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秋に北米ソロ、冬に大貫妙子さんとのツアーから韓国へ── 『UTAU』 アルバムレコーディング中!(1)
インタビュー・文=吉村栄一 写真=JAMANDFIX 生の演奏の比重を増やして微妙なゆらぎを出したい──8月は「schola」の集中再放送があるだけでなく、3年連続での出演となる音楽フェス“WORLD HAPPINESS”があります。去年もそういう傾向が強かったのだけれど、今年は生演奏部分がさらに増えると思います。細野さんにいたっては完全に生演奏だけでライブやりたいと言うぐらい。それを僕と幸宏が「まあまあ」ってなだめてるような(笑)。ちょっとはハードディスクも使いましょうよ、と。 ──テレビ版「schola」でのYMOの演奏も生の要素が強かったですね。やはりいまそういうモードに入っているんでしょうか? そうですね。そして細野さんは、とにかく演奏のテンポを揺らしたいらしい。ハードディスクから音が出ているとそっちに合わせなきゃいけない。テンポが揺れないじゃないですか。ただ、YMOの場合は完全に生でやっても、幸宏のドラムがうますぎてあまりテンポが揺れないんじゃないかなあ。幸宏はクリックがなくても正確なビートを叩いちゃうんです。でも、とにかく生の演奏の比重を増やして微妙なゆらぎを出したいというのは、僕もそう思います。 ──演奏する曲目の変化も楽しみです。 そう、曲目も、僕たちの過去の曲のあたらしいバージョンを増やしています。やはり毎年おなじ曲をやっていると、自分たちが飽きちゃうので、今回は大幅に曲を入れ替えました。昔のYMOの曲のあたらしいバージョンをいっぱいやってます。昔のYMOを知っているひとだったら“えっ!”って微笑んでしまうような曲をやる予定です。 日常を離れてレコーディングをできる場所はどこかな?──“WORLD HAPINESS”が終わるとすぐに大貫妙子さんとのアルバムのレコーディングですね。すぐに札幌に飛んでレコーディングがスタートします。僕はいまはそのための選曲をして、アレンジを決めて、キーを決めるという作業もしています。大貫さんは詞を書いていて、準備はちゃくちゃくと進んでいます。
──とてもしっとりとした美しい雰囲気でした。
そしてこのアルバムのレコーディングは、もともとはロンドンのAir Studioでおこなおうというプランもあったんですけど、大貫さんのスケジュールなどがあって国内でおこなうことになった。で、そうなったとき、でも、じゃあ、東京でレコーディングしようという気持ちにはなれなかったんですね。もともとロンドンでやろうというアルバムだったので、僕たちにとっては日常である東京で、日常の延長でレコーディングしたいという気になれなかった。東京だときっとあのいい雰囲気がつくれないんじゃないか、と。だから国内でありながら日常を離れてレコーディングをできる場所はどこかなと考えたとき、札幌というプランが浮かんだんです。札幌といっても、ちょっと郊外にあって日常から離れた空気でレコーディングできるスタジオだというし、そこに東京から自分のピアノをもっていって、じっくり録って雰囲気をつくりあげていきたい。 ──完成が楽しみです。アルバムのタイトルはもう決まりました? 『UTAU』です。ツアータイトルとおなじ。歌を歌うという、そのままのタイトルですね。 ![]()
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commmons
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