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2015年3月2日

彫刻家・矢崎良祐とイラストレーター・Sayori Wadaによる「ファインアート」｜Levi's® Made & Crafted™ ギャラリー

彫刻家・矢崎良祐さんの自宅に隣接するアトリエ兼倉庫にて、今回のコラボレーション作品『Urusuodok』を撮影した。窓から差し込むやわらかい光を受け、鮮やかに、静かに“鼓動する”音が聞こえてきそうな気がする
古い三段の木箱には、彫刻家であった祖父・矢崎虎夫さんから受け継ぎ、いまも大切に使っているノミや小刀が収められている。「法隆寺の再建にも、祖父はこの道具箱を持って駆けつけたようです」と矢崎さん
何十年と使い込まれ、大事に扱われていることが一目でわかる仕事道具。これほど美しいものもないだろう
まっさらな木肌が眩しい、製作途中の作品を眺める矢崎さん。「リーバイス<sup>&#174;</sup> メイド アンド クラフテッド™」（以下、LMC）の洗いざらしのシャツとも、シンクロしているように見える
顔料「藍群青（あいぐんじょう）」で着色される前の、生の木肌がもつ純粋さ、清らかさにも、ぐっと惹きつけられるものがある
光の当たり方、見る角度によって異なる表情を生み出すのも、矢崎さんの彫刻作品の特徴だ
さまざま染料を試してたどり着いた答え。それは、日本画で使われる天然顔料であり、ジーンズのインディゴに近似する「藍群青（あいぐんじょう）」だった
おなじヒノキの端材に着色し、色の定着の具合や変化を確認したという
日本家屋の縁側にも不思議とマッチする、インディゴブルーの『Urusuodok』と矢崎さん
太く、無骨で、温もりを感じる矢崎さんの手指。「坂本龍一さんの手にそっくりだ」と言うフォトグラファーの言葉に、照れ笑いを浮かべていた
観葉植物もすくすくと育つ、明るく暖かい自宅のリビングで
アトリエにて、ライブペインティングとインタビュー取材を終えたSayori Wadaさん
ショットグラスで水溶きされた、天然藍を絵の具として使用。濃淡や水分量を微妙に調整することで、奥行きを表現した
「デスクで描いたり、地べたで描いたり。フリースタイルが自分流です。今日は取材ということで、わかりやすくイーゼルを使いました（笑）」とワダさん
作品制作中はすぐ汚れてしまうので、Tシャツにジーンズという、動きやすくカジュアルな服が多いとか。「最近は作業着のようなツナギも愛用しています」
悩むことなく、休む間もなく描き進めていくワダさん。作品が出来上がっていく圧倒的なスピード感に驚かされる
筆は素早く、正確で、力強い。直線、曲線、図形などの単純なモチーフがほぼ一定のリズムで繰り返され、配置されていく。モチーフはすべてリーバイス<sup>&#174;</sup>のジーンズから抽出したものだという
制作の第一段階が終了。インディゴを落ち着かせ、寝かせて、変化するその色味や表情を確認してから、仕上げにかかる
多彩なアーティストが集うシェアオフィスが、ワダさんの普段の仕事場。「大きくない作品なら、だいたいこのデスクで描いています」
これまでの作品はもちろん、打ち合わせ中に描いたレタリングや落描きまでをファイリングしてあるという
相手の目をまっすぐ見て、ハキハキとインタビューに応じるワダさん。制作中の、無駄な動きのない、小気味よい立ち居振る舞いとおなじであった
インディゴにまみれたワダさんの手
インディゴの乾燥と定着を待ち、滲みや重ね塗りを経て、三次元的立体感を生み出した『THE TWO HORSES』
生き物のような色の変化を目の当たりにし、インディゴにすっかり魅了されたというワダさん
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彫刻家・矢崎良祐とイラストレーター・Sayori Wadaによる「ファインアート」｜Levi's® Made & Crafted™ ギャラリー

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