Ryu as MEDICOM TOY

ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (1)

ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (1)

ACT5 番長 meets 教授赤司竜彦 × 坂本龍一 対談(1)「MEDICOM TOY」 meets 「Yellow Magic Orchestra」!いよいよ間近にせまった「VINYL COLLECTIBLE DOLLS Yellow Magic Orchestra 増殖人形3体セット」「RAH Yellow Magic Orchestra 3体セット」の発売を記念して、世界の“教授”こと坂本龍一さんと、メディコム・トイ代表・赤司竜彦さんの顔合わせがついに実現。共にOPENERS読者にはおなじみのおふたりですが、これが初対面かと思いきや、なんと坂本さん、過去に赤司さんが経営していたお店の常連客だったことが発覚! というわけで、ひさびさの再会を懐かしみながらスタートしたふたりの貴重な対談を全4回にわたりお送りします。文=秦野邦彦まとめ=高橋猛志(本誌)Photo by Jamandfix坂本 赤司くんって、あの赤司くん !? えーっ、そうだったの? ずいぶんひさしぶりだね。赤司...
ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (2)

ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (2)

ACT5 番長 meets 教授赤司竜彦 × 坂本龍一 対談(2)第2回目のテーマは、メディコム・トイから発売されるYellow Magic Orchestra関連商品について。1978年の結成から1983年の「散開」まで、シンセサイザーを駆使した斬新な音楽で日本中を席巻したYellow Magic Orchestra。2007年には12年ぶりの「再生」も行われ多くのファンを喜ばせたばかりだが、果たして「RAH Yellow Magic Orchestra 3体セット」として再現された若き日の姿を前に坂本氏の発した第一声とは……?商品開発の裏話も飛び出した、ファン必見の対談をどうぞ。文=秦野邦彦まとめ=高橋猛志(本誌)Photo by Jamandfix赤司 こちらが2月発売予定の「RAH Yellow Magic Orchestra 3体セット」です。坂本 実物より足が長い(笑)。気を遣っていただいて、ありがとうございます。赤司 いえいえいえ、そんなことないですから(笑)。坂本 ...
ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (3)

ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (3)

ACT5 番長 meets 教授赤司竜彦 × 坂本龍一 対談(3)第3回目となる今回は、坂本さんが代表発起人をつとめているプロジェクト「more trees」について、坂本さん自らその概要をかたります。2008年から京都議定書が実行期間に入ったことで、「排出権取引」など日ごろ聞き慣れない言葉が飛び交いはじめた昨今。地球温暖化防止と森林再生のため、われわれができることはなんなのか? 注目の対談です。文=秦野邦彦まとめ=高橋猛志(本誌)Photo by Jamandfix赤司 教授が新たにmore treesというプロジェクトを始められたとうかがって、こういうものを試作してみました(間伐材を使ったBE@RBRICKの写真を見せる)。坂本 これはすごい。間伐材を使うっていうのは、いいアイディアだね。間伐をすると健康な木がもっとよく育つようになるし、余った木はたくさん使ってあげたほうがいい。赤司 そもそもmore treesをやろうという思いは、どこからご自分のなかに巻き起こったものなんで...
ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (4)

ACT5 | 番長 meets 坂本龍一 (4)

ACT5 番長 meets 教授赤司竜彦 × 坂本龍一 対談(4)全4回の最後を飾るのは、前回の対談冒頭でも触れられた 「more trees」のために赤司氏が開発を進めているエコバリューウッド製BE@RBRICK。さらに坂本氏デザインによるBE@RBRICKの構想にまで話は広がり、今後の両者のコラボレーションがどのようなものになるのか、ますます楽しみになってきました!文=秦野邦彦まとめ=高橋猛志(本誌)Photo by Jamandfix赤司 06年から伊勢丹さんのご依頼を受けてMerry Green Christmasというチャリティキャンペーンのお仕事を手伝わせていただいているんですけれども、それは子どもたちへ机などの国産材製品を寄贈したり、そのために必要な木を育てるための森づくりをしようというプロジェクトなんです。いま教授からmore treesについてのお話をうかがいながら、みなさんおなじような視点をおもちなんだなって思いました。坂本 机はいいですね。たとえば、この目の前...
伝えていきたいこと

伝えていきたいこと

伝えていきたいこと私たちを取り巻くネット環境は成熟の時代に入りました。情報伝達の高速化とセキュリティ向上により多くの人がインターネットを介して商品を購入する時代になりました。その副産物として、価値観はネットを介してコミューン的な様相を見せ、多様化の一途を辿っています。こんな時代に私たちは何を手にするべきなのか?玩具、雑貨、音楽、映画、洋服……。自らを取り巻く様々なアイテムを独自の視点で切り取ります。
ACT 1 What's The MEDICOM TOY?

ACT 1 What's The MEDICOM TOY?

ACT 1 What's The MEDICOM TOY?オウプナーズ読者のみなさんはじめまして。Ryu as MEDICOM TOYこと赤司竜彦です。オウプナーズ読者の皆さんの中にはメディコム・トイをご存じない方もいらっしゃると思うので、 まずは第1回目のニュースは“メディコム・トイとは何か”をご説明しましょう。AlienTM &© 1979,1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.PredatorTM &© 1987,1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.おもちゃの開発というと、皆さんはどんなイメージをお持ちになりますか?1996年、当時日本では第3次フィギュアブームが巻き起こっていました。事の発端は1994年に設立されたトッドトイズ(現マクファーレントイズ)が作った精巧なアクションフィギュアがホビ...
ACT 2 KUBRICK

ACT 2 KUBRICK

ACT 2 KUBRICK(2)text by Ryu as MEDICOM TOYRyu as MEDICOM TOYこと赤司です。お正月早々から仕事で香港に行きっぱなしでした。今回はKUBRICKについて、お話させてください。1999年ごろ、日本は空前のキャラクタートイブームが到来しました。振り返ってみると、あの頃は本当に何でもオモチャになっていた時代だなと思います。星一徹がちゃぶ台をひっくり返して、飛雄馬がマトリックスのネオのようにのけぞってるジオラマとか20年位前に数ヶ月だけテレビでやってた特撮ヒーローの精密な立体物とか、本当に行き着く所まで行きそうな勢いがありました。(笑)その時、僕らが何を考えていたかというと、これから1年くらいで大半のキャラクターは消費され、作りたくても作れる物が枯渇してしまうのではないか?ライセンス取得が熾烈な状況になり、作りたいものが作れない状況に陥るかもしれないのではないか?また各社の造形技術も、この時期、ひとつのピークを迎えつつありました。それ...
ACT 3 MEET THE BE@RBRICK!!!!!(1)

ACT 3 MEET THE BE@RBRICK!!!!!(1)

ACT 3MEET THE BE@RBRICK!!!!!(1)~ベアブリックがやってくる!!!(1)小さくて不思議な容貌にもかかわらず、世界中から注目を浴びている自社オリジナルキャラ「BE@RBRICK」について語っていただく。世界売上2000万個の販売実績を持つキラーコンテンツに成長した「彼」はどのように誕生し、発展していったのか…?末尾のスクープ情報も見逃すべからず。「100年愛されるキャラクターを作れないものか」――BE@RBRICK誕生の経緯前回でお話した「KUBRICK」で色々やりたいことを模索していたんですが、商品化するまでにかなり時間がかかってしまいまして……。企画を考えても、その制作に時間がかかってしまう。そんなスピードに合わせられる企画を作れないかなぁと考えていました。それがひとつ。もうひとつは、2000年のお正月あたりだったでしょうか。新聞か何かでテディ・ベアが100周年という記事を見かけたんです。100年も世界中の人に認知され、愛されているキャラなんてすごいな...
ACT 3 MEET THE BE@RBRICK!!!!!(2)

ACT 3 MEET THE BE@RBRICK!!!!!(2)

ACT 3MEET THE BE@RBRICK!!!!!(2)~ベアブリックがやってくる!!!(2)小さくて不思議な容貌にもかかわらず、世界中から注目を浴びている自社オリジナルキャラ「BE@RBRICK」について生みの親、赤司竜彦さんに語っていただく。世界売上2000万個の販売実績を持つキラーコンテンツに成長した「彼」はどのように誕生し、発展していったのか?末尾の新作情報も要チェックです。お見逃しなく。「エヴァーグリーン」を目指して…――コンプリートして欲しくなかったんです。今回ご紹介している「BE@RBRICK」シリーズ、最初から考えていたことのひとつにお客様にコンプリートを目指して欲しくなかったんです。こういったキャラクターフィギュアであれば「すべてコンプリートする」意識が高い方が多いと思います。でもこのキャラクターに関しては、「して欲しくなかった」んです。理由は、そういうカタチにしてしまうとどんどん「パイプ」が狭くなっていってしまう気がしたからです。最初から集められないですよ...
『OriginalFake(1)』誕生秘話

『OriginalFake(1)』誕生秘話

ACT4 『OriginalFake』(1)突如、東京・南青山に出現したショップ「OriginalFake」。日本でも多くの人々にリスペクトされるニューヨークのアーティスト、KAWSによるプロジェクトなのだが、じつはメディコム・トイがその根元に存在しているのだ。本邦初の話題もこめつつ、メディコム・トイの赤司竜彦社長にそのプロジェクトの内容を語っていただきました。文=高橋猛志KAWSとの出会い、そしてアパレルへの志向OriginalFakeのオープンは、2006年5月でした。まずは、オープンにいたる経緯をお話しましょう。2000年前後から、ニューヨークに住むKAWSというアーティストといっしょに断続的にフィギュアをつくっていました。栄えある1000%BE@RBRICKの第一弾も、彼のデザインによるものだったんです。これが非常に良いセールスを記録しました。そのような経緯もあって、KAWS自身、メディコム・トイとの仕事に、強い魅力を感じてくれた様子でした。そんななかで、3年くらい前に東京...
『OriginalFake(2)』モノ作りにかける思い

『OriginalFake(2)』モノ作りにかける思い

ACT4 『OriginalFake』(2)突如、東京・南青山に出現したショップ「OriginalFake」。日本でも多くの人々にリスペクトされるニューヨーク在住アーティスト『KAWS』によるプロジェクトなのだが、実はメディコム・トイがその根元に存在してるのだ。第2回目の今回は、'07 A/W コレクションの【TAROT】シリーズ製品の紹介と共に、プロジェクトの全容を語っていただく。文=高橋猛志Photo by Jamandfix■アパレルディレクター・今野氏を迎えるオープンから1年くらい経った頃、今年の5月くらいのことですが、KAWSと僕らとの会話の中で、「ファッションに関してのディレクターを入れた方がいいかも」という話が持ち上がりました。KAWSの持つ志向性である、ストリートでもモードでもない、その中間のところで、彼のイメージをもっと具現化できる存在が必要だと。そこで思い至ったのが、ファッションブランド「NEXUSVII(R)」の今野智弘さんです。それとなく彼に打診をしてみたら...
『OriginalFake(3)』次なる高みへ

『OriginalFake(3)』次なる高みへ

ACT4 『OriginalFake』(3)突如、東京・南青山に出現したショップ「OriginalFake」。日本でも多くの人々にリスペクトされるニューヨーク在住アーティスト『KAWS』によるプロジェクトなのだが、実はメディコム・トイがその根元に存在してるのだ。第3回目の今回は、'07 A/W コレクションの【TAROT】シリーズ製品の主にアウターを中心とした商品の紹介と共に、プロジェクトの全容を語っていただく。文=高橋猛志Photo by Jamandfix■世界の一流ブランドとのコラボレーションブランドとしてのOriginalFakeは現在、リーバイスさんやコム デ ギャルソンさんをはじめ、世界中のいろんなブランドから注目され、コラボレーションしましょうというオファーをいただいています。非常にありがたい話です。きっとKAWSがそれだけ、多くの人々に愛されているからでしょう。そしてKAWSもすごく気を使ってくれて、彼が単独で、たとえばスケボーのデザインをしてくれというお話を受けた...
ACT 6|BE@RBRICK meets TOYO KITCHEN 前編

ACT 6|BE@RBRICK meets TOYO KITCHEN 前編

ACT 6|BE@RBRICK meets TOYO KITCHEN 前編メディコム・トイとトーヨーキッチンによる「非常に高級なTOY」づくり、スタート──メディコム・トイが世に生み出してきた立体物たちは、たんに「玩具」としてまとめられるものではない。アニメ、特撮といったいわゆるキャラクターモノだけに頼ることなく、本来の玩具メーカーが一般的に行う作業とはまったく異なるアプローチ方法や、さまざまな異分野とのコラボレーションにより誕生したフィギュアたちは、日本のみにとどまらず世界にまでその名を轟かせている。さて今回はいまやキッチンだけでなく、ライフスタイルの演出まで手がけてくれるインテリアブランド、トーヨーキッチン アンド リビング株式会社の代表取締役である渡辺孝雄氏にご足労いただき、そんなコラボレーション群に新たに組み込まれる企画対談が実現した。メディコム・トイ代表取締役 赤司竜彦さんとの掛け合いにより生まれる柔軟な商品の発想、新しいコラボレーションの内容を全2回にわたってお贈りする...
ACT 7|Welcome STAINLESS BE@RBRICK !!!

ACT 7|Welcome STAINLESS BE@RBRICK !!!

ACT 7|Welcome STAINLESS BE@RBRICK!前回お伝えした、衝撃的なステンレス製BE@RBRICKというコラボレーション企画。今回はついに完成に至ったその「ステンレスBE@RBRICK」を中央に据え、メディコム・トイ代表取締役 赤司竜彦氏とトーヨーキッチン アンド リビング代表取締役 渡辺孝雄氏に再度お集まりいただき、話を伺ってみた。この両社がもたらす展開は今後どこに向かい、どのように突き進んでいくのか?インテリア業界に一石を投じるこのプロダクトは、まだまだはじまったばかりだ──Text by OPENERSPhoto by Jamandfix最初に見た時は、魔法かと思いました──赤司 まず事前に写真を見せていただいたときは、「これは魔法か」と思いました。渡辺 そういっていただけると光栄です。赤司 つくり方のメソッドとしてはキッチンをつくる工程と似ているというか、同じなんでしょうか? ほかのキッチンなどを拝見して、頭では出来ると思っていたのですが……BE@R...
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