世界的ダンサーの公演や日本初演など、見どころ満載の18日間

文化や歴史、教育、政治、経済など社会のなかで呼吸し、現代を表現しているといっても過言ではないコンテンポラリーダンス。2002年にスタートし、5回目を迎えるコンテンポラリーダンスのフェスティバルが今年も開かれる。

今年は、初参加のブラジルをはじめ、ベルギー、フランス、インドネシア、イスラエル、日本など10カ国から20以上のダンサーやカンパニーが参加。ダンスにまつわる多彩なプログラムで国内外から訪れる観客を魅了する。

今回は、世界的振付家のヤスミン・ゴデールが振付だけではなく、ダンサーとしても参加。6年ぶりに日本でのダンスを披露するほか、ほぼすべてのプログラムが日本初演を果たす。さらに、海外で活躍中の日本人ダンサーの帰国公演や、向井山朋子とニコル・ボイトラー、ジャン・カルマンによる『SHIROKURO』が世界初公演するなど、見どころ満載となっている。

また、屋外やスパイラルのエントランスでのダンスパフォーマンスをはじめ、「人はなぜ踊るのか？」と題したシンポジウム、来日したアーティストによるワークショップなど関連したイベントも数多く開催。

ヤスミン・ゴデール　©Tamar Lamm

青山一帯がコンテンポラリーダンスの街になる18日間。子どももおとなも、おもわずからだを動かしたくなるダンスの祭典を楽しみたい。

参加アーティスト／タイトル
・ナセラ・ベラザ（フランス/アルジェリア）『Le Temps scellé（刻印された時間）』『Le Trait（一筋の描線）-Solos』
・伊藤千枝/珍しいキノコ舞踊団（日本）『3mmくらいズレてる部屋』
・アルカディ・ザイディス（イスラエル）『Quiet』
・ヨンスン・チョ・ジャケ（スイス/韓国）『CHAMPIGNONS』
・アラン・プラテル/les ballets C de la B（ベルギー）『OUT OF CONTEXT - FORPINA』
・ヤスミン・ゴデール（イスラエル）『LOVE FIRE』
・【JAPAN FOCUS】平敷秀人（スイス/日本）、田畑真希／タバマ企画（日本）、21世紀ゲバゲバ舞踊団（日本）、川村美紀子（日本）
・【ASIA FOCUS】ジェコ・シオンポ（インドネシア）、チェ・チンハン（韓国）、近藤良平（日本）
・マルティン・ナッハバー（ドイツ）『Urheben Aufheben』創造と再創造の試み～ドーレ・ホイヤーの作品を題材に
・リア・ロドリゲス（ブラジル）『POROROCA（ポロロッカ）』
・向井山朋子+ニコル・ボイトラー+ジャン・カルマン（オランダ/ドイツ/フランス/日本）『SHIROKURO』

ダンストリエンナーレトーキョー2012
日程│9月27日（木）～10月14日（日）
会場│青山円形劇場、スパイラルホール、東京ドイツ文化センター、シアター・イメージフォーラム、国連大学、青山ブックセンター本店
www.datto.jp/