そこは東洋のトリノだった|Auto China 2018

北京モーターショー2018 コンセプトカー編

CAR FEATURES

Beijing International Automotive Exhibition 2018|北京モーターショー 2018

コンセプトカー編

そこは東洋のトリノだった

今年の4月25日から10日間にわたり開催された北京モーターショーでは、64台と数多くのコンセプトカーが発表された。近年欧州や北米で開かれるショーではその数が激減している事を鑑みれば、それだけでもエキサイティングなモーターショーであることがうかがえる。特に地元中国のメーカーは、多角的なアプローチで次々とコンセプトカーを発表しているのが特徴的だ。そんな、かつてのトリノ・ショーを彷彿とさせる会場の賑わいを、大矢アキオ氏がレポートする。

Photographs & Text by Akio Lorenzo OYA

ドイツ勢も世界初公開のコンセプトカーを出展

北京モーターショーが2018年4月25日から5月4日まで開催された。

同ショーは今年で15回目。展示面積22万平方メートルと、参加国/地域の数14は2年前の前回と同じである。

いっぽう出展者数は約1,600から約1,200に、出展車両数も1,179台から1,022台へと減少した。

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それでも恐るべきは、コンセプトカーの数である。こちらは前回の46台から64台に増えた。近年その数が激減しているヨーロッパや北米のショーと対照的だ。

ドイツ勢からは2つのプレミアムブランドが、世界初公開となるコンセプトカーを発表した。

BMWは「コンセプトiX3」を出展。BMWグループのコアブランドとしては、初のEVである。

量産型「X3」をベースにしながら、モーター、トランスミッション、そしてパワーエレクトロニクスを一体化させて搭載している。設計と生産におけるフレキシビリティを実現するこの方式を、BMWはほかのモデルにも応用させる考えだ。

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いっぽうメルセデス・ベンツ「ビジョン・メルセデス・マイバッハ・アルティメート・ラグジュアリー」は、究極のSUVの提案である。

モーター4基によるAWDで、最高出力は550kW(750hp)に達する。デザインはエクステリアを中国、インテリアをドイツのスタジオが担当した“独・中合作”だ。

SUVでありながら3ボックススタイルが採用されているのは、依然セダンに根強い支持がある現地市場を意識したものである。