フォード フォーカス・スポーツ 長期レポート 第2回|Ford

フォード フォーカス・スポーツ 長期レポート 第2回|Ford

暮らしのなかでこそわかるクルマの魅力

Ford Focus Sport|フォード フォーカス・スポーツ

第2回 フォーカスでワインディングを走る

OPENERS編集部の長期レポート第5号車として導入した「フォード フォーカス」は、2012年の単一車名販売No.1の記録を持つベストセラーモデルである。過去、フォーカスといえばWRCでの活躍がすぐにイメージできるように、走りの良さがセールスポイントだったが、現行モデルの実力はどうか。久々の空き時間を利用して、ワインディングロードへとステアリングを向けたみた。

Text by SAKURAI KenichiPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko

Ford Focus|フォード・フォーカス

5号車
Ford Focus Sport
フォード フォーカス・スポーツ

導入時期 2013年8月
購入価格 293万円
総走行距離 11,062km
今回の燃費 12.5km/ℓ
総平均燃費 11.8km/ℓ

一路、富士の裾野を目指して

普段から都内や首都圏近郊の取材で、コンパクトなボディがもたらす運転のしやすさや快適性は十分に確認済みだ。目にとまったパーキングにスッとなんの迷いもなく入れられるボディサイズは、ストレスフリー。都心の渋滞さえ見越していけば、クルマでの移動は何の苦もない実用性と利便性をもたらしてくれる。日々の運転をこれほどまでに楽しいと思わせてくれたのは、何年ぶりだろうか。フォーカスは、短距離ではあるが、ほぼ毎日フル稼働状態である。


今日のスケジュールを確認すると、珍しく夕方の打ち合わせから続く夜のイベント取材のみだった。久々に空いた早朝~夕方までの時間を利用して、長距離を試してみることにした。早朝都内を出発し、世界遺産認定でも話題の富士の裾野を目指す。

Ford Focus|フォード・フォーカス
Ford Focus|フォード・フォーカス

特筆すべきはシートの出来の良さ

いつものように、広い室内に収まるシートに体を預ける。あいかわらずドライビングポジションがしっくりと決まる。何かのモデルの流用などではない、フォーカスのために開発されたシートは、ホールド感、クッション性、座り心地において、申し分のないフィーリングだ。

特に、直接肌に触れる部分をファブリックで、サイドサポート部分や座面と背もたれの両端をレザー仕様にしたコンビネーションデザインのシートは、滑りにくく体の包み込み感が絶妙だ。単なるデザインのためだけではなく、ドライバーが乗車した際に効果的に体をホールドする、機能を持ったデザインなのである。


これまで編集スタッフが代わる代わるフォーカスのステアリングを握っているが、誰一人としてシートポジションに不満を唱えたものはいない。“フォーカス=輸入車”という先入観から、左レバーをウィンカーレバーだと勘違いし、動きだしでワイパーを操作してしまうスタッフが何人かいたのはご愛敬である。

シフトレバーの表示や右側にあるウィンカーレバー、サイドブレーキの位置などは、きちんと右ハンドル仕様に設計されているので、日本車からの乗り換えでも違和感はない。初めて選ぶ輸入車として、これほどふさわしいモデルもないであろう。