ORIENT オリエント

オリエントの前身である吉田時計店が、吉田庄五郎によって東京上野に開店したのは1901年。当初は時計の卸売を行っていたが、創業者の発案により、時計製造へと事業を拡大。1920年、巣鴨に東洋時計製作所を設立する。

第二次世界大戦後、一時的に時計製造は中止されたが、1950年に多摩計器という新会社で復活する。翌年には社名を現在のオリエント時計へとあらためた。

しかし、当時の国内市場では、すでにほかの国産ブランドが地位を確立していた。そこでオリエントは国外へと目を転じ、アメリカ、中国、イランといった海外市場への進出に乗り出す。国産の強みを活かし「高品質で低価格、斬新なデザイン」というオリジナリティを謳いながら、海外市場で次第に評価を得る。

おりしもミッドセンチュリーの時代、アメリカやヨーロッパでは、あらゆるプロダクトから前近代的な縛りが薄れはじめ、デザイン的自由が謳歌されていた。オリエントは1968年に、卵型のケースを採用した「オリエント・レーサー」、1970年にはグラデーションダイヤルの「ジャガー・フォーカス」などを発売し、既成概念にとらわれない時計デザインで、独自性を打ち出していく。丸型が全盛だった女性用腕時計に、角型デザインを発表するなど、レディース市場の開拓も積極的に行う。

そしてクォーツ全盛の時代を経て、再び機械式時計に注目が集まり出すと、1991年には、国産メーカーでいちはやくスケルトンダイヤルを採用した機械式時計「モンビジュ」を発表。以降、高級ラインの「ロイヤルオリエント」ほか、デザインウォッチの「レトロフューチャー」など、個性豊かな機械式時計を発表していく。

【創業年】1901年
【創業地】日本 東京市上野
【主なシリーズ名】ロイヤルオリエント、オリエント スター
【問い合わせ先】オリエント時計 03-3255-1484

公式サイト:http://orient-watch.com/