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ART
2015年4月3日
ART|ズドゥラフコ・トイック個展『DANGEROUS WHISPER: um』
ART│日常に根付くビジュアル・ボキャブラリーを追求した抽象画
ズドゥラフコ・トイック個展『DANGEROUS WHISPER: um』
クロアチア出身でアメリカを拠点に活動するアーティスト、ズドゥラフコ・トイック(Zdravko Toic)による絵画展『DANGEROUS WHISPER: um』が10月25日(金)から12月1日(日)まで、文京区関口のヒロマート・ギャラリーで開催される。
Text by YANAKA Tomomi
2011年から手がけるプロジェクトの最新作を発表
ユーゴスラビア(現クロアチア)から青年期に渡米し、ワシントンDCのアメリカン大学などでアートを学んできたズドゥラフコ・トイック。海外での美術館への出展やアーティスティックな舞台セットの制作などを手がけ、2011年からは日常に根付いたビジュアル・ボキャブラリーを抽象芸術のなかで追求するプロジェクト『DANGEROUS WHISPER』に取り組んでいる。
2年ぶり、3度目となるヒロマートギャラリーでの個展では、この『DANGEROUS WHISPER』からの最新作を発表。医学書から着想を得たというシンプルかつ複雑な形が組み合わされたポエティックな抽象画が展示される。また、初日となる10月25日(金)18:00からはレセプションも開かれる。
日々変化する心や身体を覗き込んだようなコンテンポラリーなアート。トイックが表現する内なるささやきは、観る者の気まぐれな感情を楽しませ、そして引きつけてゆく。