INTERVIEW|映画『脳男』茶屋刑事役・江口洋介インタビュー

INTERVIEW|映画『脳男』茶屋刑事役・江口洋介インタビュー

LOUNGE INTERVIEW

INTERVIEW|“正義”の意味を改めて問うバイオレンスミステリー超大作『脳男』

茶屋刑事役・江口洋介インタビュー(1)

先天的に並外れた記憶力と知能、肉体を持ちながら、人間としての感情を一切持ち合わせない、美しき殺人者“脳男”――正義の意味を改めて問う『脳男』が2月9日(土)より公開となる。主演の脳男に生田斗真。脳男に出逢い、その謎に挑む精神科医に松雪泰子。そして、脳男と対峙する無骨な刑事・茶屋を演じているのが江口洋介だ。三者三様の衝撃的な結末を迎える、このバイオレンスミステリー超大作の魅力を、出演者の江口自らが語る。

Text by TASHIRO ItaruPhotographs (portrait) by JAMANDFIXStyling (portrait) by HASEGAWA AkioHair & Make (portrait) by YUHMI Katsuhiko

CGなし! 五感を刺激する映画ならではの迫力

照明の落ちた暗い劇場に轟く、身体を揺さぶる強烈な爆発音。真っ赤な炎でいっぱいになるスクリーン。ハートウォーミングな作品も多い昨今の日本映画界にあって、『脳男』は映画館で観てこそ、真価が体感できる数少ない作品のひとつだ。

「爆破シーンは本当にすごいです。全編すべて、CGじゃないですからね。爆薬を入れて、ビルを爆破させて。ここまでやるかって感じなんですけど。あの大音量ですからね、家のスピーカーだったら、飛んじゃいますよ(笑)」

観賞後に残るのは頭のなかが痺れるような感覚。劇中の世界観に、身体中が支配されてしまい、いつまでたっても現実に戻れない気さえする。

「たった数日間のストーリーで約2時間の作品なんだけど、ものすごく濃いものを観てしまった感覚に陥りますよね。淡々と時が積み重なっていくなかで、『あぁ、ここがエンディングか』というような予想を観客に少しもさせないような力強さ、重厚感が作品中ずっとつづいている。世界観が最初から最後まで途切れないんです。

映画『脳男』 03

© 2013 映画「脳男」製作委員会

映画『脳男』 04

© 2013 映画「脳男」製作委員会

息抜きのシーンがひとつもなくて途切れず、ズーッと、ジーッと物語が進んでいく。そういう意味でも、本当に見応えのある作品になったと自負しています。見終わって映画館から出ても、なんか頭がジンジンするとか、自分でも説明できない気持ちになるとか、視覚だけでなくて聴覚や感情など、人間のいろんなところを数時間で刺激するのが映画の特性。僕自身も、そういう映画をいっぱい観てきましたし、皆さんにもその気分を味わって欲しかった。今の日本の映画界のなかで突出した作品になればとおもいながら僕自身も演じ、実際にそういう作品になりました」