マクラーレン、P1を国内発表|McLaren

マクラーレン、P1を国内発表|McLaren

CAR NEWS

McLaren P1|マクラーレン P1

マクラーレン最新型

P1がジャパンプレミア

3月に開催されたジュネーブショー2013でワールドプレミアを果たし、フェラーリ「ラ フェラーリ」や、ランボルギーニ「ヴェネーノ」とともに、新世代のスーパーカーとして注目を集めた「P1」がいよいよ、日本での発表をむかえた。

Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)

マクラーレンのレーシングテクノロジーが凝縮された1台

MP4-12CMP4-12C スパイダーを世に送り出したマクラーレンから、375台限定で生産されるスペシャルマシン「P1」が、ついに日本に上陸した。

パワートレインは、最高出力625psを発揮するMP4-12Cと同型の3.8リッターV型8気筒エンジンながら、ターボチャージャーのブースト制御の見直し、それに電気モーターを組みあわせたハイブリッドシステムを採用することで、最高出力は916psまで高められている。

さらには、最大で600kgものダウンフォースを発生するアクティブエアロダイナミクスや、サーキットモードではスプリングレートが300パーセント増しになるあたらしいアクティブサスペンションを採用。コーナーリング時には横Gがレーシングカーにも匹敵する2Gに達するなど、P1は、F1テクノロジーを駆使した、高い性能をもっている。

ハイブリッドパワートレーンである「IPAS(Instant Power Assist System)」は、センターコンソールのブーストボタンをONにし、ハンドルに付いているIPASボタンを押すことで、一時的にモーターから260Nmの“エクストラトルク”を得ることができるシステム。これは、F1マシンにも採用される「KERS (Kinetic Energy Recovery System)」とおなじものだが、F1で使用されるKERSが最高出力82psなのにたいしてP1は179psと、倍以上の出力を発揮する。

また、リアウイングの角度を調整して空気抵抗を減らし、加速や最高速の向上に貢献する「DRS(Drag Reduction System)」や、コーナーリング中、ブレーキの力をリア内側に集中させて車体の向きをかえ、それ以外の車輪にいち早く駆動力を伝えてコーナー脱出を早める「ブレーキステア」など、F1マシンのために開発されたシステムをP1では採用している。

もはやレーシングカーなみのスペックをもってはいるが、しかしそのいっぽうで、サーキットでも街中でも、快適で速い。そんなクルマに仕立て上げられているという。

今回、そんなP1の日本での発表会にあわせて、イギリスの「マクラーレン・オートモーティブ」本社より、リサーチ・ディレクターのディック・グローバー氏と、大谷達也氏によるインタビューも掲載している、デザイン・ディレクターのフランク・ステファンソン氏が来日。P1の紹介と、今後の日本市場での展開などの説明をおこなった。

全世界限定375台のこのマクラーレンP1。日本では消費税込みで9,661万5,000円という価格が設定される。

spec

McLaren P1|マクラーレン P1
ボディサイズ|全長4,588 × 全幅1,946 × 全高1,188(レースモード時1,138) mm
ホイールベース|2,670 mm
トレッド 前/後|1,658 / 1,604 mm
重量|1,395 kg
エンジン|3,799cc V型8気筒 ツインターボ
最高出力| 737 ps / 7,500 rpm
最大トルク|720 Nm / 4,000 rpm
モーター出力|179 ps
モータートルク|260 Nm
システム最高出力|916 ps
システム最大トルク|900 Nm
トランスミッション|7段オートマチック(SSG)
駆動方式|MR
サスペンション|油圧プロアクティブサスペンション(RaceActive Chassis Control (RCC))
タイヤ 前/後|245/35ZR19 / 315/30ZR20
ブレーキ|カーボンセラミックディスク
最高速度|350 km/h(電子制御による)
0-100km/h加速|3 秒以下
0-200km/h加速|7 秒以下
0-300km/h加速|17 秒以下
CO2排出量|200 g/km以下
価格|9,661万5,000 円