松浦俊夫|from TOKYO MOON 1月30日 ON AIR ふたつの展覧会と沖野修也話題のEP
Lounge
2015年5月11日

松浦俊夫|from TOKYO MOON 1月30日 ON AIR ふたつの展覧会と沖野修也話題のEP

松浦俊夫|from TOKYO MOON 1月30日 ON AIR

六本木で開催されるふたつの展覧会と沖野修也話題のEP

日曜の夜、上質な音楽とともにゆったりと流れる自分だけの時間は、大人たちの至福のとき。そんな豊かな時間をお届けするのは、DJ松浦俊夫によるラジオプログラム『TOKYO MOON』──。彼が世界中から選りすぐったすばらしい音楽や知的好奇心を刺激する大人のためのトピックスを、毎週日曜日Inter FM 76.1MHzにて19時からオンエア。ここでは、毎週オンエアされたばかりのプログラムをお届けします。今週はKyoto Jazz Massive 沖野修也氏待望のニューアルバム、その予告編というべき4曲入りEPから1曲、そして新生代ドラマー リチャード・スペイヴン日本未発売ミニアルバムからの1曲を中心にセレクト。トピックではふたつの注目展覧会をご紹介しました。

Text by MATSUURA Toshio

沖野修也、待望のニューアルバムは間もなくリリース!

Nu Yorican Soul

Jazzanova

JD73

今回はリリースされる前から国内外で話題となっていたKyoto Jazz Massiveの沖野修也氏の最新アルバムの予告編ともいうべき4曲入りEPから、昨年夏にこの番組でも紹介した「Still In Love」につづく疾走感溢れるファンキーなクラブジャズチューン「Love And Live」を、ご本人のメッセージとともにオンエア。また、Jose James(ホセ・ジェイムス)やRobert Mitchell(ロバート・ミッチェル)などのジャズミュージシャンから、4 Hero(4ヒーロー)、Flying Lotus(フライング・ロータス)といったクラブミュージックまで、多様な領域でセッションをつづけてきた、ロンドンをベースに活動する新生代ドラマー Richard Spaven(リチャード・スペイヴン)の日本未発売のミニアルバムから幻想的なムード漂う変則的なファンクビートを、そしてこの2曲にフィットするクラブクラシックスと呼ぶべき楽曲群を聴いてもらいました。

沖野修也 Still In Love EP

沖野修也 Still In Love EP

REVIEW|TRACK LIST
01. Nuyorican Soul / The Nervous Track - Horny Mix (Nervous)
02. Shuya Okino / Love And Live (Especial Records)
03. JD 73 / Swing Til It Hurts (Music at Monument)
04. Jazzanova / Konklave (JCR)
05. Richard Spaven / 4 Ice Is Nice (Jazz : Refreshed)

注目の展覧会をピックアップ!

トピックではまもなく六本木で同時期に開催されるふたつの展覧会をピックアップ。ひとつめは『21_21 DESIGN SIGHT』にて開催される「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」。オリベッティのタイプライターなどで知られる鮮やかな赤色のモダンなデザインが印象的なイタリアの建築家/インダストリアルデザイナー Ettore Sottsass(エットレ・ソットサス)氏と、彼が結成し、1980年代を席巻した革命的デザイン運動「メンフィス」に参加し、椅子そのものをスチールメッシュで作るという大胆な発想が注目された日本を代表するインテリアデザイナー/プロダクトデザイナーである倉俣史朗氏という、いまは亡きふたりの偉大なアーティストの仕事に焦点を当てた展示を観ることができます。

『秘密の分身』 ルネ・マグリット

『秘密の分身』 ルネ・マグリット
(1927年、油彩/カンヴァス、114×162cm)
©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2010
©Collection Centre Pompidou, Dist. RMN / Droits réservés

また、国立新美術館ではサルバドール・ダリ、ジョアン・ミロ、ルネ・マグリット、マルセル・デュシャンをはじめ、1920年代からはじまったとされる文学、絵画、写真など20世紀を代表する芸術運動で、いまも私たちの文化に大きな影響を与えている“シュルレアリスム(超現実主義)”について、多様なコレクションを所蔵するフランスの国立ポンピドゥセンターから厳選された作品群が貴重な資料とともに展示される「シュルレアリスム展」を紹介しました。寒さが厳しい日々がつづきますが、知的好奇心が刺激される新旧のクリエイションを観に出かけてみてはいかがでしょう。

倉俣史朗とエットレ・ソットサス展

倉俣史朗とエットレ・ソットサス展
夢見る人が、夢見たデザイン

会期|2月2日(水)~5月8日(日)
入場料|一般:1000円/大学生:800円/中高生:500円/小学生以下無料
会場|21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウン・ガーデン内
※毎週火曜日休館(5月3日は開館)
開館時間|11:00~20:00(入場は19:00まで)
21_21 DESIGN SIGHT
Tel. 03-3475-2121

シュルレアリスム展

『岩の窓のある宮殿』 イヴ・タンギー
(1942年、油彩/カンヴァス、
163×132cm)
©2010 Estate of Yves Tanguy /
ARS, New York / SPDA, Tokyo
©Collection Centre Pompidou,
Dist. RMN / Droits réservés

シュルレアリスム展
パリ、ポンピドゥセンター所蔵による

会期|2月9日(水)~5月9日(月)
チケット|当日一般:1500円/前売り一般:1300円
当日大学生:1200円/前売り大学生:1000円
当日高校生:800円/前売り高校生:600円
※中学生以下無料
※3月19日(土)、20日(日)、21日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証提示が必要)
会場|国立新美術館 企画展示室1E
東京都港区六本木7-22-2
※毎週火曜日休館(5月3日は開館)
開館時間|10:00~18:00
※金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)

国立新美術館
Tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)

松浦俊夫『TOKYO MOON』

毎週日曜日24:00~24:30 ON AIR
Inter FM 76.1MHz

『TOKYO MOON』へのメッセージはこちらまで
moon@interfm.jp

Inter FM 76.1MHz
www.interfm.co.jp

           
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