パサート、パサート ヴァリアントにディーゼルエンジンを導入|Volkswagen

パサート、パサート ヴァリアントにディーゼルエンジンを導入|Volkswagen

Volkswagen Passat Variant TDI

CAR NEWS

Volkswagen Passat TDI|フォルクスワーゲン パサート TDI

Volkswagen Passat Variant TDI|フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント TDI

パサート、パサート ヴァリアントにディーゼルエンジンを導入

フォルクスワーゲン グループ ジャパン(以下VGJ)は、「パサート セダン」と「パサート ヴァリアント」にディーゼルエンジンを搭載したTDIを追加導入した。同社では20年ぶりのディーゼルモデルとなる。価格は422万9,000円から。

Text & Photographs by UCHIDA Shunichi

ついにディーゼルを導入

搭載されるのは2リッター ターボ ディーゼルのTDIエンジンで、「パサート」などに採用しているMQBプラットフォームに基づいて開発された新世代モジュラーディーゼル“MDB”である。最高出力190ps、最大トルク400Nmで、ディーゼル車のメリットである力強い加速に加え、優れたランニングコスト(燃料費・燃費)および低CO2排出量の双方を実現している。

また、ディーゼルエンジンの課題である排ガス中に含まれる粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)についても、排ガス後処理システムとして酸化触媒、SCR(選択触媒還元)、DPF(ディーゼル パティキュレート フィルター)などを採用することで、世界的にも厳しい日本のポスト新長期排ガス規制に適合。その結果、エコカー減税対象車となっている。

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燃料消費にも優れたディーゼル

ディーゼルエンジンのメリットは大きなトルクによる走行性能の高さが挙げられるが、一方で燃費の良さもある。一概にはいえないが、同出力エンジンと比較するとおよそ2割良いとされる。

その理由は、ガソリンエンジンが、燃料と空気の混合気にスパークプラグで点火させるのに対し、ディーゼルエンジンは圧縮行程で高温化した空気に燃料を直接噴射して着火させるため、その圧縮比はガソリンエンジンより高く、噴射する燃料はガソリンエンジンよりも少なく済むからだ。これがディーゼルエンジンの高い燃焼効率につながり、ガソリンエンジンよりも効率面で優れている理由になるのだ。

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また、パサートTDIに採用しているターボチャージャーには、可動式ガイドベーン(排ガスの流れを制御する可変機構)を採用しており、ターボチャージャーのタービン側に装着したガイドベーンをエンジン回転数に応じて制御することで、過給効率を上げ、効率の良い最適な過給圧を得られるようになっている。

具体的には、低回転の状態では開口面積を小さくすることで排気の流速を上げて過給効率を高め、高回転の状態では、開口面積を大きくすることで抵抗を減らし排気圧力を下げ損失を減らしている。これにより、市街地走行から高速での長距離走行まで、ディーゼル特有のメリットを生かした力強い走りによる高効率でゆとりある走りを実現でき、かつ、優れた燃費性能によるCO2の排出低減など多くの効果をもたらしているという。