アストンマーティン創立100周年をロンドンで祝う|Aston Martin

アストンマーティン創立100周年をロンドンで祝う|Aston Martin

CAR FEATURES

Aston Martin Centenary Celebration|
アストンマーティン創立100周年記念イベント

これが英国流のアニバーサリーイベント

アストンマーティン一色に染まったすばらしき祝典

今年7月、イギリス・ロンドンの中心地にある王立公園「ケンジントン・ガーデンズ」を舞台に、アストンマーティン創立100周年記念イベントが開催された。過去最大規模となったこの祝賀式典には、英国内外から合計550台もの車両が一堂に展示。5万人を超える来場者を集め、盛大な盛り上がりをみせた現地から、九島辰也氏がリポートをお届けする。

Text by KUSHIMA Tatsuya

想像以上の世界がそこにはあった

これが英国流のアニバーサリーイベントなのか──


アストンマーティン生誕100周年のセレモニーに参加して、私はそう実感せずにはいられなかった。これまでもランドローバー65周年、MINIの50周年云々と、さまざまな行事を見てきたが、今回のスケールはまるでちがう。まさに英国伝統のお祭り。想像以上の世界がそこにはあった。


7月の中旬におこなわれたそれは、「アストンマーティン ウィーク」として一週間のプログラムが用意されていた。ファクトリーやデザインスタジオのあるゲイドンでは見学ツアーが、英国全域では『007』縁の地を訪ねまわるイベントを開催。

Aston Martin Centenary Celebration|アストンマーティン創立100周年記念イベント
Aston Martin Centenary Celebration|アストンマーティン創立100周年記念イベント

またヨーロッパ全体を巻き込んだ“Road to LONDON”は、イタリアのミラノからロンドンまでを走るオーナーズカーツーリングイベントで、各車”Road to LONDON”のステッカーを貼って、都市間ラリーを楽しんだ。


そして週末。イベントのクライマックスを飾るのはカーショーだ。歴代モデルはもちろん、レーシングカーからボンドカー、さらにはコンセプトカーまで一挙に並び、史上最高の数のアストンが集結。主催となるアストンマーティン•ラゴンダ社を中心に、伝統あるアストンマーティン・オーナーズクラブと、このブランドの遺産を管理するアストンマーティン・ヘリテージ・トラストが手を組んでの大々的なイベントとなった。

しかも開催場所にはさらに驚かされた。なんとロンドンのど真ん中、ケンジントンガーデン。そう、ここはロイヤルガーデンのひとつ、つまり王立の公園なのだ。そんな由緒正しい場所を、いち自動車メーカーに貸し出すのだから恐れ入る。

王室の心が広いのか、それともアストンマーティンというブランドがそれほど王室に近いのかは定かではない。が、2011年におこなわれたウィリアム王子のロイヤルウエディングで、「DB6 MK2ヴォランテ」がパレードに使われたのは記憶にあたらしい。

Aston Martin Centenary Celebration|アストンマーティン創立100周年記念イベント

もちろんそんな公園だけに、ここは観光客をはじめ、ロンドン市民の憩いの場としても広く愛される。市内観光のついでに足を運ぶとわかるが、平日も週末も多くの人がジョギングやピクニックを楽しんでいる。


そこにクルマをドーンと並べるのだから、「これが英国流なのか!」と言いたくなる。家族でピクニックを楽しみながら、並べられたアストンを親しみある眼差しで見つめる光景がなんとも素敵で、かつうらやましく思えた。入場無料というのもいいはからいだ。