人間パイロット vs ロボカー対戦の日は近い?|MOBILE WORLD CONGRESS 2018

人間パイロット vs ロボカー対戦の日は近い?|MOBILE WORLD CONGRESS 2018

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MOBILE WORLD CONGRESS 2018|モバイル ワールド コングレス 2018

人間パイロット vs ロボカー対戦の日は近い?

今年2月26日から3月1日まで、スペイン・バルセロナにて国際的エレクトロニクス ショー「モバイル ワールド コングレス(MWC)」が開催された。通信事業者の団体が主催することから、5G通信に関するインフラ機器が数多く紹介される一方で、スカイタクシーや完全自動運転車などのモビリティーの展示も目立った。モバイルITと自動車産業のコラボも進み、より先進技術をアピールする場としてMWCは存在感を増しているように思えた。

Photographs & Text by Akio Lorenzo OYA

「CASE」を模索するなかで

国際的エレクトロニクス ショー「モバイル ワールド コングレス(MWC)」が2018年2月26日から3月1日までスペイン・バルセロナで開催された。世界各地から2300を超える企業・団体が参加。来場者は10万人を超えた。

エレクトロニクス分野では、毎年1月に米国ラスベガスで開催される「CES」が有名である。こちらは以前の名称「コンシュマー エレクトロニクス ショー」から想像できるように家電・家庭用AV機器が中心だ。

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対してMWCは、移動体通信事業者の団体「GSMアソシエーション」が主催していることから、モバイル関連が主役である。今年は、国によってはいよいよ2019年からサービスが開始される5G通信に関するインフラ機器が数多く紹介された。

近年、両イベントをまたぐエキジビター(出展者)の目的は、ドローンの延長形といえるスカイタクシーの出展だ。今回のMWCでは、ファーウェイがスタートアップ企業とともにそのプロトタイプを展示。ちなみにスカイタクシーの実証実験を歓迎しているドバイの交通省は、「2023年までに運送の4分の1を無人操縦の空輸」に切り替えると宣言している。

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そして双方のイベントをまたぐ、もうひとつのセクターは「自動車」である。CASE(Connected コネクテッド、Autonomous 自動運転、Shared シェア、Electric 電動)化が急速に進む中、カーブランドおよび関連メーカーは、先進技術をアピールするステージとして、CESおよびMWCを選ぶようになった。従来のモーターショーの集客力が下降するなか、その代替としても格好の場であった。

いっぽうでモバイルIT関連の企業も、自動車産業とのコラボレーションを模索すべく、積極的なアプローチを試みるようになった。かくして今回のMWCも、多くの自動車関連テクノロジーが展開される結果となった。