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NORWAY|ノルウェイ 次世代型レコーディングの可能性を見せるバンド NORWAY!
ソーシャルメディアの出現で、ミュージシャンの音楽のつくり方に変化が訪れている。ここにご紹介するNORWAYは、そんな次世代型のバンドだ。ゲームクリエイターの飯野賢治さんがYMOのカバーをYouTubeにアップしたところ、Twitterでそれを知った有名ミュージシャンたちがそれぞれのパートを受け持ち、オンライン上のデータのやりとりだけで、曲ができてしまったという。いつしかそれも6曲にまでなった。そこではじめて2011年7月22日、都内高級ホテルのスイートルームにメンバーが集い、カバー1曲を制作し、YouTubeにアップするまでのレコーディングを21時から12時間、ぶっつづけUstream放映を敢行。特別ゲストとして、坂本美雨さんも参加という豪華さだ。これからの音楽づくりの可能性を感じさせる一夜だった。 Text by OPENERS 音楽ビジネスにおけるあたらしい実験ソーシャルメディアを活用した音楽制作の先鞭として、カシオペアの向谷実さんの例がある。UstreamとTwitterを駆使して、公開レコーディングをしたプロジェクトは有名だ。いわゆる音楽制作の現場をUstreamで流し、Twitterのソーシャルストリームで試聴者からの意見をとり入れながら曲づくりをしたもの。そしてその音源は販売された。それは音楽ビジネスにおけるあたらしい実験でもあり、確かな手応えと可能性を残すものだった。
まったりとして楽しそうな音作りの現場そして21時。まったりと中継ははじまった。はじめにいたのは、飯野賢治さんと広報・マーケティング担当の上野美香さんだけ。飯野さんは早速、譜面づくりからはじめた。徐々にメンバーも集まり、ベーストラックから各パートの音入れなど、プロがどうやって音をつくっていくか、どんな会話しながら制作していくのかを見ることができた。お酒も入り、メンバーのテンションもどんどん高くなっていった。そこはUstreamなので、完全生中継で編集などされていない。普段見られない、素の顔やひととなりも見られるのがおもしろいところ。ちなみにいままでオンラインでのやりとりだったので、初顔合わせのメンバーも多かったが、じつにみなさん楽しそうだった。12時間の長丁場なので、すべてはお伝えできないが、最終的にすばらしいミックスの曲が完成した。ボーカル浅岡さんの見事な寝落ちぶりや、「めちゃ楽しい」と子どものように語りあうメンバーの姿が印象的だった。こういうまったり感や距離感の近さは、Ustreamならではだ。 翌朝終了の9時近くになりみんなででき上がった曲を聴き、そして8:38、飯野さんが『The Never Ending Story』をYouTubeにアップしクライマックスを迎えた! ミッション完遂! Ustreamのタイムラインには「8888888」や「お疲れさま〜」の文字が並んだ。この時点で視聴者は1100人オーバー。トータルでも3万人を超えた。もちろん一晩じゅう観たひともいるし、部分的に観た人、一度出てまた視聴した人もいる。デビューもCDも売っていないネット上のバンドだが、リアルなライブハウスの動員数でイメージしてもらえれば、これがいかにすごいことかわかるハズだ。 「つぎはなにをカバーしようか」のひとことに、タイムラインにいろいろな曲名が流れた。 そして9時、たのしい音楽づくりと視聴者とのステキなコミュニケーションの時が幕を閉じた。 終了した後、熱気冷めやらぬメンバーの方々に話を聞いた。 ネットを使いこなしながら積極的に“つぎのあたらしい方法”を実験するスマートなアーティスト NORWAY。自分たちが楽しむことが目的だが、その影響力は大きい。 GLAYのHISASHIさんいわく、NORWAYがやっているのは「次世代型レコーディングの可能性」の実験。今後はメジャーアーティスト自身もネットでの流通だけでなく、制作過程をオープンにして、ネット上にもっていくことが増えていくにちがいないだろう。NORWAYから音楽の未来を垣間見た気がした。 12時間Ustream参加メンバー 飯野賢治(リズム、シンセサイザー、プログラミング) 浅岡雄也(ボーカル) HISASHI(ギター) セキタヒロシ (ベース) Taccs No Name(シンセサイザー) みのやん(Mixエンジニア) スペシャルゲスト 坂本美雨(ボーカル) 上野美香(広報・マーケティング) The Never Ending Story - NORWAY feat. Miu Sakamoto / ( Limahl Cover ) http://www.youtube.com/watch?v=L1ZWbXJq7mI NORWAY 12時間Ustream ティザー / アートワーク https://plus.google.com/u/1/photos/113360825768657482963/albums/5627709669769521009 NORWAY Facebookページ|http://www.facebook.com/norwaymusic NORWAY公式ウェブサイト|http://norway-music.net/ NORWAY Discography、掲載記事など http://www.facebook.com/norwaymusic?sk=notes ■ 今までに発表した曲 1. 君に胸キュン http://www.youtube.com/watch?v=s-oipeOPcMs 2. Get Wild http://www.youtube.com/watch?v=vqUakTho0GM 3. グロリアス http://www.youtube.com/watch?v=09tVfsCHzKA 4. Born Slippy http://www.youtube.com/watch?v=ZPnfTQ95zvo 5. SAY YES http://www.youtube.com/watch?v=NJxn6GG5WP0 = アンコール = 6. めぐりあい http://www.youtube.com/watch?v=fgXKdqh5FKw eno blog|NORWAYのライブ。幸せな空気。平和な日常。 http://blog.neoteny.com/eno/archives/2011_07_norway_2.html 浅岡雄也|12時間ライブ 終わって思うこと http://www.twitlonger.com/show/bu2bpf ![]()
Gallery | NORWAY|次世代型レコーディングの可能性を見せるバンド!featuring Miu...
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「たまたまTwitterで知りあって組んだバンドですが、その“たまたま”に深い意味があると思っています。今日はじめて会うひとも多くて、緊張する部分も凄くありました。たとえば学校とかで放課後に残った奴らがいて、なんとなくバンドでもやるかみたいなノリです。それは適当でもあるし、でも意味がある。そんなこととおなじような感じがしました。正直、NORWAYでなにかを成し遂げようとか思っていません。3.11後、僕は長いあいだダメになってしまって、そこから救ってくれたのがNORWAYなんです。NORWAYをやるにあたり『ミックスどうしようか』とか、仲間とコミュニケーションしているのが楽しくて、それで僕は救われたんです。でも、3曲目を終えたころ、一度NORWAYを辞めようと思ったことがありました。そんなニュアンスのことをTwitterでつぶやいたのかも知れませんが、それを知って偶然なのかはわからないけれど、HISASHIから「つぎはBorn Slippyやりましょうよ」って連絡が来てなんか助けられた感じがします。
子供のころ、みんなでサッカーやるのとおなじで、僕らが一番楽しいワケです。その楽しさや楽しい雰囲気をみなさんに伝えたいなと思うのです。さっきも美雨ちゃんと「楽しかったねー」って話ました。楽しく生きていくのがなによりだと思っています。
ソーシャルを活用していますが、リアルとオンラインはもう混ざって来ている感覚です。ソーシャルには物理空間がないので、距離はより近いですね。会わないで音楽がレコーディングできてしまうのは、これはやはり凄いなと思います。ソーシャルじゃなくても、ひととひとが出会うのが大好きです。僕は世の中のアプリケーションは、みんなソーシャルになると思っています。フォトショップだろうがソーシャルになっていきます。それでどんどんどんどんひとが繋がっていければいい。ひとりでできることには限界がありますから、人と繋がっていけばいいと思います」。
使用機材等|Macbook Pro 17インチ、ミキサー、Roland A-500PRO
HISASHIさん
「これぞリアルタイムレコーディングですね。飯野さんが思い描いていたこの12時間というものに、自分がそえたと思います。飯野さんの頭の中を何となく理解していたというか、これがコンテンツのあたらしい未来であることをあらためて再確認しました。やはり、できたということがうれしかったです。NORWAYに参加しようと思ったのは、楽しみたいなーというのもありましたし、音楽がもっと自由だったらいいなと。それはソーシャルが有益に使えるような環境になっていることであり、昔からこういう環境になることを望んでいましたからすごくいいなと思います。その意味で参加することは、必然的だったと思います。僕のギターで、NORWAYの責任を担えたことはうれしかったです」
使用機材等|Z Talbo Jr. iPad 2 + IK Multimedia iRig
浅岡雄也さん
「初対面というよりも、懐かしい友達に会いに行く感じでした。すごくおもしろかったですし、とにかくワクワクしました。僕の寝オチはデフォルトなので気にしないでください(笑)」
使用機材|Macbook Pro/15/Core i7、BlueMic(http://www.bluemic.com/bluebird/)、edirol FA-101 Logic9、Teenage Engineering OP-1
セキタヒロシさん
「オンラインでやりとりしていましたから、はじめて会ったというよりも、毎日会っているような感覚でした。とりあえずベースを録音するつもりで持ち込んだ機材でしたが、いつの間にか全員の録音をすることになったのも楽しいハプニングでした」
使用機材等|Fender 5弦 ジャズベース、Aguilar Tone Hammer、MacBook Pro + MBox 2 mini + Pro Tools 9
Taccs No Nameさん
「もう、ホントに参加できて夢のようです。YouTubeにあげていた段階でうれしかったですが、こんな楽しいバンドはないですね。僕ひとりではなんにもできないですから。いやー、みんなとできて楽しかったです」
使用機材等|シンセサイザーソフトウェア10台分が入った自作PC(使用したのは2台分)。