真のパイオニアともいわれる、写真家のティエリー・コーエンによる「Thierry Cohen Darkened Cities（ティエリー・コーエン 闇の都市）」展が、5月4日（土）までニューヨークのダンジンガー・ギャラリーにて開催中。今回はティエリー・コーエンの「Darkened Cities（闇の都市）」シリーズが公開される。Text by Winsome Li (OPENERS)満天の星空が輝く東京、パリ、ニューヨーク1963年、フランスで生まれ、現在もパリを拠点に活動するティエリー・コーエン。20代前半からプロの写真家として活動を始め、作品はパレ・ド・トーキョー、人類博物館などフランスの美術館での展示も。2010年、“都市の星空”をテーマにして「Darkened Cities（闇の都市）」というデジタルプロジェクトをスタート。都市化...
ART FILE 16｜「Robert Mapplethorpe and Patti Smith. 1968-1969」｜連載「世界のアート展から」
ART FILE 16｜アメリカ・ニューヨーク｜「ダンジガー・ギャラリー」ロバート・メイプルソープとパティ・スミス、初のポートレート「Robert Mapplethorpe and Patti Smith. 1968-1969」「Robert Mapplethorpe and Patti Smith. 1968-1969（ロバート・メイプルソープとパティ・スミス. 1968-1969）」展が、5月4日（土）までニューヨークのダンジガー・ギャラリー（Danziger Gallery）にて開催中。写真家ロイド・ジフが1968年から2年をかけて撮影した、ロバート・メイプルソープとパティ・スミスのポートレートを発表した。Text by Winsome Li (OPENERS)「2人とも若くて、とても美しかった」2000年以来、ロイド・ジフ（Lloyd Ziff）は写真家としての活動を中心し、女性誌バニティー・フェアや音楽誌ローリング・スートンなど、数々の著名な雑誌からアートディレクターとし...
ART FILE 18｜「Lichtenstein: A Retrospective」 ｜連載「世界のアート展から」
ART FILE 18｜イギリス・ロンドン｜「テート・モダン」アンディ・ウォーホルと並ぶ、ポップアートを代表する画家「Lichtenstein: A Retrospective」（リキテンスタイン：ア・レトロスペクティブ）ロンドンの国立近代美術館テート・モダンにて、ポップアーティスト ロイ・リキテンスタインの回顧展「Lichtenstein: A Retrospective」が5月27日（月）まで開催中。ポップアートの巨人である彼の、30年以上のアーティスト生涯を振り返る。Text by Winsome Li (OPENERS)マンガ作品、ヌード、景色をモチーフにしたもの「Lichtenstein: A Retrospective」展は、20年ぶりのロイ・リキテンスタイン最大の回顧展といわれる。絵画と彫刻を含めて125点の作品を展示し、「Whaam!」「Look Mickey」などの名作はもちろん、彼が初期に制作した白黒の写真も見られる。リキテンスタインは1923年、ニューヨーク生...
ART FILE 21｜「David Bowie is」｜連載「世界のアート展から」
Art File 21｜イギリス・ロンドン｜「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」20世紀で最も影響力のあるアーティスト「David Bowie is（デヴィッド・ボウイ・イズ）」ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館（V&A）では、8月11日（日）まで、イギリスを代表するアーティスト デヴィッド・ボウイの回顧展を開催する。世界を魅了するロック・スターの50年の軌跡を振り返る。Text by Winsome Li (OPENERS)ミュージシャン、俳優、ファッションアイコン──三位一体の伝説1947年、ロンドンのブリクストン生まれたデヴィッド・ロバート・ジョーンズ（David Robert Jones）。10代から本格的に音楽活動をはじめ、1965年から正式に「デヴィッド・ボウイ（David Bowie）」と名乗るようになる。今年66歳になったデヴィッド・ボウイは50年のキャリアを経てなお、音楽、ファッション、文化において最も影響力のあるアイコニックな先駆者と...