新型メルセデス・ベンツ Eクラス クーペに試乗|Mercedes-Benz

新型メルセデス・ベンツ Eクラス クーペに試乗|Mercedes-Benz

CAR IMPRESSION

Mercedes-Benz E Class Coupe|メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ

新型メルセデス・ベンツ Eクラス クーペに試乗

2016年初頭にワールドプレミアを果たした第5世代となるメルセデス・ベンツ「E クラス」。その派生モデルたちも新世代へと交代が行われている。そのひとつである「E クラス クーペ」は、新型のセダンが日本に上陸したのとほぼ同じ、昨年秋に発表された。この新型Eクラス クーペにバルセロナで試乗する機会を得た自動車ジャーナリストの大谷達也氏は、プレゼンテーションの際に意外な一言が印象的だったという。

Text by OTANI Tatsuya

後席での寛ぎを勧められた

クーペに心惹かれる理由はいくつもある。

流れるようなルーフラインがエレガントで美しいこと。

プライベートで出かけるとき、ビジネススーツで出かけるような野暮ったさがなく、スタイリッシュなジャケットとパンツを組み合わせたときのようなオシャレ感と上品さを演出できること。

クルマを通じて自分の個性をより明確に主張できること――

Mercedes-Benz E Class Coupe|メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ
Mercedes-Benz E Class Coupe|メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ

とまあ、いろいろと考えられるけれど、メルセデスのスタッフがプレゼンテーションで語った言葉には「オヤ?」と思った。

「メルセデスEクラス・クーペは後席での快適性も重視しています。どうか、後席でゆっくり寛いでみてください」

通常、クーペボディはルーフラインが後ろにいくに従ってなだからに下降するため、後席のヘッドルームは限られていて、長時間を快適に過ごせる空間とは言いがたい。まして最新のEクラス クーペのように、軽快なスタイリングを生み出すためにグリーンハウス(ショルダーラインから上のサイドウィンドウで囲まれた部分)はリアエンドに向けて徐々に左右が絞られているので、横方向の余裕だって限られているはず。なのに、なぜメルセデスのスタッフは後席に座ることを勧めたのか? 軽い疑問を抱いたまま、私はバルセロナ空港を起点とする試乗に臨んだ。