EAT|フレンチと日本酒のマリアージュを楽しむ「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」オープン
LOUNGE / EAT
2015年4月25日

EAT|フレンチと日本酒のマリアージュを楽しむ「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」オープン

EAT|フレンチと日本酒のマリアージュが楽しめる、気軽な割烹フレンチ

新宿・荒木町に「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」オープン

東京の四谷三丁目駅からほど近くにあり、独特な風情を残す荒木町に、「ラ・トゥール・ダルジャン」や「ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン」などの名店で腕を振るってきたドミニク・コルビ(Dominique Corby)氏による「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」が3月にオープン。“フランス料理を通じての日仏交流、日本のフランス料理文化の創造と啓蒙” を目指し、フレンチと日本酒の自由なスタイルが味わえる。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

新鮮なスタイルのフレンチを提供

ドミニク・コルビ氏は、パリと日本を横断的に活動してきた料理人。日本の伝統食材や和の調理法へもアプローチを試みるいっぽう、過去にはフランスのトップシェフを日本へ招聘し、本場のフランス料理を紹介する美食フェアを開催するなど、日仏のガストロノミー関係者、料理ファンを結ぶ活動にも力を注いでいる。

「バター、生クリーム、小麦粉を極力使わずに作る和フレンチ」。それが、ドミニク・コルビ氏があらたにフレンチ割烹をオープンするに際して、もっともこだわったアプローチだ。実際に食してみると、ソースやクレーム(クリーム)の軽さを舌で感じられる。

店内にはカウンター10席と、個室1室(6席)があり、オープンからは、8000円、1万円、1万5000円(税サ込み価格)のコース3種類をサービス。夜9時半からは、アラカルト(1500円~)で楽しめるので、遅めのディナーや、2軒目の店としても気軽に使えるのがうれしい。

ドミニク・コルビ|フレンチ割烹

ドミニク・コルビ|フレンチ割烹

カウンターで、産地と調理法を聞きながら食べる

コルビ氏は、1994年の来日以来、フランス料理の伝統を日本の食文化に融合させ、発信しつづけてきた。今回のフレンチ割烹では、彼の独自のエスプリを料理や酒はもちろん、器、空間にまで投影する。

20年以上の在日滞在のなかで培った各地生産者とのつながりから、地方の食材をふんだんに取り入れ、ワインとともに自ら選んだ日本酒も豊富に用意。フレンチと日本酒のあらたなマリアージュを提案している。

ドミニク・コルビ|フレンチ割烹

ドミニク・コルビ|フレンチ割烹

「『フレンチ割烹 ドミニク・コルビ』にはフロアのサービススタッフがいません。全員料理人で、料理をつくりながらサービスします。フレンチにはあまりないスタイルですが、ここを訪れるひとそれぞれのスタイルで楽しめる一軒として気軽にお越しください。日本酒は、滋賀県・瀬古酒造の特別純米『忍者』や、高知県の『桂月』など、自分が気に入った銘柄を50~60種類揃えています」とコルビ氏は語る。

日本の食材に造詣の深いコルビ氏らしい料理を、ワインや日本酒とともに楽しめる空間。荒木町というロケーションが醸す独特なムードとともに、満喫したいところだ。

ドミニク・コルビ|フレンチ割烹

「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」
東京都新宿区荒木町9番7号 ナオビル1階
Tel. 03-6457-8899
営業時間|18:00~2:00
18:00~21:30(コース3種・要予約)
21:30~2:00(アラカルト)
不定休
http://dominiquecorby.com

 

ドミニク・コルビ|Dominique Corby
1965年フランス・パリ生まれ。幼少時から料理の道を志し、15歳で料理の道に入り、「ル・タストヴァン」をはじめパリ市内の星付きレストランで修業を重ねる。1991年、パリ「ラ・トゥールダルジャン」の副料理長に就任。1994年に「ラ・トゥールダルジャン東京店(ホテルニューオータニ東京)」のエグゼクティブシェフとして来日。2002年よりホテルニューオータニ大阪内のレストラン「サクラ」総料理長を務め、2003年に銀座のフレンチレストラン「ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン」のガストロノミー・プロデューサーに就任。『ミシュランガイド東京』発刊以来4年連続1つ星を獲得。2008年にはフランス・センスにフレンチジャポネスタイルをミックスした高級ビストロ「Le Miyabi」をオープン。

           
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