創立200周年を迎えたスコッチウイスキー『ザ・マッカラン』が、2DAYS限定でスペシャルラウンジを開催|FEATURE
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2024年3月14日

創立200周年を迎えたスコッチウイスキー『ザ・マッカラン』が、2DAYS限定でスペシャルラウンジを開催|FEATURE

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FEATURE|THE MACALLAN

表参道ヒルズに降臨した「ザ・マッカラン ダブルカスク」を存分に楽しめる期間限定バー

サントリーが日本で展開するスコッチウイスキー「ザ・マッカラン」のスペシャルイベントが3月9日、10日の2日間、表参道ヒルズ本館B3Fスペースオーに設えられました。限られた2日間ということで、記事公開が事後報告になってしまうことがなんとも申し訳ないのですが、ブランド創立200周年を記念したこの催しでは、「ザ・マッカラン ダブルカスク」の魅力が、改めてファンに向けて発信されました。本稿では、今回フィーチャーされた「ザ・マッカラン ダブルカスク」とはどのようなアイテムなのか、そして会場では何が行われたのかを振り返ります。

Text by TSUCHIDA Takashi

樽香を効かせた酒質設計で、もっとも芳しいのが「ザ・マッカラン」

ところで皆さん、ウイスキーは好きですか? ハイ、とっても大好きですっ! と、すかさず両手を挙げるワタクシ。普段はもっぱら日本酒やワインをガブガブいただく派ですが、飲んだあとの食後酒として、ウイスキーはとてもGOOD。ストレートで口唇を湿らせながら、いつまでも余韻を楽しむのが好きなのです。あるいは、今日はちょっと酔い過ぎたくないなぁ、でもゆったりとした時間は満喫したい……という時に、最初からウイスキーをちびちびといただく、なんてこともします。ウイスキーは、ワタクシにとってのチル・ドリンク。リラックスして自分だけの時間にフォーカスするのが、ワタクシのウイスキーとの付き合い方です。
ですからウイスキーのアロマが、非常に大切。アロマこそがリラックス気分を盛り上げてくれるからです。そうすると、ピート香を効かせたスモーキーさで攻めるか、オーク樽由来の上品な甘やかさで攻めるかの2択となるのですが、ワタクシはどちらも大好き。気分によって、異なるウイスキーを選んでいます。
もちろんピート香系は、アイラ島のブランドに任せるとして、後者の樽香を効かせたウイスキーについて、ワタクシのイチ押しは『ザ・マッカラン』。スコットランドハイランド地方、スペイサイドの蒸溜所では、同様の樽香を効かせたウイスキーが幾つかありますが、なかでも「ザ・マッカラン」がもっとも芳しい印象です。さすが“シングルモルトのロールスロイス”と、称賛されるだけのことがあります。
なぜって、この蒸溜所は、樽が与える影響(ワイン的に言うならブーケ)に徹底してこだわってきたから。オーク樽を自社で造ることはもちろん、品質の高いオーク材を確保するために、スペインに自社の森林保護区を抱えるほどなのです。
その自社樽で、まずはシェリー酒を貯蔵すること約1年半。酒精強化ワインであるシェリー酒の華やかな果実成分がしっかりと樽に移ったところで、いよいよスコットランドの蒸溜所に樽が運び込まれ、ザ・マッカランの原酒が注がれて、熟成開始となります。スタンダードなアイテムでも熟成期間12年、ひとつの樽を完成させるまでの行程が6年かかることから数えると、18年。こうした非常に長い年月をかけて、「ザ・マッカラン」のウイスキーはワタクシたちの手元にやってきます。

ヨーロピアンオーク樽とアメリカンオーク樽のダブル使いで、甘やかさと爽やかさをプラス

さて、そんなシェリー酒由来の華やかな香りが特徴の「ザ・マッカラン」ですが、2016年の発売以降、ファンを魅了し続けている銘柄が、「ザ・マッカラン ダブルカスク12年」。カスクとは樽のこと。ダブルとは、ヨーロッパ(スペイン)産のオーク樽とアメリカ産のオーク樽で貯蔵したものをバッティング(ブレンド)していることを示しています。
ザ・マッカラン ダブルカスク12年
それまでの「ザ・マッカラン」は、自社の森林で育ったヨーロッパ(スペイン)産のオークを主に使用してきましたが、「ザ・マッカラン ダブルカスク12年」ではアメリカ産のオークも使用するという挑戦的な試みに打って出ました。ヨーロピアンオークは、ダークチョコレートのようなフレーバー、スパイシーなフレーバーがウイスキーに付与される一方で、アメリカカンオークは、オーク材が元来含むバニリン成分により、バニラ、ココナッツ、キャラメルなどの甘やかなフレーバー、さらにはレモンのような柑橘のフレーバーが付与されます。
つまりダブルカスクとは、双方の美点を兼ね備えるというわけです。したがって、華やかで甘やかなアロマがパワーアップ。同時に、シャープな柑橘のニュアンスが入ることで、酒質の重心が持ち上がり、爽やかで軽やかな飲み口となっているのです。甘さと酸味、両極端の厚みを出しているわけですね。それは高音と重低音をイコライジングして、ドンシャリ感を効かせたBOSEの音に例えたら、伝わるでしょうか。ワタクシ、このダブルカスクの酒質設計が、いまの時代を表現しているようで、とても気に入っています。
革新性と創造性を併せ持つ「ザ・マッカラン」の理念を製品化したのが「ザ ・マッカラン ダブルカスク」なのだと理解しています。

そしてこの2日間、会場で何が行われたのか……

表参道ヒルズB3Fスペースオーに設えられたのは、マッカラン蒸溜所をオマージュするモチーフを随所に施したスペシャルラウンジ。スペイ川の流れを波模様で示し、格子模様は蒸溜所の天井、コッパー(銅)色は、蒸溜所のポットスチル(蒸溜釜)をイメージしたものです。
このようにエッジが効いたモダンな造形ですが、それは「ザ・マッカラン」の蒸溜所と同じ。2018年に新設した蒸溜所の建物は、自然と融合した革新的な設計となっています。ウイスキーの蒸溜所というと、古めかしい土壁の建物を連想しがちですが、「ザ・マッカラン」のそれは、想像を遥かに越えています。
ザ・マッカラン蒸留所全景
スペシャルラウンジのカウンターでは、4名のゲストバーテンダーが立ち、この日のための2種類の限定カクテルを作ってくれました。「THE COBBLER(コブラー)」は、ダブルカスク12年にリンゴの風味を加えた爽やかな味わい。COBBLERとは、革靴職人の意味であり、喉の乾きを潤す一杯として、軽やかな甘酸っぱさが引き立っています。一方の「FLOWERS」は、紅茶のフレーバーを加えた、さらにソフトタッチなカクテル。お酒が苦手な方でも抵抗感なく味わえそうです。
ゲストバーテンダーのMitsuさん。
ただし、ゲストバーテンダーのMitsuさんも話されていましたが、「ザ・マッカラン ダブルカスク12年」の華やかさ&爽やかさを存分に楽しむなら、シンプルにハイボールがお勧めだそう。樽香が炭酸の泡でブーストされ、芳醇さに包まれるからです。ちなみにワタクシのお勧めは、もちうろんストレート。同量のミネラルウォーターをあとから口に含み、口の中でトワイスアップすると、喉が熱くならずに飲み込めます。
ほかにも、日替わりでアーティストが登場して、生の音楽を届けたり、ウイスキーに合うペアリングフードが提供されたりと、ファンを楽しませてくれた2日間。何より、期間中に表参道ヒルズ内店鋪にて1店鋪1会計で3000円以上の買い物をした方々に、ストレート、オンザロック、ハイボールのいずれか1ドリンクが無料提供されたことも手伝い、大盛況のうちにイベントは終了しました。こんな素敵なイベントを企画してくれるなんて、スポンサーのサントリーに大感謝!! そして時を置かずして、ぜひまたカムバック開催されることを、1ファンとして願っております。
問い合わせ先

ザ・マッカラン
https://www.suntory.co.jp/whisky/macallan/